今回は「Tiffany&Co/ティファニー オードパルファム インテンス」について、どんな香りかご紹介したいと思います。
ティファニー オードパルファム インテンスは、バニラやベンゾインのクリーミーな甘さが香る、黄金色のお花の蜜のような香水です。
この記事はこんな方にオススメ!
・ティファニー オードパルファム インテンスの香りについて詳しく知りたい
・バニラ系のまったりした甘さが好き
・肌寒い季節にぴったりの香水が欲しい
Tiffany&Co/ティファニー オードパルファム インテンスとは?
香水の基本情報
タイトル:Tiffany Eau de Parfum Intense(ティファニー オードパルファム インテンス)
ブランド:Tiffany&Co(ティファニー)
香調:オリエンタル、フローラル
調香師:Daniela Andrier(ダニエラ・アンドリエ)
発表:2018年
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トップノート:グリーンマンダリン、洋ナシ、ピンクペッパー
ミドルノート:アイリス、ローズ、ジャスミン
ラストノート:アンバー、ベンゾイン、バニラ、カシミアムスク、キャロット
持続性、強さ、香りのチャート
持続性:4.5時間程度
放香性:★★★★☆ 強い
ティファニー オードパルファム インテンスって、どんな香り?
トップノート:甘い果物(30分)
洋ナシとピンクペッパーのフルーティーさに、グリーンマンダリンのすがすがしい青さを少しだけプラスした匂いから、この香水はスタートする。
トロピカルとは違うのだけど、甘い系統の果物の香りだ。
バナナくらいもったりしているが、そこまで甘くなく癖のある香りでもない。
知っている中では「皮を剥いた後のポポー(ポーポー)というフルーツの匂い」に一番近いようだ。
ベースに含まれるベンゾインやバニラの甘みも見え隠れしており、割とこってりとしたトップノートだと思う。
ミドルノート:まったり濃いホワイトフローラル(50分)
だんだんフルーティさが抜けていき、ジャスミンのホワイトフローラルが香り立つ。
アイリスはグリーンな感じではなく、パウダリーなお花の香りをプラスしているように思える。
相変わらずベンゾイン&バニラの甘みもチラ見えしているので、グリーンで花粉ぽさのあるフローラルというよりは、”まったりしたお花の甘み”といった匂いだ。
それは、まるでいろんな種類の花蜜を集めたグラスを嗅いでいるようで、うっとり心地の良い甘さだった。
ラストノート:花の蜜のよう(3時間)
今度はお花の蜜のような甘みが、アンバーのオリエンタルな雰囲気へとグラデーション的に切り替わっていく。
ラストノートの中心は、そんなアンバーの香りとベンゾイン&バニラの甘い香りのコンビネーションだ。
全体を振り返ってみると、終始バニラ系の甘さがあって、その上にフルーツやホワイトフローラル、またオリエンタルな香りが乗っているような変化を見せた。
香りの変化は控えめで、もったりした重みのある感じが続いた。
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ティファニー オードパルファム インテンスの解説と感想
ティファニー インテンスは「花の蜜」の香り
2018年に発売された「ティファニーオードパルファム インテンス」の香り。
その前年に売り出されたティファニーオードパルファムの、インテンスバージョンとして生み出されたものです。
「intense(インテンス)」とは「濃厚な」という意味ですが、一概にインテンス ラインだからといって「強い香り」、「濃い香り」と言えるわけではなく、その特徴は「香りの豊かさ」や「深さ」にあると思います。
(「インテンス」と名の付く香水は、オリジナルラインよりも良い香料を使ってたりしますよね!)
こちらの香水もインテンスですが、それほど濃くも重くもありません。
しかし、香りの「豊潤さ」には、いつまでもクンクン嗅いでいたくなるような魅力があります。
それは一言で表すのならば「花の蜜」のような香り。
フルーティーなトップでもフローラルなミドルでも、そしてオリエンタルに少しのウッディーを足したラストにおいても、ベンゾインのキャラメルっぽさやバニラの甘味が香りのベースとなって支えています。
まるで黄金色の花密のようにとろみがあって、思わず手を浸したくなるような、禁断とも言える誘惑の香りなのです。
ティファニー「オードパルファム」と「インテンス」の違い
さて、オードパルファムとの違いについて触れたいと思います。
まずお伝えしたいのは、「ティファニーオードパルファム」の香りをインテンスバージョンにしたわけではなく、この二つの香水は全くの別物ということです。
「似て非なる物」どころか「全くの別物」なので、オードパルファムの香りが好きだからといって、インテンスも好きとは限らないという点で注意が必要かと思います。
またインテンスの方は(オードパルファムと比較すると)トップの爽やかさが少なく、ミドルでもアイリス中心というよりは、ジャスミン中心になっているように思えました。
ラストに至ってもシプレっぽくなっていかないので、「シプレ系香水のじめっとした香りが苦手」という方は、オードパルファムよりもインテンスの方が好きなのではないでしょうか。
全体的なイメージとしては、オードパルファムの方は「クラシカルな白のボウタイブラウスを着る女性」を思い浮かべるのに対し、インテンスは「ざっくり編み込まれた白のハイネックニットを着る女性」という印象を抱きます。
オードパルファムよりはインフォーマルな感じなので、つける量や場所を間違えなければ色々なシーンで使いやすい香水です。
ただバニラ系のもったりした甘みがあるので、夏は向きません。
オードパルファムは一年を通して使える香りなので、季節変化に対する使いやすさでは、そちらの方が優れていそうですね。
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