【ミラーハリス】ダンス アモング ザ レースとは?鮮明な緑の香り

今回は「Miller Harris(ミラーハリス)ダンス アモング ザ レース オーデパルファム」について、どんな香りかご紹介したいと思います。

 

ダンスは、「アン王女のレース」とも呼ばれるカウ・パセリをテーマにした香水です。

セリ科植物の草っぽいグリーンさを中心に、レモン系の酸味やミント系の清涼感が重なった爽やかな香り。

 

この記事はこんな方にオススメ!

・ミラーハリス、ダンス アモングザレースの香りについて詳しく知りたい

・草の香りが好き

・爽やかで、さっぱり付けられる香水を探している

Miller Harris(ミラーハリス)ダンス アモングザレースとは?

香水の基本情報

タイトル:DANCE amongst the Lace Eau de Parfum(ダンス アモング ザ レース オーデパルファム)

ブランド:Miller Harris(ミラーハリス)

香調:ハーバル

調香師:Bertrand Duchaufour(ベルトラン・ドゥショフール)

発表:2019年

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ミラー ハリス ダンス (アモング ザ レース) EDP オードパルファム SP 50ml 香水 MILLER HARRIS

トップノート:レッドベリー、カルダモン、スペアミント、ペパーミント、ライム、バーベナ

ミドルノート:ベルガモット、フェンネル、アンジェリカルート、ゼラニウム バーボン、ブラックカラント

ラストノート:ベチバー、サンダルウッド、ドリフトウッド(流木)、モス、ミルラ

持続性、強さ、香りのチャート

持続性:5.5~6時間程度

放香性:★★★☆☆ やや強い

【ミラーハリス】ダンス アモングザレースのイメージチャート

ダンス アモングザレースって、どんな香り?

トップノート:レモン系の酸味とミント系の清涼感(20分)

レモンのような酸味とハーバルな香りが混じっている。

ノートには「バーベナ」と載っているが、「レモンバーベナ」の香りのように思う。

そこにグリーンシトラスの爽やかな果汁感、さらにカルダモンとミント系の清涼感が重なっている。

ミドルノート:セリ科植物の草っぽさ(50分)

酸味や清涼感は落ち着いてくるが、草っぽい香りは続く。

フェンネルやアンジェリカルートに由来すると思しき、セリ科植物特有のえぐみも感じられる。

レッドベリーやブラックカラント(カシス)といった、ベリー系のフルーティーさは分からなかった。

ラストノート:ウッディーが重なる(4.5時間)

ミドルまでの草の香りにウッディーさが重なってくる。

ドライで木の辛みを持ったサンダルウッドと、湿り気のあるモスの匂い。

 

そして僅かにアンバーグリス(シスタスかも)のような「海水」を感じさせる匂いも混じっているようで、これが香りに厚みをもたらしている。

香り立ちはどんどん淡くなっていき、最後はアンバーグリス様の匂いとモスが長く肌に残り、フェードアウトしていった。


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ミラーハリス/ダンス アモングザレースの解説と感想

イギリスの初夏を彩る花、カウパセリの香水

2018年にFORAGE(フォーリッジコレクション)として登場した3つの香り、「ロスト イン ザ シティ」「ワンダー スルー ザ パーク」「ヒドゥン オン ザ ルーフトップ」。

(ヒドゥンは2022年頃に廃盤)

このコレクションでは、ロンドンに息づく香料から作り出された香りが収録されています。

 

そしてその翌、2019年に同コレクションから発売されたのが、本ページでご紹介している「DANCE amongst the Lace(ダンス アモング ザ レース)」の香りです。

香水名を直訳すると「レースの中で踊って」となりますが、この”レース”とはカウ・パセリというセリ科の植物の事。

ダンスはイギリスの初夏を彩る花、カウパセリをテーマに作られた香水です。

 

人気のフォーリッジコレクションの一つとして、作者のベルトラン・ドゥショフール氏は一般にはカウパセリとして知られる「アンスリスカス・シルベストリス」という植物に着目しました。

その背が高く葉を茂らせた植物は森の生垣や道端のふちを飾り、5~6月には白いレースのように軽やかな花を咲かせます。

私たちはグリーンでアロマティックな葉の美しい質感だけでなく、夏の日差しの中で身を寄せ合って咲く花の繊細な高揚感も表現したいと思いました。

興味深いことに、この香りは複雑ではありますが、ベルトラン氏のいつもの複雑なスタイルに比べると、ややシンプルな色彩で軽快な手法によって描かれています。

ーMiller Harris英国公式ホームページより(訳・たゆた)

爽やかな野草の香り

カウパセリは「アン王女のレース」とも呼ばれ、日本でも山間の陰などに群生しているのが見られます。

(和名は「シャク」です。)

 

近所の山裾に初夏に咲く花がとてもよく似ているのですが、カウパセリなのかな。

「花と見ればまず嗅いでみろ」を座右の銘としているので、こちらも香りは確認しているのですが、ほとんど芳香はなかったと記憶しています。

葉や茎を切ったりすると強く香るのかな。

来年は試してみたいと思います。

 

さて、ダンス アモングザレースの中心にあるのは、セリ科植物らしい、ほろ苦さとえぐみ、爽やかさを兼ね備えた草の匂いです。

それを軸にして、トップではミントやカルダモン、レモンバーベナといったハーバルでスッと清涼感のある香りが重なります。

 

そしてラストではドライで辛みのあるウッディーとモスのジメジメ感、さらに(ノートには載っていませんが)私にはアンバーグリスないしシスタスの香りも出てくるように感じました。

 

ダンスの香りを一言で表すのなら「爽やかな野草」となるかと思います。

草のえぐみも強めなので、好みは分かれそう。

初夏~盛夏の頃が最も似合う香水だと思いました。

まとめ

今回は「ミラーハリス/ダンス アモング ザ レース オーデパルファム」について、詳しい香りのレビューをお伝えしました。

ダンスは、レモンバーベナやグリーンシトラス、ミント系の清涼感などが溢れる爽やかな香りで始まります。

そして主役のカウ・パセリの持つ草っぽい香り、ウッディーな香りと重なっていく香水です。

香り選びの参考になれば嬉しいです♪

★「草っぽい香り」が好きな方はこちらの記事もオススメです。

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参考:Miller Harris公式ホームページ「Dance Amongst the Lace」https://millerharris.jp/products/article/41

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