【フレデリックマル ムスクラバジュール】香水レビュー『狼のムスク』

今回は「FREDERIC MALLE(フレデリック マル)ムスクラバジュール オードパルファム」について、詳しくレビューしたいと思います。

ムスクラバジュールは、「森の山小屋で過ごす夜」や「狼を連想させるような、アニマリックさ」といった匂いの香水。

ほかのムスク系の香水とは一味違う、”動物的なムスク”を楽しむことが出来ますよ!

当ページでは、ムスクラバジュールの基本的な情報、香りの変化や詳しい感想などを掲載し、どんな香りの香水かお伝えします。

この記事はこんな方にオススメ!

・フレデリックマル、ムスクラバジュールの香りについて詳しく知りたい

・フレデリックマルの代表的な香水について知りたい

・少し変わった、濃いムスクの香りを探している

FREDERIC MALLE(フレデリックマル)ムスク ラバジュール オードパルファム

香水の基本情報

タイトル:MUSK RAVAGEUR(ムスク ラバジュール オードパルファム)

ブランド:FREDERIC MALLE(フレデリック マル)

香調:フゼア、グルマン

調香師:モーリス・ルーセル

発表:2000年

フレデリック マル ムスク ラバジュール 50ml FREDERIC MALLE MUSC RAVAGEUR [03002]

トップノート:ラベンダー、ベルガモット、タンジェリン

ミドルノート:シナモン、クローブ、アンバー

ラストノート:ムスク、サンダルウッド、トンカビーン、バニラ、ガイアックウッド、シダー

持続性、強さ、どんな香り?(チャート)

持続性:5.5時間程度

放香性:★★★★☆ 強い

フレデリックマル ムスクラバジュール、香水イメージチャート

一癖ある、アニマリックなムスク

トップノート:ムスクは、まだ(30分)

トップはスパイシーなラベンダーが香る。それに加えて、アーモンドのような香ばしさも少し感じることができる。

そこにシトラスの要素をほんの少しだけトッピングする。ムスクラバジュールは、こんな組み合わせの香りからスタートする。

 

手前から順に、ラベンダー、シナモン&クローブ、そして少し奥に離れて、トンカビーン&バニラのような形で、香りを多層的に感じることが出来る。

直接匂いを嗅ぐとこんな風に香っているが、ふと動いた時に体全体から立ち昇るのは、ラベンダー&シトラスの甘さ控えめで爽やかな香りになっている。

タイトルに「ムスク」と入っているけど、ムスクの要素はまだ匂ってこない。

ミドルノート:ムスクは、まだまだ(1時間)

トップは甘みとスパイスのきいたラベンダーで、レディースよりの香調に感じたけど、ミドルではウッディさも出てきて、メンズよりの香りになってきた

とはいえ、「ザ・メンズ香水」といったような渋さはないので、男女問題なく使えそう。

一番手前に見えていたラベンダー(と、柑橘)のページがめくれ、その向こうが見えるといった感じの変化だ。

 

…ん?…甘い!甘いぞ!!

ハーゲンダッツのような濃いバニラアイス(しかもカチコチに凍った状態ではなく、少し表面がトロリと溶けている)にシナモンパウダーをひとふり、といった甘い香りを感じる。

 

そして、これはアンバーだろうか。少しアニマリックな要素やオリエンタルな香りも出てきた。

そろそろムスクの香りが出てくるだろうかとワクワクして待つものの、ムスクはまだまだ出てこない。

ラストノート:野生的なムスク(5.5時間)

ミドルノートからラストノートに移ろうかというあたりから、ついにムスクの香りが出て来た!

クリーンなホワイトムスクではなく、ツンとした癖のあるムスクだ。ムスクというよりは、”麝香(じゃこう)”と呼んだ方がしっくりくるような香り(意味一緒だけど…)になっている。

 

バニラの甘々な匂いは鳴りを潜め、代わりにシダーの落ち着いた香りが強く出てきた。

そこにサンダルウッドのお香っぽい香りが少しと、バニラ・トンカ豆・ガイアックの甘みが乗っかているような形になっている。

ラストノートはムスク、…いや、”麝香”がしっかり!!という香り具合だった。

「マル/ムスクラバジュール」の感想/口コミ

狼のような、静寂さを併せ持つムスク

ムスクラバジュールは「身を焦がすムスク」という意味の香水。

”Ravageur”とはフランス語で「破滅、破壊、有害生物」を指しており、このネーミングを見ていると、ムスクラバジュールは荒々しい香りなのだろうか?という疑問が湧いてきます。

 

けれど身にまとってみると、荒々しいイメージの香りというわけではなく、森の山小屋の夜を想わせるような匂いがします。

まるで暖炉の前でパチパチと薪がはぜる音を聞きながら、トロリと濃厚なバニラアイスを食べているような、のどかさというか、穏やかな情景が目に浮かぶようです。

ラストにかけての、ムスクのアニマリックな香りとシダーウッドの静寂な香りは、森の動物が暗闇に息をひそめているみたい。

 

ムスクラバジュールは、よく見かけるクリーンで石けんのようなムスクの香りではありません

獣らしさがあって、本来ムスク(麝香、じゃこう)が動物由来の香料であることを思い出させてくれます(今は合成香料だけど)。

でもやはり「荒々しい野獣」ではなく、「知性や強さ、それに美しさを持っている生き物」といった香りです。

そう。例えば狼のようなイメージ。

でもやはり、どうしても肉食獣を思い浮かべてしまうので、この香水は”Ravageur”な香りなのでしょう。

大人に似合う、色んな顔を見せる不思議な香り

私は子どもの頃、レーズンが苦手だったのだが、大人になってから好むようになりました。

ムスクラバジュールも「大人になると旨さがわかる」そんな類の香水だと思います。

なので、20代だとまだ少し大人すぎる香りかもしれません。むしろ、60代、70代以上の方がこちらの香りをまとっていると、とても素敵なのではないかと思います。

また、元々の自分の持っている肌の匂いが強い人の方が、うまく香りそうな気がします。

私の肌はあまり匂いがなく、ほんのり甘く香るタイプですが、私が付けても物足りなかったし、面白みに欠ける仕上がりでした。

 

さて、上述しているように、やはり夜を連想させる香りなので、日中よりはナイトシーンに似合うと思います。

ふとした時に香るのが、お花だったりバニラだったり、ムスクだったりスパイシーだったり…。いろんな顔があって不思議な匂いにも感じました。

アニマリックなムスクのツンとした感じが苦手な人もいるかもしれませんが、そんなに付けづらい香水という印象も抱きませんでした。

狼のような強さ、しなやかさをまといたいとき。ここぞという場面で身に付けたい香りだと思います。

レイヤード(コンバイニング)レビュー

「ジョーマローン、グレープフルーツ コロン」とレイヤードしてみました。

ムスクラバジュールを腹部に0.5プッシュ、グレープフルーツを内肘に0.5プッシュ。

 

グレープフルーツのウッディさと爽やかさで、「静かな森の夜」から「日中の森の奥深く」に場面チェンジできそうだと思い選んでみました。

 

付けてたてはグレープフルーツの酸味を強く感じ、まるでジンジャエールのようです。

すぐにムスクラバジュールの方が強く香り出しますが、山小屋の夜ではなく「森を流れる川のすぐ近く」といった爽やかさを感じる匂いです。

グレープフルーツのメンズっぽい部分も和らぎ、良い組み合わせだと思いました。

まとめ

今回は「フレデリックマル ムスクラバジュール オードパルファム」について、詳しい香りのレビューをお伝えしました。

森の山小屋で過ごす静かな夜を想わせる香りでありながら、狼のような肉食獣的な印象も抱く、とても魅力的な香水です。

しかし決して男性的というわけではなく、ジェンダーレスに似合いそうな香りです。

ぜひ、ムスクラバジュールの”麝香”の香りを楽しんでくださいね!

香り選びの参考になれば嬉しいです♪

★「ムスクの香り」が好きな方はこちらの記事もオススメです。

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参考:FREDERIC MALLE公式ホームページ「MUSK RAVAGEUR」https://www.fredericmalle.com/musc-ravageur

 

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