今回は「Tiffany&Co(ティファニー)ティファニー シアー オードトワレ」について、詳しくレビューしたいと思います。
ティファニー シアーは、”Sheer”の名前そのままに、透明度が高く爽やかな香りが続く香水です。
香り立ちも穏やかで、シーンを選ばず使いやすい、キラキラ輝くようなライトフローラルの香調になっています。
当ページでは、ティファニー シアーの「基本的な情報」「香りの変化」「詳しい感想」などを掲載しています。
この記事はこんな方にオススメ!
・ティファニー シアーの香りについて詳しく知りたい
・爽やかな香りが好き
・香り立ちの穏やかなもの、TPOを問わず使いやすい香水を探している
Tiffany&Co(ティファニー)シアー オードトワレ
香水の基本情報
タイトル:Tiffany Sheer Eau de Toilette(ティファニー シアー オードトワレ)
ブランド:Tiffany&Co(ティファニー)
香調:ライトフローラル
調香師:ダニエラ・アンドリエ
発表:2019年
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トップノート:ブラックカラント、グリーンマンダリン
ミドルノート:イランイラン、ローズ
ラストノート:アイリス、ムスク
持続性、強さ、どんな香り?(チャート)
持続性:2.5~3時間程度
放香性:★★☆☆☆ 弱い
終始爽やか、”キラキラ”透明な香り
トップノート:透明感のあるフルーティ(20分)
まず広がるのは、グリーンマンダリンの青々しくハーバルな香り。そして2,3分程すると、その上にカシス(ブラックカラント)の甘酸っぱいフルーティさが乗っかってくる。
透明感があってまさに”Sheer”な幕あけだ。
若干、瓜っぽい要素を感じなくもないが、カシスのおかげで気にならない程度に抑えられているようだった。
ミドルノート:イランイラン(50分)
イランイランの甘いお花の香りがしてきたらミドルノートに入る。
トップノートのグリーンさや透明感は残しつつも、少しだけ香りに”もったり感”がプラスされたように思う。
トップノートの中心にあったカシスはもう感じない。ミドルでの香りの中心はイランイランのようだけど、あまり強く主張してくるわけではない。
すっきりした透明感の方が勝っているような香り方をするので、甘い系のお花の匂いが苦手な人でもまとえそうなイランイランだ。
ラストノート:アイリスが中心(1.5時間)
やがてアイリスのグリーンなノートが香りの主役となってドライダウンに向かう。
トップから続いたグリーンマンダリンの爽やかな香りが、ミドル中盤くらいからアイリスのそれにグラデーション的に切り替わっていたように思う。
そこからお花の甘い香りが抜け、アイリスの香りがむくっと立ちあがって来たような形だ。
アイリスのパウダリーな部分とムスクが合わさることで、石けん的な香りもある。
香り立ちとしては終始穏やかで、いろいろなシーンでつけやすい(嫌われにくい)香水だと思う。
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「ティファニー シアー」の感想/口コミ
ティファニー シアーは「澄んだ水のヴェール」
「Tiffany Sheer(ティファニーシアー)」は、「ティファニー オードパルファム(2017年)」、「ティファニー オートパルファム インテンス(2018年)」に続く、シリーズ第3作として2019年に発売されました。
調香は変わらず、ジボタン社のダニエラ・アンドリエ氏。
それまでの2作はオードパルファムでしたが、こちらはオードトワレの賦香率(香料の含有割合、香りの強さ)となっています。
その香りは”Sheer”(日本語にすると「薄い」「透明な」の意)の名が表す通り、まさに「澄みきった水のヴェール」のように、透明度の高いフローラルの香りとなっています。
その澄んだ水に、トップノートではカシスの甘酸っぱさとグリーンな香りを、ミドルノートでは甘いお花の香りを、そしてラストノートではアイリスの青さと石けんのようなクリーンな香りを、それぞれ1、2滴ポタポタと垂らして作ったような、大変お淑やかな香り具合の香水です。
ティファニー「オードパルファム」と「シアー」の違い
さて、このシリーズのオードパルファムとシアー(トワレ)の違いについてお話したいと思います。
インテンスのページでも「オートパルファムとインテンスは全くの別物の匂い」ということを言っていましたが、こちらの2つもやはり、全然異なる香りとなっています。
オードパルファムではトップの透明感ある清純な香りから少し重みのあるフローラルへと変化し、ラストではパチョリの効いた、しっかりしたシプレの香りになっています。
一方、シアーではトップから香りが消えてなくなるまで、ずっと透明感ある軽い香り具合になっているのです。
そして、オードパルファムのようなトップ、ミドル、ラストと香りの変化が分かりやすいこともなく、終始爽やかでスッキリした感じ。大きな香調の変化はありません。
また、インテンスもそうですが、こちらもやはりアイリスの存在感は薄いようです。
ミドル後半からラストにかけて登場しますが、オードパルファムのアイリスよりずっと主張は穏やかで、ちょっと”かぼそい”印象すら受けます。
オードパルファム同様に一年を通して綺麗に香りそうです。
オードパルファムよりさらに付けやすく嫌われにくい香り、いわゆる「万人受け」「モテ香水」系だと思うので、いろいろなシーンで活躍してくれそう。
香りの持続も短めで強さも穏やかですが、体を動かした時など体温が上がるとすごく綺麗に匂いが立ちました。
(効果音で”キラキラリーン”って入りそうなくらい、雪面の反射光のような綺麗な香り立ちでした。)
体温高めの胸元などにつけて楽しみたいですね。
まとめ
今回は「ティファニー、ティファニー シアー オードトワレ」について、詳しい香りのレビューをお伝えしました。
ティファニー シアーは、透明度の高い水のヴェールのようで、爽やかな香りの続く香水です。
香り立ちも優しく嫌味のないライトフローラルのこちらの香りは、周囲からも愛されやすいフレグランスだと思います。
香り選びの参考になれば嬉しいです♪
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参考:Tiffany&Co公式ホームページ「ティファニー シアー オードトワレ」https://www.tiffany.co.jp/fragrance/tiffany-fragrance/tiffany-sheer-eau-de-toilette-63221767/
