【モンタル】ロイヤルウードの香水レビュー|鳥降るウード

今回は「MONTALE PARIS(モンタル)ロイヤル ウード オードパルファム」について、私の肌で実際に使った感想・香り心地を詳しくレビューしたいと思います。

 

ロイヤルウードは、ウードの持つ「ウッディーさ、レザリーさ、アニマリックなもったり感、柔らかい甘さ」に、苦いシトラスや酸っぱいローズを合わせた香り。

「雄々しい」という言葉が似合いそうな、メンズ寄りのウード香水です。

 

当ページでは、ロイヤルウードの「基本的な情報」「香りの変化」「詳しい感想」などを掲載しています。

この記事はこんな方にオススメ!

・モンタル、ロイヤルウードの香りについて詳しく知りたい

・筋骨隆々なBODYを持っている、または目指している

・メンズ寄りの香調で、セクシーな香りが欲しい

MONTALE(モンタル)ロイヤルウードとは?

香水の基本情報

タイトル:Royal Aoud Eau de Parfum(ロイヤル ウード オードパルファム)

ブランド:MONTALE PARIS(モンタル)

香調:シトラス、オリエンタル、レザリー

調香師:ー

発表:2005年

廃盤:2023年ごろ 販売終了

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Montale モンタル ロイヤル ウード オードパルファム Royal Aoud EDP 100ml

ノート:

キンカン、グレープフルーツ、スパイスノート、ブルガリアンローズ、ウード、アンバー、バニラ、ホワイトムスク

持続性、強さ、どんな香り?(チャート)

持続性:6~6.5時間程度

放香性:★★★★☆ 強い

【モンタル】ロイヤルウード、香水イメージチャート

ロイヤルウードの香りの変化

トップノート:シトラス・アロマティック系(20分)

苦味と酸味の強い、爽やかなシトラスノートから始まる。

ベルガモットとグレープフルーツ、それに少しだけラベンダーを加えたような、アロマティックな匂いがする。

そしてその上に、ターメリック系の土っぽく ほろ苦いスパイスを少々振りかけたような香りになっていた。

ミドルノート:ウッディー・レザー・ローズ(1時間)

ミドルノートは「暗いウッディーな香り、レザー系の鼻にツンと来る香り、酸味を含んだローズ花弁の香り」のブレンド。

トップで感じていた「土っぽいスパイシーさ」も、まだ残っている。

そこに、ウードの柔らかくまったりとした甘い香りが加わっていく。

ラストノート:樹脂の甘さ(5時間)

ウッディー・レザー・ローズを組み合わせた香りは淡くなり、樹脂系の香りを中心にドライダウンへ向かう。

樹脂は、ウッディーさと甘さを備えたアンバー&ウードで、そこにバニラの甘さも少し混じっているようだ。

バニラと言っても、バニラエッセンスのような美味しそうな香りではなく、粉っぽくドライな甘さになっている。

全体を通して、メンズ寄りの香調が続いた。


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モンタル/ロイヤルウードの感想と口コミ

苦いシトラスや酸っぱいローズを合わせた「ウード香水」

2003年のブランド立ち上げ以来、多くのウード香水を出している「MONTALE Paris(モンタル パリ)」。

「Royal Aoud(ロイヤルウード)」の香りは、そんなモンタルより2005年に登場しました。

 

香水名を日本語に直すと「王家のウード」となります。

元々、アラビア諸国で王族のみに使うことを許されていた「ウード」に、相応しいネーミングですね。

名前にRoyalと入っているし、何となく大丈夫だろうと思っていたのですが、いつの間にか廃盤になってしまったようです(今年?)。

 

さて、ブランド公式によると、ロイヤルウードはこんな香りだそうです。

『どこか影のあるような、退廃的でダークな香り』
『タールのようなレザーと、乾いた樹脂にも似たAoud(ウード)の香り』
甘酸っぱいキンカンと苦くてすっぱいグレープフルーツがほんの少しだけ陽気な側面をのぞかせています。
うっとりするような、力強いインディアン・スパイスが全体のノートをあたたかいアロマでまとめます。

ーMONTALE日本公式サイトより

 

ロイヤルウードを一文でまとめると、「ウードの持つ『ウッディーさ、レザリーさ、アニマリックなもったり感、柔らかい甘さ』に、苦いシトラスや酸っぱいローズを合わせた香り」と言えるかと思います。

ロイヤルウードの雄々しい魅力、メンズ寄りのセンシュアルな香り

ロイヤルウードを肌に纏って。

まずはベルガモットやグレープフルーツといった、苦く酸っぱいシトラスを中心にスタートします。

そこにアロマティックなラベンダーも少々混じっているようで、「あれ?この香水はフゼア系なのかい?」と思わせるような香りになっていました。

 

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でもラストの辺りでは、フゼア特有のジメジメと”湿った”ウッディーになっていくことはなく、アンバーやウードのまったりした甘さが”乾いた”感じで香っています。

ですので、トップのアロマティックでウェットな香りは時間の経過と共にどんどん薄れ、フゼア系とは全然違う形に着地しました。

 

香り全体を通してメンズ寄りの香調になっているかと思います。

「雄々しい」という言葉が似合う香り。

筋骨隆々なBODYの持つ、センシュアリティーを感じさせる香りなのです。

 

鍛えぬいた体にこちらの香水を仕上げに纏えば、放つ色気に当てられて、空飛ぶ鳥も落ちてくるんじゃないかと思うくらい。

ロイヤルウードを付ける時には、頭上にご注意を。

鳥が降ってくるかもしれません。

まとめ

今回は「モンタル/ロイヤルウード オードパルファム」について、詳しい香りのレビューをお伝えしました。

ロイヤルウードは、苦みと酸味の強いシトラス・アロマティックな香りから始まり、暗いウッディー・レザリーさを含んだローズへ、さらにアンバーやウードを中心とした香りへと変化していきます。

全体的にメンズ寄りの香調で、センシュアルな香りだと思います。

香り選びの参考になれば嬉しいです♪

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参考:MONTALE日本公式ホームページ「Royal Aoud」https://www.montale.jp/products/royal-aoud.html

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