【ゲラン】アクアアレゴリア ペラグラニータのレビュー|木陰に座って

今回は「GUERLAIN(ゲラン)アクアアレゴリア ペラ グラニータ オーデトワレ」について、私の肌で実際に使った感想・香り心地を詳しくレビューしたいと思います。

 

ペラグラニータは、「洋ナシのグラニータ(シャーベットのような氷菓)」という意味。

最初はシトラスの酸味が効いた冷たいグラニータから始まり、時間の経過とともに陽光を浴びてとろっと溶け出すように、フルーティーな甘さが登場します。

 

当ページでは、ペラグラニータの「基本的な情報」「香りの変化」「詳しい感想」などを掲載しています。

この記事はこんな方にオススメ!

・ゲラン、アクアアレゴリア ペラグラニータの香りについて詳しく知りたい

・「シャーベット」の香りに興味がある

・明るく美味しそうなフルーツの香りが好き

GUERLAIN(ゲラン)アクアアレゴリア ペラグラニータとは?

香水の基本情報

タイトル:PERA GRANITA(ペラ グラニータ オーデトワレ)

ブランド:GUERLAIN(ゲラン)

香調:フルーティー、グルマン

調香師:ティエリー・ワッサー

発表:2016年

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ゲラン アクア アレゴリア ペラ グラニータ EDT オードトワレ SP 125ml 香水 GUERLAIN

トップノート:ピンクグレープフルーツ、ベルガモット、レモン

ミドルノート:オレンジブロッサム、オスマンサス、ペアー

ラストノート:モス、ホワイトムスク、シダーウッド

持続性、強さ、どんな香り?(チャート)

持続性:3~3.5時間程度

放香性:★★★☆☆ やや強い

ゲラン/アクアアレゴリア ペラグラニータ、香水イメージチャート

アクアアレゴリア ペラグラニータの香りの変化

【ゲラン/アクアアレゴリア ペラグラニータ】香水レビュー

トップノート:甘酸っぱいフルーツ(20分)

フルーツドロップを口に入れた瞬間のような甘酸っぱさと、シトラス果汁の酸味を組み合わせた爽やかな香りでスタートする。

ベルガモットのほろ苦さもわずかに感じられるが、全体的な印象としては明るく軽やかで、キュート。

グラニータ(シャーベット系の氷菓)の名に相応しく、フルーツの美味しそうな香りになっている。

ミドルノート:濃厚なフルーツ(1時間)

甘酸っぱいフルーツから、とろりと果汁が滴るような甘味の強いフルーツへと変化する。

ミドルでは、ペアーやアプリコットといったジューシーな果物の香りが中心となっているようだ。

深く香りを吸い込むと、酸味を含んだオレンジブロッサムのフローラルも感じられる。

オスマンサスは金木犀の花の香りというより、アプリコット系のフルーティーさが強い香りだった。

ラストノート:甘さが和らぐ(2時間)

ジューシーな甘さが和らいで、ドライダウンへ向かう。

モスやシダーのウッディーさは出ず、明るいシャンプー調の香りがふんわりと漂う。

トップからラストまで可愛らしい雰囲気が続く。

初夏~初秋の季節、高い空や燦燦と降り注ぐ太陽光に似合う、フルーティーな香水だった。


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ゲラン/ペラグラニータの感想と口コミ

黄金の果樹園で食べるグラニータ

2016年にゲラン「アクアアレゴリア」シリーズより登場した「PERA GRANITA(ペラ グラニータ)」の香り。

この年のアクアアレゴリアは、こちらともう一種類、免税店限定で「ROSA POP(ローザ ポップ)」が発売となっています。

ローザポップは限定商品でしたが、ペラグラニータは現在も販売されている香りです。

 

イタリア語でPERA(ペラ)とは「洋ナシ(ペアー)」、GRANITA(グラニータ)とは「シャーベットのような氷菓」のことです。

グラニータはイタリア・シチリアで生まれた、冷たいスイーツ。

果物の果汁などを凍らせて、粒が残るほどの大きさに削り出した氷菓子です。

 

先ほど「シャーベットのような」と言いましたが、シャーベットには牛乳やゼラチンなどが含まれ、とろっとクリーミーさがあるのに対し、グラニータはシャリシャリとした食感でさっぱりしているのが特徴です。

 

調香したティエリー・ワッサー氏は、この香りについて次のように述べています。

ペラ グラニータは、“ヘスペリデスの園”の洋ナシの樹の木陰で、喉の渇きを潤すグラニータを楽しむひと時を描いた香りです。

ーゲラン公式ホームページより

 

ギリシャ神話で登場する「ヘリペリデスの園」には、女神・ヘラの果樹園があります。

そこには、ヘラが結婚祝いに受け取った「黄金の林檎の樹」が植えられていました。

その樹の世話をしていたのが、ヘリペリデスと呼ばれるニンフ(妖精)たちです。

 

実はこのニンフたち、黄金の林檎を盗んじゃうんですね。

(ちなみにこれがバレて、ヘラはブチ切れます。)

 

明るく歌いながら林檎の世話をし、どこか人間くさいヘリペリデス。

香水・ペラグラニータは、そんな彼女たちが木陰で一休みしながら食べた「グラニータ」の香りなんですね。

太陽の光で溶けだす果汁

さて、ペラグラニータを肌に纏って。

まずはシトラスの酸味が効いた、さっぱりしたグラニータから始まります。

それが時間の経過とともに溶けだして、洋ナシやアプリコットのとろっとした果汁の甘さが出てくる感じです。

 

スプーンが立てられないような、ガチガチに凍った状態ではなく、半固形くらいにまでドロッと溶けているイメージ。

なので、この香水はグラニータがテーマであっても、キンキンに冷たい香りという訳ではありません。

 

ラストでは、このフルーティーな甘さが和らいでいき、「はい、ごちそうさまでした!」とばかりにあっさりと、短時間で香りが終わっていきます。

全体的に見ても、アクアアレゴリア シリーズ特有の「キラキラしたオルゴールの音色」を感じさせる、明るい香りが続きました。

 

私はこれとフエギア/ムスカラアピス(ハチミツの香り)をレイヤード(重ね付け)するのがお気に入り。

洋ナシのグラニータ、ハチミツがけ。

美味しくない訳がない!

お手持ちにハチミツの香りがある方は、是非レイヤードも試してみてはいかがでしょうか。

まとめ

今回は「ゲラン、アクアアレゴリア ペラグラニータ オーデトワレ」について、詳しい香りのレビューをお伝えしました。

ペラグラニータは、フルーティーで美味しそうな香り。

最初は酸味の効いた爽やかなグラニータ、次第にそれが太陽の光で溶けだすように甘くフルーティーな香りへと変化していきます。

香り選びの参考になれば嬉しいです♪

★「シャーベットの香り」が好きな方はこちらの記事もオススメです。

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参考:ゲラン公式ホームページ「ペラ グラニータ – オーデトワレ」https://www.guerlain.com/jp/ja-jp/p/aqua-allegoria-pera-granita—eau-de-toilette-P014403.html

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