【ディプティック】オードミンテの香水レビュー|かっちりフゼア

今回は「diptyque(ディプティック)オードミンテ オードパルファン」について、私の肌で実際に使った感想・香り心地を詳しくレビューしたいと思います。

 

オードミンテは、カッチリした”出来る男”系の香りから、高級シャンプーのような香りまで楽しめる香水です。

ラベンダーの代わりに「ミンテ(ミント)」を用いた、面白いフゼアの香りですよ!

 

当ページでは、オードミンテの「基本的な情報」「香りの変化」「詳しい感想」などを掲載しています。

この記事はこんな方にオススメ!

・ディプティック、オードミンテの香りについて詳しく知りたい

・カッチリした”出来る男”系の香水を探している

・他とは違う、面白いフゼア系の香水が欲しい

Diptyque(ディプティック)オードミンテとは?

香水の基本情報

タイトル:Eau de Parfum Eau de Minthe(オードパルファン オー ドミンテ)

ブランド:Diptyque(ディプティック)

香調:フゼア

調香師:ファブリス・ペルグラン

発表:2019年

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ディプティック DIPTYQUE オードミンテ EDP 75ml [417640]

トップノート:ミント、ナツメグ、ローズオキシド

ミドルノート:ゼラニウム、ローズ

ラストノート:パチョリ

持続性、強さ、どんな香り?(チャート)

持続性:5時間程度

放香性:★★★☆☆ やや強い

ディプティック オードミンテ、香水イメージチャート

オードミンテのトップ・ミドル・ラストの変化

トップノート:カッチリ!(30分)

付けてすぐは、ミントとナツメグのすっきりした香りが広がる。

そこから1、2分でナツメグは遠のき、代わりにローズオキシドと思われる、ほのかな植物の甘みが出てくる。

すごくカッチリした香りで、イメージとしては「オールバックの男性がスーツでビシッと決めている」感じになっている。

 

ローズオキシドの花っぽい甘みはあるものの、グリーンさや可愛らしさはない。

ポマードのような強いフゼア調の香りから、この香水はスタートする。

ミドルノート:ハーバルなお花(1.5時間)

だんだんローズ系のお花の香りが出てくる。

でもひたすらに瑞々しい香りで、強いフローラルではない。

ローズよりは、ゼラニウムの方がしっかり嗅ぎ取れるようだった。

 

ハーバルで透明感がある、少し石鹸のような清潔感も漂っているが、はっきり「石けんの匂いです!」と主張がある感じではない。

あくまでも仄かに漂う程度だ。

トップではかなりメンズ寄りな香りだと思ったけど、ミドルではレディース向けの要素が出てくる。

でもやはり、どちらかというと男性の方が付けやすそうな香りだと思う。

ラストノート:土や苔(3時間)

パチョリの土っぽさが感じられるようになると、ラストノートに入る。

でも、パチョリはあまり強くはなく、湿り気を香りに纏わせる程度に留まっている。

ココアやナッツ、カビのような系統のパチョリの匂いは少なく、主に苔っぽい感じで香る。

 

深く香りを吸い込むと「ハーブの香りの高級シャンプー」といった匂いだ。

トップノート以降、「カッチリしていてONの匂いだな。」と思っていたけど、ここに来てすごく癒し系の香りになった。

全体を通して時間経過による香りの変化は少なく、フゼア調の香りが続いた。


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ディプティック/オードミンテの感想と口コミ

ラベンダーの代わりに「ミンテ」を使ったフゼア

2019年にディプティックから発売された「オードミンテ」は、ラベンダーの代わりにミントを用いた、珍しいフゼアの香水です。

通常、フゼア系の香水といえば「ベルガモット系シトラスからラベンダーへ移り、そこにクマリンの桜餅のようでパウダリックな甘みが加わって、ベースノートのパチョリがしっかり全体を包む」ような香りです。

「ラベンダー、クマリン、パチョリ」の3要素がフゼアの基本とも言われていますが、オードミンテはこの「ラベンダー」の役割をミントで代えてみせたのです。

フゼアって何?こちらの記事もどうぞ。

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実はミントの中にはローズオキシドという成分が含まれています。

それは、植物特有の優しい甘みと、どこかローズのような香りを持つ物質。

このローズオキシドは、自然界ではバラ、杏子、そしてペパーミント等の植物に存在しているそうです。

オードミンテでは、ローズオキシドとミントの仄かなフローラルやハーバルな香りによって、見事にフゼアの香りを作り出したのです。

女性には使いづらい側面も

さて、オードミンテをひと吹き。

とたんにトップのポマードのようなカチッとした匂いが広がります。

個人的にフゼアの香水は、それがフゼアと知らずにつけると「わー!何これ!」とビックリするのですが、こちらもそんな強烈な印象を残す香りになっています。

事前に心の準備が必要。

 

イメージとしては、「クラシックなバンカーストライプのスリーピーススーツに身を包み、髪をきっちりオールバックにしているイケメン」を思い浮かべる香りです。

あるいは、「黒髪と髭。クシャっと笑う笑顔が素敵な、おしゃれショップの店員さん」と言った香りでもあります。

いずれにしても、つけた瞬間から「なんてイケメンな匂いなんでしょう。」と目をキラキラさせてしまいました。

 

フゼアらしくカチッとしていてクラシカルな香りなので、学生の方が付けていると少し違和感があるかもしれません。

またビジネスライクな香りなので、デート向けでもないと思います。

 

ディプティックは、オードミンテをジェンダーレスな香水だと位置づけているようなのですが、私にはやはり男性向きの香りに思えました。

個人的には、女性が使いやすいフゼアとまでは言えないと感じています。

ミントを使っているという点は珍しく、面白いので、フゼア好きさんにはハマるかもしれません。

まとめ

今回は「ディプティック/オードミンテ オードパルファン」について、詳しい香りのレビューをお伝えしました。

オードミンテは、ラベンダーの代わりにミントやローズオキシドを用いた、ちょっぴり風変りなフゼアの香水。

カッチリした”ON”の匂いから、リラックス感のあるハーバル系シャンプーのように変化していきますよ。

香り選びの参考になれば嬉しいです♪

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参考:Diptyque公式ホームページ「オードパルファン オー ド ミンテ」https://www.diptyqueparis.com/ja_jp/p/eau-de-minthe-eau-de-parfum.html

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