【メゾン フランシス クルジャン】アクアヴィタエ オードトワレ

今回は「Maison Francis Kurkdjian(メゾン フランシス クルジャン)アクアヴィタエ オードトワレ」について、どんな香りかご紹介したいと思います。

 

アクアヴィタエ オードトワレは、シトラスやお花の爽やかな香りから、ベビーパウダーのような優しく甘い香りへと変化していく香水です。

「生命の水」と名付けられていますが、パワフルな香りというよりは丸みを帯びた柔らかい香りになっています。

 

この記事はこんな方にオススメ!

・メゾンフランシスクルジャン、アクアヴィタエ オードトワレの香りについて詳しく知りたい

・爽やかさとマイルドな甘さを含んだ香りが欲しい

・ジェンダーレスに、季節も気にせず使いやすい香水を探している

Maison Francis Kurkdjian(メゾン フランシス クルジャン)アクアヴィタエ オードトワレとは?

香水の基本情報

タイトル:Aqua Vitae EDT(アクアヴィタエ オードトワレ)

ブランド:Maison Francis Kurkdjian(メゾン フランシス クルジャン)

香調:シトラス、ライトフローラル

調香師:フランシス・クルジャン

発表:2013年

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ノート:レモン、シチリア産マンダリン、ジャスミン、ヘディオン、トンカビーン、バニラ、ガイアックウッド

持続性、強さ、香りのチャート

持続性:3.5時間程度

放香性:★★☆☆☆ 弱い

メゾン フランシス クルジャン アクアヴィタエ オードトワレ、香水イメージチャート

アクアヴィタエ オードトワレって、どんな香り?

トップノート:柔らかいシトラス(20分)

つけた途端に「この匂いは知っているぞ」という感想が出てくる。どこかメンズの整髪剤にありそうな香りなのだが、ポマードのようなカッチリした匂いではなく、柔らかい気配のあるシトラスだ。

しっかり感じ取れるのは「マンダリン」「ジャスミン」「バニラ」の香り。

シトラスの爽やかさにジャスミンのフローラル、そしてその背後にバニラのクリームのような甘さが含まれている匂いがした。

ミドルノート:爽やかなフローラル(50分)

付けてから20分程するとシトラスの香りが遠のき、「ジャスミン」「トンカ豆」「バニラ」の香りが強く感じられるようになってくる。

これだけ見ると甘みの強いフローラルの香りに思えるのだけど、実際纏ってみるとヘディオンのお陰か、爽やかな感じに仕上がっている(ヘディオンはフレッシュフローラルな香りの合成香料)。

 

深く香りを吸い込むと、わずかにシトラスが残っているのが分かる。

でもこの時間帯の爽やかさはシトラス由来というよりは、ヘディオンやジャスミンといったお花の植物的な青みがかった匂いから来ているのだと思う。

ラストノート:ベビーパウダーみたいな(2.5時間)

さらにパウダリーな甘い香りになって、ドライダウンに向かう。イメージ的には「オレンジの香り」とパッケージに書かれている「ベビーパウダー」のような香りだ。

ここまでくると先ほどまでのお花の爽やかさもなくなり、ただただ優しい甘さのある香りになっている。

 

全体を通して軽やかで付けやすい部類の香水だと思う。

爽やかさはあるがシトラスの要素は強くはなく、マイルドで柔らかい匂いだった。

シングルノートなので香りの変化は大きくはないが、ざっくり言うとシトラス→ライトフローラル→ベビーパウダー様に匂いが変わっていった。

男性、女性問わず付けやすそうな香りで、季節的にも一年を通して気軽に纏えると思う。


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クルジャン/アクアヴィタエ オードトワレの解説と感想

”生命の水”という意味の香水だけど、優しい香り

2013年に発売された「Aqua Vitae EDT(アクア ヴィタエ オードトワレ)」はメゾン フランシスクルジャンのアクアシリーズ第2弾の香りです(第1弾は2009年発売のアクア ユニヴェルサリス)。

ラテン語で「vitae」とは、英語では「life」、日本語にするなら「生命」とか「人生」となるでしょうか。

ですので「Aqua Vitae」は直訳すると「生命の水」あるいは「人生の水」という意味です。

 

このネーミングだけ見ていると活発で躍動的な匂いを想像してしまうのですが、実際使ってみると少し違っています。

付けたてこそシトラスの爽快感がありますが、そこからどんどんマイルドになっていき、優しいベビーパウダーのような香り行きつくのです。

パキッとしたビタミンカラーの匂いだと思って付けてみたら、予想外のパステルカラーな香りが出現して、「おぉ。意外にマイルド!」と驚いてしまいます。

 

フランシスクルジャンのアクアシリーズの”Aqua”は、ウォータリーな香りというわけではなく、”生命の源たる水=Aqua”を「香水」の代名詞的に用いたものです。

ですのでアクアシリーズだからといってみずみずしい香りとは限らないのですが、アクアヴィタエは「生命の水」というにはほんわかマイルドで、柔らかい付け心地の香りだなと感じました。

赤ちゃんの匂いやミルクセーキの匂い、癒し系の香水

アクアヴィタエの匂いを言葉にするのなら、「ベビーパウダーの匂い」「ふくふくした赤ちゃんの頬っぺの匂い」「温かいミルクセーキにオレンジジュースを少し混ぜた匂い」となるでしょう。

香りの温度感は温かくも冷たくもない、まさに”ぬるま湯”の温かさ

 

でもこれは、あまり肌の匂いが強くない私が付けた場合で、体温の高い男性や肌の香りがしっかりある人が付けると、結構カッチリした整髪料っぽいクールな香りになりそうだな~と思います。

この香水を纏った状態で夫の部屋に入るだけで香り方がかなり変わったので、人による香り方の振れ幅も大きそうな香水です。

 

いずれにしても、優しく穏やかで嫌味のない香りだと思います。

「生命の水」といっても躍動感あふれる香りではなく、ほんわかした癒し系になっていて、癖になりそうな魅力がある香水だと感じました。

まとめ

今回は「メゾンフランシスクルジャン/アクアヴィタエ オードトワレ」について、詳しい香りのレビューをお伝えしました。

アクアヴィタエ オードトワレは、爽やかさと優しくパウダリーな甘さが特徴の香水。

「生命の水」と名付けられたこの香りは、名前の力強さとはうらはらに柔らかくマイルドな香りになっています。

香り選びの参考になれば嬉しいです♪

★「優しい甘さの香り」が好きな方はこちらの記事もオススメです。

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参考:Maison Francis Kurkdjianホームページ「Aqua Vitae eau de toilette」https://www.franciskurkdjian.com/int-en/p/aqua-vitae-eau-de-toilette-1031502.html

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