【ディプティック ロー】香水レビュー『甘くない石鹸』

今回は「diptyque(ディプティック)ロー オードトワレ」について、詳しくレビューしたいと思います。

ローは、60年代に発売された、ディプティック最初のフレグランス。スパイスのツンとした香りから始まり、どんどん石鹸のような肌馴染みの良い香りに変化する香水です。

当ページでは、ローの基本的な情報、香りの変化や詳しい感想などを掲載し、どんな香りの香水かお伝えします。

この記事はこんな方にオススメ!

・ディプティック、ローの香りについて詳しく知りたい

・すっきりした、甘くない石鹸の香水を探している

・気分転換や、やる気をチャージするのに向いているフレグランスが欲しい

Diptyque(ディプティック)ロー オードトワレ

香水の基本情報

タイトル:L’EAU(オードトワレ ロー)

ブランド:Diptyque(ディプティック)

香調:スパイシー×ソーピー

調香師:ノーバート・ビジャウイ

発表:1968年

ディプティック オードトワレ ロー 100ml DIPTYQUE L’EAU DIPTYQUE EDT

トップノート:シナモン、ジンジャー

ミドルノート:ローズ、ゼラニウム

ラストノート:クローブ、サンダルウッド

持続性、強さ、どんな香り?(チャート)

持続性:3.5時間程度

放香性:★★☆☆☆ 弱い

ディプティック ロー、香水イメージチャート

スパイシーさ、透明感のある石けん調

トップノート:薬草のよう(20分)

付けてすぐは、薬草っぽい香りが鼻を衝く。ジンジャーとシナモンの土っぽさやスパイス感が、前面に押し出されている感じだ。

5分ほどすると肌に馴染んでマイルドになるものの、なかなかクセの強い香りで、好みが分かれると思う。

奥のほうには、ローズやゼラニウムの石鹸っぽい匂いがあるのも感じることができる。

ミドルノート:石けん系フローラル(1時間)

トップのスパイシーさは鳴りを潜め、あっさりとしたお花の香りが出てくる。それはスパイスの香りと混ざって、高級石鹸のような清潔感のある香りになっている。

 

お花っぽくはなるが、青さや花粉感はない。また、甘みやパウダリーさもなく、優しさや柔らかさ、透明感を感じさせるにとどまっている。

ローズやゼラニウムの香りが出てくるが、レディースには傾いていかず、ジェンダーレスに使いやすい匂いになっている。

ラストノート:マイルドに変化(2時間)

クローブの甘みとサンダルウッドのおかげで、より柔らかい印象に香りが進んでいく。でも、やっぱりスパイシーさは残っているので、化粧品系の香りや、お香っぽいこもった香りにはなっていない。

トップ、ミドル、ラストと、どんどん香りがマイルドになるように変化する。

 

まるで、ゴワゴワした木綿のシーツが、洗濯ごとに柔らかく、肌触りが良くなっていくように、香りがどんどん肌に馴染んでくるようなイメージだ。

ラストの中のラスト、残り香の部分ではお線香のような香りになった。

「ディプティック/ロー オードトワレ」の感想/口コミ

ディプティック最初のフレグランス、なのに”今っぽい”

「L’EAU(ロー)」は、ディプティック最初のフレグランスです。1968年に発売されたものですが、その香りは古めかしさはなく、常に”今っぽさ”を感じさせてくれます

近年の香水は、トップが好きでも、ミドル、ラストと進むにつれ、「ん?なんか違う??」となってしまうものも多いように思います。

そんな中こちらは、トップで頬を張られたように、「えっ!何ナニ!?これ違うんですけど!」と違和感があるのに、香りがどんどん馴染み良く、そして肌に染み込むように、好きな方向へと変化していきます。

こういったトップで「うげげ…」と思うのに、「何かすごく良くなってきた!」と変化する香水は、昔からある香りに多い気がします。

冒頭で「古めかしさはない」と述べましたが、そういった意味では「ロー」はクラシカルな香りと言えますね。

 

さて、肝心の香りについて。

とにかくスパイスが中心にあり、そこからふわっとお花っぽさだったり、石鹸ぽさだったりがチラチラ見える感じの香り方をしています。終始そんな感じなのですが、どんどん香りがマイルドに変化していく形です。

最初は、”やたら飾り立てた刺々しい思春期”のようなのですが、だんだん大人になり、身体を包み込むような穏やかさや、自然体であることの美しさを認識したような、そんな風に香りが成長していくみたい。

そして最後はお線香の香りになるという…。「思春期から大人になり、一生を終えるまでの香りということなんだろうか?」とふと思いました。

「ロー」は、前に進むパワーをくれる

「L’EAUは好きな香り?」と聞かれると、私の答えはNOなのですが、”また付けたい香り”ではあります。なんだかクセになっちゃう、そういう系統の香りです。

 

朝、シャワーを浴びる。

夜のしじまも、温もりも、気怠さとともに洗い流して、代わりにローを身に着ける。心を無にして足を進める、そんな月曜の朝を思い浮かべます。

男も女も、老いも若きも、ローがあれば前に進める。古くて新しいローの香りは、出かけたため息を飲み込んで、背筋をピンと伸ばしてくれる香りです。

レイヤード(コンバイニング)レビュー

「トムフォード、ジャスミンルージュ オードパルファム」とレイヤードしてみました。

ジャスミンルージュを腹部に0.5プッシュ、ローを内肘に0.5プッシュ。

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ジャスミンルージュをメインに据えた組み合わせにしてみました。

ジャスミンルージュの方が強いだろうなと思っていたのですが、試してみると思いのほかローが効いています

 

付けたては、ローのスパイスの香りとジャスミンルージュの清涼感が立って、鼻の前でジュワっとレモンを絞ったかのように爽やかでした。

ローのトップノートのツンツンした土っぽさや、スパイシーさがかなり和らいでくれたと思います。

 

ミドル以降で、ローの石鹸ぽさが出てきてからは、艶っぽいのに清潔感もあってとても好みの香りになりました。

ジャスミンルージュ単独だと少し華やか過ぎるかなという場合でもカジュアルダウンするような感じなので、お互いに付けやすくなるようなオススメの組み合わせでした。

まとめ

今回は「ディプティック ロー オードトワレ」について、詳しい香りのレビューをお伝えしました。

ローは、60年代に発売されたディプティック最初のフレグランスでありながら、決して古めかしさを感じさせず、常に”今っぽさ”を与えてくれる香水です。

忙しくても、疲れていても、それでも前に進まなければならない、そんな現代人にパワーを与えてくれる香りだと思います。

香り選びの参考になれば嬉しいです♪

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参考:Diptyque公式ホームページ「オードトワレ ロー」https://www.diptyqueparis.com/ja_jp/p/l-eau-eau-de-toilette-100ml.html

 

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