今回は「diptyque(ディプティック)ゼラニウムオドラタ オードトワレ」について、どんな香りかご紹介したいと思います。
ゼラニウムオドラタは、ほのかな甘みに少しハーブを足したような芳香を持った花「ゼラニウム」をメインに据えた香水。
石けんのような清潔感と優しさを感じさせるフレグランスです。
この記事はこんな方にオススメ!
・ディプティック、ゼラニウムオドラタの香りについて詳しく知りたい
・ビジネス、デート、寝香水など、色々なシーンに幅広く使える香水が欲しい
・清潔感や石けん感のある、付けやすい香りを探している
Diptyque(ディプティック)ゼラニウムオドラタとは?
香水の基本情報
タイトル:Eau de Toilette GERANIUM ODORATA(オードトワレ ゼラニウムオドラタ)
ブランド:Diptyque(ディプティック)
香調:ハーバル、ライトフローラル
調香師:Fabrice Pellegrin(ファブリス・ペルグラン)
発表:2014年
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ディプティック ゼラニウム オドラタ オードトワレ 100ml DIPTYQUE GERANIUM ODORATA EDT [5127] |
トップノート:ベルガモット、カルダモン
ミドルノート:ゼラニウム、ピンクペッパー
ラストノート:トンカビーン、ベチバー、シダーウッド
持続性、強さ、香りのチャート
持続性:4時間程度
放香性:★★☆☆☆ 弱い
ゼラニウムオドラタって、どんな香り?
トップノート:シトラス&ハーバル(10分)
つけた瞬間ベルガモットの爽やかなシトラスが香る。
カルダモンの、レモンのような爽やかさとスっとした清涼感もある。
そして1分ほどで、ハーバルな香りも感じられるようになってきた。
ほんのり甘みもあって、フィグリーフのような香りだ。
ベルガモットなどのシトラスから始まる香水はたくさんあるけど、こちらはシトラスの背景に、このあと香り始める「グリーンで甘い匂い」があるのが見えていて、ハーバル&フローラルのフレグランスだということが、最初からわかるようになっている。
ミドルノート:ゼラニウムと少しのスパイス(1時間)
すぐに終わるトップノートの先で、ゼラニウムの軽いフローラルが香る。
石鹸のようなクリーンさを伴った透明感ある香りで、ハーブっぽさ、グリーンさも感じる。
ほのかなローズ系の甘さで、クドさは全くない。
ライトフローラルの香調だが、男性も使いやすそう。
引き続き、カルダモンのレモンのようなスパイスの香りもある。
これがピンクペッパーとともに添えられ、”単調でつまらない石鹸系フローラル”になってしまうのを防いでいるように思う。
ラストノート:優しいベチバー(3時間)
ラストは、”優しい甘さ”がメインとなってドライダウンに向かう。
トンカビーンのパウダリーな香りもある。
パウダリーといっても化粧品っぽくはならず、心地よいベビーパウダー系の香りとなっている。
ここまでは涼しげなひんやりした雰囲気だったが、ラストノートでは温もりが加わり、香りの温度感が変わる。
ただし優しい香り立ちや、ほのかな甘さといった点ではトップ、ミドルと変わりはない。
全体を通して軽やかで、ほの甘いハーブやお花の香りといった香水だった。
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ディプティック/ゼラニウムオドラタの解説と感想
ほの甘い、軽やかなフローラルの香り
2017年にディプティックから発売された「GERANIUM ODORATA(ゼラニウム オドラタ)」は、その名の通り「ゼラニウム」をメインに据えた香水です。
ほんのり甘くローズのような、石けんのような、そしてハーブのような香りのゼラニウム。
実はゼラニウムの香料は花からではなく、その葉から抽出されるそうな。
「ローズのような」と表現したけれど、ローズほど甘くもなくクセもないこの香りは、色々な人に広く愛されています。
ゼラニウムオドラタは、同じディプティックのフレグランスの中では「オーローズ オードトワレ」と系統が似ているかと思います。
オーローズEDTはもちろんローズをメインに据えた香水で、香りのイメージとしては「昼下がり、アフタヌーンティーを楽しむ庭」で、BGMにはサロン向けの明るいクラシックがかかっている感じ。
一方ゼラニウムオドラタは「早朝、もやがかかった庭」で、川のせせらぎや鳥の鳴き声が聞こえてくるイメージです。
夜明けの庭のような、リラックス感
さて、ゼラニウムオドラタを身にまとって。
シトラスやスパイスの爽やかな香り、そしてゼラニウム特有のハーバルで瑞々しいほの甘いフローラルが漂います。
スッとするような清涼感もあり、それは夜明けを思わせるような、ひんやりとした冷たさを含んでいます。
思い浮かべるのは、夜が明けたばかりのまだ薄暗い庭。
『肌寒さにガウンを羽織り、目覚めたばかりの花に水をやる。
今日の予定を頭でなぞりながら、ひんやりした庭を散策。
木々に取り付けた鳥小屋に、早起きな小鳥の羽ばたきが聞こえる。
やがて太陽がしっかり顔を出し、庭に陽が差し込んで…。
街のあちこちでポツポツと活気が出てきて、一日の始まりを告げるように温かみある香りが流れてくる。』
こんなイメージの香水だと思いました。
ゼラニウムオドラタは、ゼラニウムの軽やかなフローラルをしっかり味わえる香水です。
性別関係なく使いやすそうな香りで、春や秋の穏やかな季節によく似合います。
まとめ
今回は「ディプティック/ゼラニウムオドラタ オードトワレ」について、詳しい香りのレビューをお伝えしました。
ゼラニウムオドラタは、ほんわかと優しいフローラルの甘みに少しハーブを混ぜたような、清潔感ある香りです。
男性・女性ともに付けやすい香調で、色々なシーンにおいて幅広く使えそうですよ。
香り選びの参考になれば嬉しいです♪
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参考:Diptyque公式ホームページ「オードトワレ ゼラニウム オドラタ」https://www.diptyqueparis.com/ja_jp/p/geranium-odorata-eau-de-toilette-100ml.html