【ディプティック】オーデサンスの香水レビュー|惑わすシトラス

今回は「diptyque(ディプティック)オー デ サンス オードトワレ」について、私の肌で実際に使った感想・香り心地を詳しくレビューしたいと思います。

 

オーデサンスは、ビターオレンジの花、果実、葉、枝など全ての部位のノートで構成され、ずっとシトラスなのに単調にならない、爽やかな香りの香水です。

 

当ページでは、オーデサンスの「基本的な情報」「香りの変化」「詳しい感想」などを掲載しています。

この記事はこんな方にオススメ!

・ディプティック、オーデサンスの香りについて詳しく知りたい

・オレンジの香りが好きだ!

・シトラス系だけど、香り持ちの良い香水を探している

Diptyque(ディプティック)オーデサンスとは?

香水の基本情報

タイトル:Eau de Toilette EAU DE SENS(オードドトワレ オーデサンス)

ブランド:Diptyque(ディプティック)

香調:シトラス、ウッディー

調香師:オリヴィエ・ペシュー

発表:2016年

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ディプティック オーデサンス オードトワレ 50ml DIPTYQUE EAU DES SENS EDT [1228]

トップノート:ビターオレンジ、オレンジブロッサム

ミドルノート:ジュニパーベリー

ラストノート:アンジェリカルート、プチグレン、パチュリ

持続性、強さ、どんな香り?(チャート)

持続性:4時間程度

放香性:★★☆☆☆ 弱い

ディプティック オーデサンス、香水イメージチャート

オーデサンスのトップ・ミドル・ラストの変化

トップノート:粉っぽいシトラス(20分)

付けたては、いわゆる”バスクリン”の香りに近いと思う。パンチのきいた粉っぽいシトラスだ。

この香りは2、3分ですぐに落ち着いて、肌馴染みの良い香りに変化してくる。

いわば、バスクリンを直接嗅いでいる状態から、バスクリンのお風呂に入っているような変化に感じる。

ビターオレンジの果皮の苦みはほんのりと、そしてオレンジブロッサムの蜜柑のような花の甘みはしっかりと感じることができる。

ミドルノート:水しぶきのような爽やかさ(1時間)

ミドルへの香りの移行はおだやかだった。

トップノートの香りがさらに和らいで、ジュニパーベリーのツンとした香りが出てくるような変化を見せる。

このあたりの香りは非常にハーバルで、人によって好みが分かれそうだと思う。

 

ただ、オレンジブロッサムの甘さや可憐なお花の香りは残っているので、ツンツン・トゲトゲではなく、甘みもあるけどスッキリとしているイメージだ。

水しぶきのような爽やかな香りだと思った。

ラストノート:ウッディ+湿った土(2.5時間)

プチグレンの葉や枝のウッディな要素が出てくるとラストノートに入る。

ミドルからラストへの香りの移行も穏やかだった。

 

ウッディ×シトラスで男性用の整髪料っぽく傾いてしまうものが多い中、こちらはそうはならなかった。

プチグレンがそこまで強くなく、オレンジブロッサムの甘みもしっかり残っているからだろうか。

ウッディさと共に土っぽさ、湿っぽさも感じられる。

 

全体を通して、ややメンズよりの香りで、時間経過による変化は穏やかだった。

TPO問わず、色々なシーンで付けやすい香水だと思う。


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ディプティック/オーデサンスの感想と口コミ

”五感を惑わす”香水

「オーデサンス」は、diptyque創業の1960年代に誕生した”オプティカル・アート”にインスピレーションを受け、生み出された香りです。

オプティカル・アート(オプ・アート)とは、錯視や視覚の原理を利用したアート様式のことで、”だまし絵”に近い要素を含んでいます。

 

オーデサンスを嗅ぐとオプティカル・アートのように”五感を惑わすのだそう。

「肌を優しく撫でられるように」「美食の喜びを思わせ」「清らかな滝の音のようにフレッシュな気持ちにさせてくれる」(出典:diptyque公式ホームページ「オーデサンス」)のが、オーデサンスの香りだというのです。

 

さて、オーデサンスを身にまとってみます。五感を惑わしてくれる香りにワクワクしながら。

…なんということでしょう。全然シトラスの匂いしかしないじゃないか!?

 

でも、すぐに肌に馴染み、体を包み込むような優しいオレンジに変化してきます。

ミドルでは透明感や水しぶきのような爽快感も感じます。そしてオレンジの葉や枝の、樹木そのものの香りも。

「ビターオレンジの木」がメインの香水ですが、その見せ方が多面的で、香りによって思い浮かぶシーンが2転、3転するのです。

ずっとシトラスなのに、単調にならない魅力

野原を、オレンジを持ってハイキングするシーン(トップノート)から始まり、川沿いを山へと登っていくようなミドルノートへと続きます。

どんどん森の中に入っていき、土っぽさや木の香りに包まれていく…。そんなイメージの移ろぎ方です。

一貫してシトラスですが、単調ではありません

このあたりの複雑さが”五感を惑わす香り”なのかもしれませんね。

 

オーデサンスは、太陽の明るさや山の中を流れる川の水しぶき、そして森の中に分け入った時の湿っぽさまで、さまざまなイメージが湧きたつ香水です。

ただ単に、スッキリするだけのシトラスではない魅力が、オーデサンスにはあるのだと思います。

そのお陰で、気分を切り替えて自分にスイッチを入れたいときにも、体をソファーに投げ出してリラックスしたいときにも使える多面性を持っているのはないでしょうか。

まとめ

今回は「ディプティック オーデサンス オードトワレ」について、詳しい香りのレビューをお伝えしました。

オーデサンスは、ビターオレンジの木の全てを使って作られた香りです。

一貫してシトラスの香調で、トップ、ミドル、ラストの香りの変化が大きいわけではないのに、単調にはならない複雑さを持っています。

オンの時にも、オフの時にも似合うし、TPO問わず付けられそうな、使い勝手の良さも魅力です。

香り選びの参考になれば嬉しいです♪

★「シトラスの香り」が好きな方はこちらの記事もオススメです。

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参考:Diptyque公式ホームページ「オードトワレ オーデサンス」https://www.diptyqueparis.com/ja_jp/p/eau-des-sens-eau-de-toilette-100ml.html

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