【香水を再利用】アイデア色々&ディフューザーの作り方、ノズルの外し方

お手元に使わなくなった香水はないでしょうか?香水って匂いと思い出が結びついてしまって、なかなか捨てられなかったりしますよね。

私も高校時代のトワレが捨てられず、手元にあります(笑)

 

今回は、そんな「使わないけど捨てられない、香水の再利用方法」についてお話しします。

記事後半には、香水でディフューザーを作った時の詳しい作り方を写真たっぷりでご紹介していますので、ぜひ見てくださいませ!

 

たゆた
濃度の調整の仕方、薄め方についても載ってます♪

この記事はこんな方におすすめ

・香水の再利用の仕方が知りたい

・香水の捨て方が知りたい

・香水でアロマディフューザーが作りたい

使わない香水を再利用する方法

香水の使用の目安は未開封で3年、開封後1年と言われています。

個人的には、開封後2~3年は香りが大きく変わる事はないと感じています。

でも、香りの持続時間は短くなってきますし、トップノートのあたりは多少変化してきます。

 

もう身に着けることがなくなってしまった香水は、以下のような使い方がおすすめですよ!

ルームフレグランスとして使う

まずは王道。

ルームフレグランスとして使う方法です。

シンプルに空間にシュッと1吹きしたり、ディフューザーにしたり。(ディフューザーの作りかたは下の方でご紹介しております。≫作り方にジャンプ!

 

消臭ゼリー(ビー玉みたいなゼリー状の物)に10~20プッシュくらい吹きかけて馴染ませれば、お好みの香りの消臭ビーズも作れます!

たゆた
作る時は無香タイプのビーズを使って下さいね!

香り付き便箋、ムエットにする

次におすすめしたいのは、紙類に付けて楽しむことです。

便箋に付けて特別な手紙にしたり、ムエットにして好きな場所に置くのも良し。

 

手紙に付ける時には、直接付けるのではなく、空間に一噴きして、そこを便箋で仰ぐように香りをまとわせてくださいね。

たゆた
直接つけると香りが強すぎるので、ほんわか香るくらいで丁度よいですよ!

 

ムエットとは試香紙(しこうし)のことです。私は冷蔵庫の横に1枚おいて、家事の合間にクンクンして癒されています。

「ムエット」について、詳しくはこちらでご紹介しています。

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タンスで衣類の香り付け、防虫効果

衣類に付けることで衣類の香り付けとして使ったり、また防虫効果を期待することもできます。

絶対に避けた方が良いのは、服に直接吹きかけることです。

 

なぜならば、シミになっちゃうから。

付けた時は大丈夫でも、しばらくたった時に変色してくることもあります。

たゆた
ムエットやサシェ(香り袋)にして、タンスに一緒に入れておくのがベター!

 

また防虫効果を期待して使うことについてですが、私はオススメしません。

なぜなら、逆に虫が寄ってくる香りもあるからです。

そして、素直に防虫剤を買った方が確実にガード力が高いので、あえてリスキーな香水に頼る必要もないかと…。

 

防虫効果があるものとしては、レモングラスやミントなどのハーブの香りやラベンダー、シダーの香りがあげられます。

防虫剤代わりにする場合は、これらの香りの香水を選んでみてくださいね♪

でも、大切な衣類を守るためには、香水の防虫効果は過信しすぎないことが大事かなと思います。

廃棄の方法(香水の捨て方)

トイレに流すのはダメ

やっぱり使い切れない…という場合はもったいないけど廃棄するしかないですよね。

捨てる時には中身と瓶を分けて、それぞれの自治体のルールに則ってくださいませ。

 

中身を取り出すときにはスプレー部分をはずす必要があります。

カシメタイプ(がっつりはめ込んであるやつ)のスプレー部分の外し方については下の方に乗せていますので、良かったら見てください。

≫カシメの外し方にジャンプ!

 

中身の廃棄についてですが、トイレに流すのはNGです。

香水は思った以上に匂いが強く残るので、流しても臭いが消えてくれません。

ゴミとしてきちんと処分するようにしましょう!

正しい中身の捨て方

中身の捨て方は、新聞紙等に含ませて、それをビニール袋に入れて口を縛り、さらにサランラップのような厚手のラップフィルムで1~2重に包めば匂いが漏れずオススメです。

 

ビニール袋はポリエチレン製なので、それだけだと臭いがダダ洩れになります。

サランラップやクレラップのような、厚手のちょっとお高めのラップは、「ポリ塩化ビニリデン」という素材で出来ており、匂いをほとんど通しません。

香水で簡単!ルームディフューザーの作り方

スクリュー型のボトルの場合

まずは簡単な、スプレー部分がスクリューになっている香水ボトルを使った作り方をご紹介します。

使用したのは、バーバリーのベビータッチ、オードトワレ、10年物です。思い出深く捨てられず…。

 

大学時代の頑張った思い出とか、超がんばった思い出とか、もうイヤ!と思った思い出とか(笑)。

そんな香水をディフューザーとして使い切りたいと思い、作成しました。

準備物

  • 不要な香水
  • リード(なければ竹串)
  • 手指用エタノール

 

リードは100円ショップのダイソーに売っていました。(色違いで白もありますよ!)

ダイソー(100均)、リード スティック

なければ、竹串のとがっている部分をハサミでカットして代用可能です。

手順

①香水ボトルの印字が微妙にはげていたので、手指消毒で拭いたり、爪で擦って綺麗にします。

香水の文字をはがす

 

②普通の瓶ように、スクリューでスプレー部分が付いているので、取り外し、口部分を綺麗にします。

香水ボトル(スクリュータイプ)

 

③エタノールをトワレと同量入れます。

香水ディフューザー(トワレ、濃度調整)

トワレのみだと香りが強いので、エタノールで薄める感じです。

広いお部屋だと希釈しなくて大丈夫かもしれません。

私は玄関に置きたかったので薄めましたが、トワレ:エタノール=1:1だと濃すぎると感じました。

 

あと、表面からの蒸発を防ぐためにとベビーオイルを入れてみましたが、沈みました。…チーン。

エタノールの方が、オイルより比重が小さい(軽い)のか…。

香水の主成分はエタノール、そこにエタノールを追加しているので、そりゃオイルも沈むわ!

と、いうわけでベビーオイルは蒸発防止に対しては無力です。

 

④リードをさしこんで出来上がり。

香水ディフューザー(スクリュー ボトル)

リードが勝手に吸い上げて、香りを放ってくれます。香りを強めたい場合はリードの本数を増やしてくださいね♪

こちら100mlボトルなので30mlくらい入っていると思うのですが、5日で無くなってしまいました。

 

香りも強すぎたので、もっと薄めた方が良かったな…と反省。

香りは、香水として活躍していたときと変わらず、とっても良かったです。

カシメタイプ(はめ込み型)のボトルの場合

つぎに、がっつりスプレー部分が金属で固定されているカシメタイプのボトルを使った作り方をご紹介しますね。

たゆた
この金属の接合部分を「カシメ(加締め)」といいます。

 

香水の多くはこのタイプです。

異物が入らないように、偽物が出回らないように(中身の入れ替えですね…)という役割、また、スプレー部分が壊れにくいというメリットもあり、香水のボトルにはこちらのカシメが多く使われています。

 

今回は、ダビドフのクールウォーターを使って作ってみたいと思います。

こちらは高校生の時なので、20年物…。

準備物

  • 不要な香水
  • リード(なければ竹串)
  • 手指用エタノール
  • ニッパー
  • ラジオペンチ(あれば)

 

香水ボトルが小さいので、リードも小さいものにしてみました。こちらはダイソーのディフューザー、税別100円なり~。

ダイソーのディフューザー

でも侮ることなかれ。

なかなか良い匂い(アールグレイの香り)で、たくさんストックがあり、リードが余っていたので4本拝借してきました。

手順

①スプレーの押す部分を取り、ニッパーで画像のように切り開いていきます。

香水スプレー(ニッパーで切る)

スプレーの頭部分は手で引っ張ると簡単に取れます。ニッパーで開いていく時はてこの原理のように、上の画像の状態で下向きに力を入れると簡単です。

 

香水スプレー(カシメの取り方)

↑こんな感じでグングン開いていくと、ハカマ部分がパカっと外れて↓こうなります。

香水スプレー部分(カシメ)

 

②さらに金属部分をニッパーで切り開き、スプレー部分を外す。

香水ノズルの外し方

スプレー部分を外すときは手をケガしないように、ラジオペンチなどで掴むと良いです。ない場合は布を当てて手をガードしたうえで、引っ張ると簡単に外せますよ!

 

③エタノールをトワレ残量の3倍分入れる。

香水ディフューザー、濃度の調整

前回の反省を活かし、香水:エタノール=1:3にしてみました。玄関程度の広さに置く場合は、このくらいの濃さで丁度よかったです。

 

④リードをさしこんで出来上がり。

香水ディフューザーの作り方

20年物なのでさすがに香りが心配でしたが、こちらも良い匂いは顕在でした。

玄関を通るたびに、青春の匂いがする(笑)。

 

作成してから3週間たちますが、まだ1/3程残っています。

30mlボトルなので、20mlくらい入っているかなと思うのですが、最初に作ったものよりかなり日持ちが良い!リードが小さいのもあるかと思いますが、希釈の割合も良かったのかなと思います。

まとめ

香水は使い切れずに残ってしまうこともあるかと思います。

そんな時には、ルームフレグランスにしたり、紙に付けて楽しむのも良いですよね♪

 

また、簡単にディフューザーに作り替えることも可能です。

希釈濃度は、玄関のような狭い空間ではトワレ:手指消毒エタノール=1:3くらいがオススメです。

パルファムやオードパルファムなど、匂いの濃い香水はもっと薄めて、逆にコロンは1:1~2くらいが良いかと思います。

 

思い出が詰まった香水を捨てられない!という方は、ぜひ試してみてくださいね♪

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