【ディプティック】フィロシコスとは?イチジクの樹全体を使った香り

今回は「diptyque(ディプティック)フィロシコス オードトワレ」について、どんな香りかご紹介したいと思います。

 

フィロシコスは、イチジクの果実だけでなく、その樹液や木そのものを感じさせてくれる、自然で優しい香り。

1日の始まりにピッタリで、日中使いにオススメしたいフレグランスです。

 

この記事はこんな方にオススメ!

・ディプティック、フィロシコスの香りについて詳しく知りたい

・イチジクが好きだ!

・日中向きで、優しく香る香水を探している

Diptyque(ディプティック)フィロシコス オードトワレとは?

香水の基本情報

タイトル:PHILOSYKOS Eau de Toilette(オードドトワレ フィロシコス)

ブランド:Diptyque(ディプティック)

香調:フルーティー、ウッディー

調香師:Olivia Giacobetti(オリヴィア・ジャコベッティ)

発表:1996年

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ディプティック フィロシコス オードトワレ 50ml DIPTYQUE PHILOSYKOS EDT [5661]

トップノート:イチジク、イチジクの葉

ミドルノート:ココナッツ、グリーンノート、ブラックペッパー

ラストノート:ホワイトシダー、ウッディノート、イチジクの樹液、イチジクの樹木、ムスク

持続性、強さ、香りのチャート

持続性:3時間程度

放香性:★★☆☆☆ 弱い

ディプティック フィロシコス、香水イメージチャート

フィロシコスって、どんな香り?

トップノート:無花果の果実(20分)

付けてすぐ、イチジクのミルキーでフレッシュな果実の香りが広がる。

熟れたイチジクの皮をむいて、ガブっと齧りついたみたいな匂いだ。

2、3分すると、イチジクの葉の青さやビリリとしたスパイシーな香りも感じられるようになる。

でもこれはほんの少しで、主役はイチジクの果実。

ミドルノート:ココナッツ系の無花果(50分)

だんだん甘さが増してきて、フレッシュな果実の甘みからマイルドな香りに変化していく。

このあたりは何も聞かずに香ると「イチジク香水」ではなく、「ココナッツ香水」と思うかもしれない。

ただし南国っぽいココナッツにはなっておらず、グリーンな爽やかさにミルキーな甘みをプラスした香りだ。

このココナッツが、トップの「イチジクの果実」とベースのミルキーで癖のある「イチジクの樹液」をうまく繋いでくれている。

ラストノート:無花果の樹液(2時間)

ラストノートで最も強く香っているのは、イチジクの樹液だ。

白くて少し粘り気がある草っぽさや苦みと、ミルキーでほのかな甘みの両方を感じる。

 

少し粘土や水のりっぽいクセもあるようだ。

ウッディーさもあるけれど、それはほんの少し。

自然な香りだけど「木というよりは草」、「森というよりは野原」といった印象を受けるグリーンな匂いがする。

 

トップ、ミドルの変化はとても速いが、ラストまで来ると急にテンポが落ちつく感じだった。

全体的に自然な優しい香り立ちで、「はいはい、ディプティックですね。」というような、”らしい”香調だと思う。


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ディプティック/フィロシコスの解説と感想

イチジクの「樹液」をメインに据えた香り

”フィロシコス”とはギリシャ語で「イチジクの友」という意味です。

こちらの香水は、ギリシャのペリオン山で過ごした夏の思い出と、降り注ぐ太陽や野生のイチジクをモチーフにした香りだそうです。

 

個人的にイチジクは好きな果物なので香水も手に取ってみるのですが、果実の瑞々しい香りやココナッツ系のミルキーな香り、葉っぱのグリーンな香り等いろいろなパターンに分かれていると思います。

 

こちらのフィロシコスは、付けたてではイチジクの果実だけれど、全体としては「イチジクの木」そのものの香りになっています。

その中でも中心になっているのは、イチジクの「樹液」の香りなのだと思いました。

1日のスタートに相応しい香り

イチジクの旬は夏~秋にかけてですが、フィロシコスは日本の湿度あるモワっとした趣の香水ではありません。

 

『乾燥した地中海の夏。きらめく黄色い太陽光が、まぶしく感じられる。

草原にポツンとたたずむ、野生のイチジク。樹高が低く、手を伸ばせば果実に、そして葉に触れることができる。

葉を一枚もいで、深く息を吸い込む。もいだ断面から白い樹液がにじみ出てくるのが見える。

一瞬遅れて、ミルキーでグリーンなどこか懐かしい香りが鼻に届く…。』

 

フィロシコスを付けると、そんなシーンが思い浮かびました。

 

またこの香水のイメージする時間帯は、私の中では朝~昼下がりとなっています。

一度、寝香水として夜に付けたこともあるのですが、「これは違う!求めてないない!!」となりました。

どうやら私の中では心を落ち着けたり、リラックスする香りではないみたい。

 

ところが不思議なことに、翌朝まとうと「なんて良い匂いなんだろう」と思うのです。

付ける時間で、こんなにも受け止め方が変わるのだなぁと、改めて”香水の不思議”を感じました。

ぜひ、1日の始まりと共にまとってほしい香りです。

まとめ

今回は「ディプティック/フィロシコス オードトワレ」について、詳しい香りのレビューをお伝えしました。

フィロシコスは、イチジクの木の全てを使って作られた香り。

特にイチジクの樹液のノートがしっかり感じられ、”ディプティックなら”ではといった香りだと思います。

香り選びの参考になれば嬉しいです♪

★「イチジクの香り」が好きな方はこちらの記事もオススメです。

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参考:Diptyque公式ホームページ「オードトワレ フィロシコス」https://www.diptyqueparis.com/ja_jp/p/philosykos-eau-de-toilette-50ml.html

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