【ディプティック】オードリエルとは?青くほろ苦い蔦の香り

今回は「diptyque(ディプティック)オー ド リエル オードトワレ」について、どんな香りかご紹介したいと思います。

 

オードリエルは、夏の青い稲穂のような苦みを含む、強いグリーンな香りがします。

「蔦」をモチーフに作られた、シングルノートの香水です。

 

この記事はこんな方にオススメ!

・ディプティック、オードリエルの香りについて詳しく知りたい

・ハーブ系、グリーン系の香りが好き

・透明感があって、爽やかなフレグランスを探している

Diptyque(ディプティック)オードリエルとは?

香水の基本情報

タイトル:Eau de Toilette EAU DE LIERRE(オードトワレ オードリエル)

ブランド:Diptyque(ディプティック)

香調:ハーバル、ウォータリー

調香師:Fabrice Pellegrin(ファブリス・ペルグラン)

発表:2006年

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ノート:アイビー、シクラメン、ゼラニウム、ミント、ガルバナム、ローズウッド、ピンクペッパー、ムスク、アンバーグリス

持続性、強さ、香りのチャート

持続性:3.5時間程度

放香性:★★☆☆☆ 弱い

ディプティック オードリエル、香水イメージチャート

オードリエルって、どんな香り?

トップノート:稲穂のようなグリーンノート(20分)

付けたては、「草」の匂い。

草原とかではなく、草をちぎった時の断面の匂いがする。

「夏、穂を膨らませ始めたばかりの、青々とした稲の匂い」というのが、知っている香りの中では一番近いと思う。

秋冬の枯れ草でも春の若々しい草でもなく、夏の生き生きとした植物の香りから、この香水はスタートする。

ミドルノート:瓜系のウォータリーな香り(1.5時間)

20分程すると、少し香りに変化が起こる。

草をちぎった時のような青々しさと苦味が控えめになり、代わりにスイカや柿のような、瓜っぽい、ウォータリーな香りが前面にやってくる。

 

ミントの清々しさも感じる。

かなりハーバルな系統の香りで、好みが分かれそうだ。

最初から香っている”草”は、苦味は和らぎながらも、ウォータリーな香りのすぐ後ろでしっかり存在感がある。

ラストノート:ガルバナムとローズウッド(2時間)

青々しさも、瓜っぽいウォータリーさもだんだん和らいでくる。

最後の方はガルバナムのウッディーな部分と、ローズウッドの香りを強く感じる。

ムスクやアンバーの甘みは、ほんの少しだけ。

 

付けてからドライダウンまで、ずっとひんやりとした冷たさと、清らかな水のような透明感を感じる香りだった。

シングルノートのため香りの変化はほとんどないが、だんだん角がとれて、まろやかになっていく感じはあった。


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ディプティック/オードリエルの解説と感想

「永遠」を象徴する、生命力あふれる蔦の香水

「EAU DE LIERRE」のLIERRE(リエル)とは、フランス語で「蔦(ツタ)」のことです。

蔦は常に緑の葉をつけ、その生命力溢れる姿から「永遠」の象徴とされています。

また強く絡み合うことから古代ギリシャでは結婚のシーンにも用いられ、「誠実さ」や「愛着」を表すともされる植物です。

Diptyqueから2006年に発表された「オードリエル」は、そんな蔦の匂いを再現した香水。

 

さて、オードリエルを肌に一噴き。

まずは、その苦々しいまでの青い香りに驚き、目を見開いて戸惑うことになります。

それは、いわばその辺の草を引きちぎって鼻に突っ込んでいるみたいで、お世辞にも「良い香り!」とは思えないのです。

しかししばらくすると、どこか懐かしい、むし暑い夏の景色が浮かんできます。

ティーンエイジャーのような「若さ」と「ひたむきさ」を思わせる

私は田んぼと山に囲まれた土地で、高校生までを過ごしました。

最寄りの駅まで自転車で10分。ひたすら、両サイドを田んぼに挟まれた道を行きます。

高校の行き帰り、その道で空の写真を撮るのが好きでした。

 

まっすぐに伸びる道。

夏の高い空。

青々と実り始めたばかりの稲穂。

時折通り抜ける風には、その香りが含まれています。

 

それは若さや青臭さが混じり、思い描く満足な自分になれないことでギリギリと歯噛みするような、ティーン特有の焦燥感を表しているようでした。

オードリエルをつけると、そのころの自分にタイムスリップしたような気分になるのです。

決して「凄く良い匂い!」とうっとりさせてくれるわけではないのですが、若く、誠実で、まっすぐな印象を抱く香りだと思います。

 

では、青春真っただ中の若い方向けかというとそうでもなく、30代以降くらいに似合うのではないでしょうか。

シングルノートで一貫して草っぽい青さが感じられるので、個人的には、こちら単品よりはレイヤードに使うと良さそうだと思いました。

たとえばチューベローズの甘い花の香りや、リンゴの爽やかな果実感と合うと思います。

季節としては、やはり6~9月頃が似合いそうで、蒸し暑い日本の夏にもすっきりと纏えそうなフレグランスです。

まとめ

今回は「ディプティック/オードリエル オードトワレ」について、詳しい香りのレビューをお伝えしました。

オードリエルは植物をちぎった時のような、青々しさと苦みを感じる香り。

清らかな水のように透明感にあふれ、涼しげなフレグランスです。

ハーバルなシングルノート様の香調で、こちら単独より、他の香水と重ねると香りの幅が広がって面白いと思います。

香り選びの参考になれば嬉しいです♪

★「ハーバルな香り」が好きな方はこちらの記事もオススメです。

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参考:Diptyque公式ホームページ「オードトワレ オー ド リエル」https://www.diptyqueparis.com/ja_jp/p/eau-de-lierre-eau-de-toilette-v2.html

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