今回は「diptyque(ディプティック)サンジェルマン34 オードトワレ」について、どんな香りかご紹介したいと思います。
サンジェルマン34は、スパイスや木の温もりある香りです。
ディプティック1号店の店内の匂いをそのまま閉じ込めた、ユニークなコンセプトのフレグランスです。
この記事はこんな方にオススメ!
・ディプティック、サンジェルマン34の香りについて詳しく知りたい
・ウッディ系、スパイス系、温もりある香りが好き
・寝香水におすすめ、癒し系の香りを探している
Diptyque(ディプティック)サンジェルマン34とは?
香水の基本情報
タイトル:Eau de Toilette 34 boulevard Saint Germain(オードトワレ サンジェルマン34)
ブランド:Diptyque(ディプティック)
香調:スパイシー、ウッディー
調香師:Olivier Pescheux(オリヴィエ・ペシュー)
発表:2018年
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ディプティック サン ジェルマン 34 オードトワレ 100ml DIPTYQUE 34 BOULEVARD. SAINT GERMAIN EDT [4954] |
トップノート:ブラックカラント、クローブ、シナモン、カルダモン、カシスのつぼみ、ピンクペッパー、シトラスアコード
ミドルノート:ゼラニウム、アイリス、ローズ、チューベローズ、バイオレット
ラストノート:サンダルウッド、ベンゾイン、ユーカリ、アンバー、パチョリ
持続性、強さ、香りのチャート
持続性:5時間程度
放香性:★★★☆☆ やや強い
サンジェルマン34って、どんな香り?
トップノート:シトラス→スパイシー(30分)
付けたてはシトラスの酸味とクローブ、シナモン、カルダモンのスパイシーな香りが広がる。
奥の方に、サンダルウッドやベンゾインの優しい温もりと、甘みもあるようだ。
付けて2、3分でシトラスは消え、スパイスを前面に押し出した香りになってくる。
紳士物の整髪料っぽくも感じるので、お香っぽいパウダリーさもあるものの、トップノートはメンズ寄りの香りだと思った。
ミドルノート:ローズ&バイオレット(1時間)
花の青さと、甘さが香ってきたらミドルノートに入る。
ローズとバイオレットの香りは、しっかり輪郭を伴って感じ取れるが、その他の花々はぼんやりしている感じだ。
トップでしっかり香っていたスパイスは、かなり控えめに、マイルドになって残っている。
その分をお花の甘さで補っている形で、ミドルノートはレディース寄りの香りに変化した。
ラストノート:お香系の甘さ(3.5時間)
スパイスも、お花の香りも遠のくと、最後はサンダルウッドのほんのりパウダリーな香りと、優しい甘みが残る。
バニラのように強くはっきりした甘みではなく、樹脂特有のマイルドな甘さと、お香っぽい匂いだ。
ユーカリのおかげか、少しハーブっぽさや、スッとする冷たさも含まれている。
全体を通して、スパイシーでウッディ、温かみのある香りの系統だった。
男性も女性も使いやすく、まさに中性ど真ん中といった雰囲気になっている。
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ディプティック/サンジェルマン34の解説と感想
ディプティック本店の匂いを、そのまま香水に
フランスのメゾン、ディプティックから、2018年に発売された「オードトワレ サンジェルマン34」。
その名の通り、フランスの「サンジェルマン大通り34番地のお店」の匂いがする、面白い香水です。
サンジェルマン大通り34番地に何があるかというと、ディプティックの1号店があるのです。
しかも、そのブティックをイメージした香りというわけではなく「ヘッドスペース法」という技術を用いることで、実際の店内の香りをそのまま再現しているのだそうな。
サンジェルマン34をつけて、まず初めに出てきた感想は「こういう、おしゃれな服屋さん、あるある!」といったものでした。
お洋服と雑貨が置いてあって、雑貨コーナーにはキャンドルや素敵な便箋、お皿などが並んでいる。
そんなブティックに足を踏み入れた時の香りに、とても近いと思いました。
『床材や窓枠の木の香り。
オレンジ色のペンダントライトの明かりの中、店内を歩くとふと良い匂いが…。
振り向くと、素朴な風合いのキャンドルが売られている。
ついその横に並んでいるペーパーアイテムに目が行って、誰に書くでもないのに、一目惚れしたレターセットを買ってしまう。』
こういう、そこに居るだけでも心がほっこりするような、素敵なブティックの香りがするのです。
ディプティックの歴史を詰め込んだ香り
サンジェルマン34は、「この匂いの香水」とはっきりしているわけではなく、確かに「空間の匂い」だと思います。
友達の家に行くと、その家の匂いがあるように、サンジェルマン34は「ディプティックさん家の匂いのする香水」なのです。
それは、さまざまなディプティックのフレグランスの寄せ集めのようなもので、これまでのディプティックの歴史を表す香りと言えるのでしょう。
この香り、私は好きなのですが、自分から香っているのは何かちょっと違和感があります。
自分から発したいのではなく、誰かが付けているのを匂いたいのです(変態?)。
なので、例えばパートナーが付けてくれたらクンクン嗅ぎに行くのですが、彼はフレグランスをつけない派。
そこで、日中使う場合はハンカチに付けたり、ムエットにして持ち歩いたり、また寝香水に使うのが個人的には気に入っている香水です。
まとめ
今回は「ディプティック/サンジェルマン34 オードトワレ」について、詳しい香りのレビューをお伝えしました。
サンジェルマン34は、スパイスや木をメインにすえた、温もりある香りです。
オシャレなブティックの店内にいるような、ほっこり癒やし系の香りになっていますよ。
ハンカチやムエットに付けて持ち歩いたり、寝香水にするのもオススメです。
香り選びの参考になれば嬉しいです♪
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参考:Diptyque公式ホームページ「オードトワレ サン・ジェルマン34」https://www.diptyqueparis.com/ja_jp/p/34-boulevard-st-germain-eau-de-toilette-100ml.html