今回は「TOM FORD(トムフォード)ジャスミンルージュ オードパルファム」について、どんな香りかご紹介したいと思います。
ジャスミンルージュは、真っ赤なドレスや、女性の華やかで魅惑的な笑顔を連想させる香り。
ジャスミンの濃い香りですが、ツンとした部分が少なくとても付けやすいです。
この記事はこんな方にオススメ!
・トムフォード、ジャスミンルージュの香りについて詳しく知りたい
・ツンとした、特有の臭みの少ないジャスミン香水を探している
・普段使いから、ドレスアップした時まで使える香水が欲しい
TOM FORD(トムフォード)ジャスミンルージュとは?
香水の基本情報
タイトル:JASMIN ROUGE(ジャスミンルージュ オードパルファム)
ブランド:TOM FORD(トムフォード)
香調:フローラル
調香師:Rodrigo Flores-Roux(ロドリゴ・フローレス・ルー)
発表:2011年
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トップノート:ベルガモット、マンダリン、シナモン、ジンジャー、カルダモン、ペッパー
ミドルノート:ジャスミンサンバック、ネロリ、イランイラン、クラリセージ、ブルームフラワー
ラストノート:バニラ、レザー、ウッディノート、アンバー、フレンチ ラブダナム
持続性、強さ、香りのチャート
持続性:5時間程度
放香性:★★★★☆ 強い
ジャスミンルージュって、どんな香り?
トップノート:濃いジャスミン(40分)
付けた瞬間ジャスミンがブワァーっと広がる。
それに加えてカルダモンやペッパーのスパイシーさと清涼感も感じ取ることが出来る。
とにかく「ジャスミンだよ!ジャスミンが濃いんだよ!!」という香りだ。
シトラスの要素はほんの少しだけ感じる程度におさまっている。
トップノートのうちでも初めの方に少し香るくらいで、その後はジャスミンにスパイシーさが溶け込んでいるような香りが続く。
ミドルノート:ネロリ、イランイランが加わる(1時間20分)
トップからミドルへの香りの移行は穏やかだった。
ミドルノートではネロリの爽やかなお花の香りや、イランイランの南国的な甘さが加わってくる。
メインにあるのは間違いなくジャスミンだけれど、その他の花々が混じることにより華やかでドラマチックな花束のような香りに仕上がっている。
それぞれのお花が自己主張しつつも1つのブーケに収まっている、そんな印象を受ける香りだ。
しっかりした濃いジャスミンなのに、ツンとした特有のインドール・スカトール臭もほとんどなく、大変付けやすい香水だと思う。
ラストノート:最後までレディな香り(3時間)
アンバーやラブダナムのまったりとした甘みがラストノートとして残る。
しかしバニラはほとんど感じず、グルマンっぽい甘みというわけではない。
レザーやウッディの香りもほとんどないので、メンズっぽく寄っていくこともなかった。
最後まで非常にレディな香りだ。
付け始めから匂いがなくなるまで、香りの真ん中にジャスミンがしっかりあって、ほんのりスパイシーになったり、花束のような感じになったりと、様子・見え方が変化するような感じだった。
トムフォードの中でもプライベートコレクションの一つなので基本的にシングルノートなのだが、経過時間による香りの変化も感じることができる。
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トムフォード/ジャスミンルージュの解説と感想
魅惑的なジャスミンサンバックの香り
2011年にトムフォードより発売された「JASMIN ROUGE(ジャスミンルージュ)」は、深紅の美しいボトルカラーのオードパルファム。
タイトルやボトルデザインが示すように、真っ赤なドレスや口紅を連想させる香りです。
ジャスミンの白く小さい可憐な花は、清楚なイメージがあります。
また、その花言葉には「温和」「柔和」「好色」などがあげられます。
…ん?? 好色?
どうやら見た目ではなく、その魅惑的な香りから「好色」というイメージも持っているのですね。
トムフォードのジャスミンルージュは、この魅惑的な側面のジャスミンを楽しむことが出来る香水です。
さて、数あるジャスミンの品種の中でも香水に使われるのはごくわずかで、コモンジャスミン(一般的なジャスミン)、ロイヤルジャスミン(花が大きく、フランス等で栽培される)、ジャスミンサンバック(ジャスミン茶に使われる)の3種類が主なものとしてあげられます。
「ジャスミンルージュ」で使われているのは、ジャスミンサンバック。
その香りを他のジャスミンと比べると、可憐な感じでグリーンさが強いのが特徴とされています。
ジャスミンは一般的に濃厚さのあるお花の香りですが、ジャスミンサンバックは「まとわりつくような」というよりは、「さらっとしている」イメージのジャスミン香なのです。
そんなジャスミンサンバックを幾層にもベールを重ねたように厚みを持たせ、スパイシーさや他のお花のトッピングを経て出来上がったのがジャスミンルージュの香り。
濃厚でありつつもくどさはなく、美しいだけではない、知性と芯の強さを感じさせる香りだと言えます。
映画「プリティウーマン」を思い出す
ジャスミンルージュには、やはりドレスアップした時のような華やかなシーンが似合うと思います。
この香水を初めて付けた時に私が真っ先に思い浮かべたのは、映画「プリティ・ウーマン」の1シーンでした。
この映画の中で主演のジュリア・ロバーツ演じるビビアンが、オペラを見るために真っ赤なドレスを着るのです。
そこにリチャード・ギア演じる大金持ちの実業家エドワードが、すんごいダイヤのネックレスを持って現れるのですが、ネックレスに触れようとするビビアンの手を、エドワードがジュエリーケースでパクッて挟むイタズラをします。
その時のビビアンの笑顔が本当に素敵で、小学生の時に初めてこの映画を観てから、今でもずっと鮮明に記憶しています。
ジャスミンルージュはその1シーン、華やかで、魅力的な笑顔とドレッシーな姿に似合う香水だと思います。
かといって、普段使いできないほど特殊な香りではないので、ドレスアップしていなくてももちろん大丈夫!
私はジュリア・ロバーツみたいに、華やかに笑いたい気分の時に付けたいと思います。
さて、私のリチャードは何処に?
まとめ
今回は「トムフォード/ジャスミンルージュ オードパルファム」について、詳しい香りのレビューをお伝えしました。
ジャスミンルージュは、しっかり濃いジャスミンサンバックの香りで、女性の華やかで魅力的な笑顔を連想させる香水です。
トムフォードらしくドレスアップした時に似合いそうな香りですが、気軽に普段使いもできるかと思います。
香り選びの参考になれば嬉しいです♪
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参考:TOMFORD公式ホームページ「JASMIN ROUGE EAU DE PARFUM」https://www.tomford.com/jasmin-rouge-eau-de-parfum/T0-JASMIN.html?dwvar_T0-JASMIN_color=OC#q=jasmin&start=2