【ゲラン】アクアアレゴリア マンダリンバジリック|極めてオレンジ

今回は「GUERLAIN(ゲラン)アクアアレゴリア マンダリン バジリック オーデトワレ」について、どんな香りかご紹介したいと思います。

 

マンダリンバジリックは、蜜柑のような香りやシトラスの果皮の苦み、またプリっとした甘いオレンジ果肉の香りが楽しめます。

オレンジを本当に目の前で切っているような、リアルさを感じられる香水ですよ。

 

この記事はこんな方にオススメ!

・ゲラン、アクアアレゴリア マンダリンバジリックの香りについて詳しく知りたい

・オレンジをカットした時の匂いが好き

・「ミカン」の匂いのする香水を探している

GUERLAIN(ゲラン)アクアアレゴリア マンダリンバジリックとは?

香水の基本情報

タイトル:MANDARINE BASILIC(マンダリン バジリック オーデトワレ)

ブランド:GUERLAIN(ゲラン)

香調:シトラス

調香師:マリー・サラマーニュ

発表:2007年

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トップノート:クレメンタイン、ビターオレンジ、ネロリ、グリーンティー、アイビー

ミドルノート:マンダリンオレンジ、バジル、カモミール、ピオニー

ラストノート:サンダルウッド、アンバー

持続性、強さ、香りのチャート

持続性:3時間程度

放香性:★★☆☆☆ 弱い

ゲラン アクアアレゴリア マンダリンバジリック、香水イメージチャート

アクアアレゴリア マンダリンバジリックって、どんな香り?

ゲラン アクアアレゴリア マンダリンバジリック、10mlスプレー ボトル

トップノート:蜜柑を手で剥く時の香り(10分)

付けた瞬間、シトラスの香りが広がる。蜜柑を手で剥く時に親指を突き立てて、ピシャっと果皮から飛び出したあの匂いがした。

蜜柑の果実というよりは、ツブツブの皮の部分のような、ちょっと舌先が痺れる苦味も感じる。

他にもネロリやグリーンティーなど香りの要素はあるはずなのに、私にはそんなシトラスだけのトップノートに感じられた。

ミドルノート:オレンジを頬張ったみたい(45分)

短いトップノートを終え、香りが進む。

蜜柑の果皮のようであった香りが、「オレンジの果実」に変化する。オレンジを口に入れた時の、甘いシトラスの匂いだ。

 

正直なところ、ここでもやはりオレンジの匂い以外は感じ取れない。

バジル、カモミール、ピオニーなどのハーバルな、もしくはお花の香りは、オレンジの中に溶け込んでしまっており、その一つ一つの輪郭は定かではないようだ。

とにかく「オレンジを頬張った時の香り」、それがマンダリンバジリックのミドルノートだ。

ラストノート:ちょっとだけウッディ(2時間)

最後には、ほんのりとウッディーな香りに変化していく。

それでもシトラスの酸味も残っており、純粋に「木」の匂いオンリーというわけではない。時々フワっと甘い匂いが昇ってくる。

その時々感じる甘さに、蜜柑を食べている時「これ、めっちゃ甘い!!」と”当たり”の房を見つけた時のような、嬉しさを感じる。

 

全体的にはっきり分かりやすい「シトラス」の香りが続く。

持続時間も短く、香り立ちも穏やかなので色々な場面で付けやすい香水だと思う。


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ゲラン/マンダリンバジリックの解説と感想

みかんの香り、クレメンタイン

2006年に登場した「MANDARINE BASILIC(マンダリンバジリック)」の香り。

自然の魅力を香りとして表現した、ゲラン「アクアアレゴリア シリーズ」の中の一本です。

タイトルの通りなら「マンダリンオレンジ」と「バジル」が主役ということなのでしょうが、個人的には「オレンジ」が最初から最後までドドーンとメインで在り続ける香水だと感じています。

 

香りの中には3種のシトラスを見つけました。マンダリンオレンジ、ビターオレンジ、そしてクレメンタインです。

クレメンタインは、以前「ティファニー ローズゴールド」記事中で少しだけ触れているのですが、ミカンのような小型の柑橘果物。

香りもミカンに近いです。

 

このクレメンタインが、マンダリンバジリックを噴いた瞬間から香り出します。

「わぁ!お蜜柑の匂い!!」と目がハートになってしまうのは、こいつの仕業です。

オレンジを丸ごと食べているような

もちろんクレメンタインの香りだけではありません。

「お蜜柑…♡」と思うのも束の間、すぐにビターオレンジが追いかけてきます。

オレンジを皮ごと齧っているような、ビリビリした苦味を感じるのです。

 

私が子供の頃、斎藤倫さんの少女漫画「オレンジ待夢(タイム)」というのがあって、その男性主人公がオレンジを皮ごと食べるという設定でした。

当時は「なんてクールなんだ!」と憧れてミカンを皮ごと食べていたのですが、マンダリンバジリックは、その苦味・味・香りにそっくりです。

 

その後もオレンジの香りは続きます。今度はオレンジの「果実」のようです。

子供の頃食べた「すっぱ!!」と叫びたくなるような、キューっと酸っぱいオレンジではなく、甘く熟しています。

ワタも薄皮も綺麗に取り除かれた、プリプリの果肉を口に入れ、噛み潰した瞬間の芳香が鼻に抜けます。

 

マンダリンバッジリックは「シトラス系の匂い」ではありません。そうではなくて、「オレンジの匂い」そのものです。

なので逆に、朝食用にオレンジをカットした後のまな板から漂う香りの中にも、こたつで蜜柑を剥いた時に飛び散った汁の中にも、「おぉ。マンダリンバジリック。」と発見してしまいます。

 

もし私が友人に「オレンジを切った時みたいな匂いの香水が欲しい」と言われたなら、間違いなくこちらを激推しするでしょう。

マンダリンバジリックは、オレンジ好きにはたまりません。

「オレンジを丸ごと、さぁどうぞ召し上がれ!」と言われているような香水です。

まとめ

今回は「ゲラン/アクアアレゴリア マンダリンバジリック オーデトワレ」について、詳しい香りのレビューをお伝えしました。

マンダリンバジリックは、蜜柑のようなクレメンタイン、甘いマンダリンオレンジ、苦みあるビターオレンジが香る香水です。

これらの3つのシトラスが重なって、オレンジを丸ごと食べているようなリアルさのある香りが楽しめますよ。

香り選びの参考になれば嬉しいです♪

★「シトラスの香り」が好きな方はこちらの記事もオススメです。

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参考:ゲラン公式ホームページ「マンダリン バジリック – オーデトワレ」https://www.guerlain.com/jp/ja-jp/p/aqua-allegoria-mandarine-basilic—eau-de-toilette-P014394.html

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