今回は「Maison Francis Kurkdjian(メゾン フランシス クルジャン)アクアヴィタエ フォルテ オードパルファム」について、どんな香りかご紹介したいと思います。
アクアヴィタエ フォルテは、レモン系の強いシトラスから始まり、イランイランの華やかなフローラル、最後にはベビーパウダーのような優しく甘い香りへと変化していく香水です。
ページ後半で「アクアヴィタエ トワレ」との違いもご紹介しています♪
この記事はこんな方にオススメ!
・メゾンフランシスクルジャン、アクアヴィタエ フォルテの香りについて詳しく知りたい
・シトラスの香りや華やかなお花の香りが好き
・アクアヴィタエ「トワレ」と「フォルテ」の違いについて知りたい
Maison Francis Kurkdjian(メゾン フランシス クルジャン)アクアヴィタエ フォルテとは?
香水の基本情報
タイトル:Aqua Vitae Forte(アクアヴィタエ フォルテ)
ブランド:Maison Francis Kurkdjian(メゾン フランシス クルジャン)
香調:シトラス、フローラル
調香師:フランシス・クルジャン
発表:2015年
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トップノート:レモン、シチリア産マンダリン、カラブリア産ベルガモット、ピンクペッパー、スリランカ産シナモン、グァテマラ産カルダモン
ミドルノート:チュニジア産オレンジブロッサム、マダガスカル産イランイラン
ラストノート:マイスール(インド)産サンダルウッド、ハイチ産ベチバー
持続性、強さ、香りのチャート
持続性:4.5時間程度
放香性:★★★☆☆ やや強い
アクアヴィタエ フォルテって、どんな香り?
トップノート:レモンが中心(20分)
付けた瞬間、弾けるようなシトラスが香り出す。
数種類のシトラスの香りの中でも、メインになっているのはレモンだ。そのキュッと引き締まるような酸味がダイレクトに香ってくる。
5分ほどすると、ピンクペッパーのフルーティーな香りが重なってくる。
そしてさらに5分ほどすると、スパイスの香りもしっかり感じられるようになってきた。
ミドルノート:さっぱりしたイランイラン(40分)
イランイランの甘い花の匂いが出てきたら、ミドルノートに入る。
南国的で濃厚なイランイランと、軽やかなオレンジブロッサムの甘酸っぱい匂いがメインとなり、香りが進んでいく。
レモンのような割とくっきりしたシトラスの匂いが傍らにあるのだが、これはトップから香っているカルダモンが残っているのだろうか。
ミドルノートは「すごくさっぱりした、くどさゼロのイランイラン」といった香りだった。
ラストノート:シトラスとパウダリーな甘さ(3.5時間)
やがて、サンダルウッドとベチバーの香りが出てくるが、強いウッディさではない。
ベビーパウダーのようなふくよかな甘さも出てきて、むしろラストノートの主役はこちらの方だ。
そんな温もりあるベビーパウダーの香りの上に、トップから続くシトラスの要素がふりかけてある。
なので、完全にパウダリーな甘い香りに振り切れているわけではない。爽やかで瑞々しい側面も残している。
全体を振り返ってみると、どのタイミングでもシトラスが香り続けていた。
トップのシトラスは「ガツンと強い」感じだが、ラストまで来ると「ほんわか柔らかい」感じに変化していた。
男女共に使えそうな香りだと思うけど、イランイランのしっかりしたフローラルやパウダリックな甘さが女性向きのようにも思えた。
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クルジャン/アクアヴィタエ フォルテの解説と感想
「華やかさ」とほっこり「癒し系」の香水
2013年発売「アクアヴィタエ オードトワレ」のオードパルファム バージョンとして、2015年に登場した「Aqua Vitae Forte(アクア ヴィタエ フォルテ)」の香り。
香水名の「Aqua Vitae」とは、直訳すると”生命の水”もしくは”人生の水”という意味です。
でも、オードトワレにしろフォルテ(オードパルファム)にしろ、「生命の水」というネーミング程にはパワフルな印象の香りではないと思います。
どちらもベビーパウダーのような優しい甘みが特徴的で、ほっこりするような癒し系の香水です。
でもトワレよりはこちらのフォルテの方が、シトラスがはっきりとしていて強く、またフローラルも華やかな感じなので、どちらかというと”生命”の質感に近い香りと言えるでしょう。
アクアヴィタエ、トワレとフォルテ(オードパルファン)の違い
さて、アクアヴィタエ オードトワレとフォルテ(オードパルファン)の違いについてですが、大きくは「フォルテの方がシトラスが強い」ことと、「フォルテの方がフローラルが濃い」ことの2点が挙げられます。
トワレではトップこそシトラスになっているけれど、その時点で甘い要素も出てきているし、付けて20分程でほとんどシトラスを感じなくなります。
一方、フォルテではトップがガツンと強いシトラスで、どんどん弱くマイルドな香りに変化しつつも、ドライダウンまでしっかりこれが残っているのです。
このシトラスの爽やかさのおかげで、トワレよりも「躍動的な印象」を与えてくれているのですね。
またトワレでは、フローラルの要素はジャスミンとヘディオンが含まれていたけれど、これが生花的な青みがかったお花の香りになっていました。
それに比べフォルテでは、爽やかなオレンジブロッサムもあるものの、メインのお花は濃厚なイランイランです。
イランイランにシトラスのヴェールがかかっているおかげで、くどいフローラルではないのですが、トワレに比べるとしっかりとしていて華やかな仕上がりになっていると思います。
トワレが「シトラス→生花のようなフローラル→ベビーパウダー様」と変わっていったのに対し、フォルテでは「強いシトラス→シトラスと強いフローラル→弱いシトラスとベビーパウダー様」といった香りの変化を見せます。
どちらの香水も爽やかで優しく、何よりお上品な香りなので、老若男女を問わず、またTPOも問わず使いやすい香りと言えますよ。
まとめ
今回は「メゾンフランシスクルジャン/アクアヴィタエ フォルテ」について、詳しい香りのレビューをお伝えしました。
アクアヴィタエ フォルテは、強いシトラスから始まり華やかなフローラル、そしてベビーパウダーのような優しい甘みへと変化していく香水です。
オードトワレの方と比べるとシトラス、フローラルの要素がともに強く、濃くなっているようです。
香り選びの参考になれば嬉しいです♪
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参考:Maison Francis Kurkdjianホームページ「Aqua Vitae forte」https://www.franciskurkdjian.com/int-en/p/aqua-vitae-forte-eau-de-parfum-102190201.html