今回は「Tiffany&Co/ティファニー ローズゴールド オードパルファム」について、どんな香りかご紹介したいと思います。
ティファニー ローズゴールドは、青さを感じさせるカシスのフルーティさと、爽やかで紅茶葉のようなブルーローズが香る香水です。
この記事はこんな方にオススメ!
・ティファニー ローズゴールドの香りについて詳しく知りたい
・軽い付け心地だけど香り持ちも良い香水を探している
・爽やかで付けやすいローズ香水が欲しい
Tiffany&Co(ティファニー)ローズゴールドとは?
香水の基本情報
タイトル:Tiffany Rose Gold Eau de Parfum(ティファニー ローズゴールド オードパルファム)
ブランド:Tiffany&Co(ティファニー)
香調:フルーティー、フローラル
調香師:Jérôme Epinette(ジェローム・エピネット)
発表:2021年
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トップノート:ブラックカラント
ミドルノート:ブルーローズ
ラストノート:ムスク、アンブレットシード、アイリス
持続性、強さ、香りのチャート
持続性:4.5時間程度
放香性:★★★☆☆ やや強い
ティファニー ローズゴールドって、どんな香り?
トップノート:フルーティーさと綿あめ的な甘さ(30分)
まず広がるのは、綿あめ的な甘さ。
強さはなく、軽やかでほのかな甘味といったところ。
10分程するとカシスのえぐみのような、グリーンな要素を感じられるようになってくる。
カシスだけでなく、その後続くローズやアイリスのグリーンな部分も混じっているのだと思う。
トップノートは甘酸っぱいカシスではなく、リアルなフルーツの青さやエグミと、優しい甘さを感じられる香りとなっていた。
ミドルノート:紅茶葉のようなブルーローズ(30分)
付けてから30分ほどすると、ローズの香りが主役になってくる。
ブルー系のバラの香りは、豊かな甘さと少しのウッディー、それに紅茶葉の香りを足したような匂いがする。
ツンツンしたローズ特有のにおいは無いので、ローズが苦手な方でもブルーローズなら好き!という人も多いのではないか。
ブワァーっと広がるような華やかなフローラルではなく、静かにひっそりと香りが広がっていくようなイメージを抱かせる。
ティファニーらしいお花の香りだと思った。
ラストノート:爽やかなムスク(3時間)
やがてムスキーなアンブレットシードとムスクが中心となって香り出す。
そこにグリーンな香りが乗っかって「甘いムスク」では無く、「爽やで植物的なグリーンフローラル要素の強いムスク」となっている。
ふと体を動かしたときに香り立ったのは、青みの強い「カシス」や「フィグ」のようにも感じた。
ドライダウンまでアイリスのパウダリーな感じはなく、ずっと爽やかムスク系のラストノートとなった。
トップから一貫して香り立ちは穏やかで、すっきりした香りが続く。
つけやすい部類のフレグランスだと思う。
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解説と感想
紅茶を感じさせる、ブルーローズの香り
2021年に発売された「Tiffany Rose Gold(ローズゴールド)」の香り。
こちらのシリーズ第4作の香水です。
調香はこれまでの3作(「オードパルファム」「インテンス」「シアー」)がジボタン社のダニエラ・アンドリエ氏だったのに対し、本作ではロベルテ社のジェローム・エピネット氏が担っていらっしゃいます。
この香水で使われているのはブルーローズ。これがティファニー ローズゴールドの主役です。
ブルーローズ系は、よく香水にも用いられるダマスクローズなどのクラシックで強く甘いローズの匂いに、フレッシュさと少しのウッディーさを加えたような香りがします。
そして紅茶の葉を嗅いでいる様にも感じられる、独特なローズ香です。
こちらのローズゴールドでもミドルノートのあたりで、そんなブルーローズの香りをしっかりと楽しめるようになっています。
グリーンノートが全体をつないでいる
さて、ローズゴールドを身に纏って。
とたんに広がるのは、綿あめのような甘い香り。
しかし、べっとりとした甘さではなく、サラサラふんわりした鼻に優しい甘みです。
お花の甘みではないので、ベースにあるムスクやアンブレットシードの甘みと、カシスのフルーティーな要素が混ざることで、”さっぱり綿あめ調”になったのかなと思いました。
そんなカシスは甘酸っぱいキュートな形ではなく、青さやエグミのようなものも含んでいます。
そこがうまくブルーローズのフレッシュな部分につながっていて、さらにはラストノートで感じるグリーンフローラルへも続いているようでした。
まるで一本の直線で結ばれているように、トップからラストまで香りが繋がっているような印象を受けます。
では香調の変化が乏しいのかといえば、そうでもありません。
特にミドルノートで感じるブルーローズの辺りでは、香りが移り変わっていく様をしっかり楽しむことができます。
個人的にとても好きな香りなのですが、一つだけ「ん?」と思ったのはボトルデザイン。
なぜこの色にしたのか…。(香水タイトルが「Rose Gold」だからローズゴールド色にしたのだと思うけど…。)
青いバラといえば、日本のサントリーが”不可能”から生み出した「サントリーブルーローズ(アプローズ)」が有名です。
「絶対に無理!」と世界から言われた青バラを作ったということから、花言葉も「夢が叶う」「神の祝福」と、とても素敵。
なのでこちらの香水もサントリーブルーローズのような、藤色系のミステリアスなブルーにして欲しかった…。
それなら「迷わずボトルで買ってしまうだろうなぁ」と思わせる、とても綺麗に香るローズの香水だと思いました。
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参考:Tiffany&Co公式ホームページ「ティファニー ローズゴールド オードパルファム」https://www.tiffany.co.jp/fragrance/tiffany-fragrance/tiffany-co-rose-gold-eau-de-parfum-69330541/