【ディプティック】オイエドの香水レビュー|師走の柚子

今回は「diptyque(ディプティック)オイエド オードトワレ」について、私の肌で実際に使った感想・香り心地を詳しくレビューしたいと思います。

 

オイエドは、日本人が愛してやまないシトラス、「柚子」をメインに据えた匂いの香水です。

ゆずの旬である真冬の寒さや、温かい柚子風呂を思い浮かべてしまう香りがします。

 

当ページでは、オイエドの「基本的な情報」「香りの変化」「詳しい感想」などを掲載しています。

この記事はこんな方にオススメ!

・ディプティック、オイエドの香りについて詳しく知りたい

・柚子の匂いが好きだ!

・日本人調香師の作った香水に興味がある

Diptyque(ディプティック)オイエドとは?

香水の基本情報

タイトル:Eau de Toilette OYEDO(オードトワレ オイエド)

ブランド:Diptyque(ディプティック)

香調:シトラス

調香師:アキコ・カメイ(亀井明子)

発表:2000年

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ディプティック オイエド オードトワレ 50ml DIPTYQUE OYEDO EDT [5715]

トップノート:グリーンマンダリン、ゆず、ミント、レモン、ライム

ミドルノート:タイム、フランボワーズ

ラストノート:ウッディノート

持続性、強さ、どんな香り?(チャート)

持続性:4時間程度

放香性:★★☆☆☆ 弱い

ディプティック オイエド、香水イメージチャート

オイエドのトップ・ミドル・ラストの変化

ディプティック オイエド、7.5mlボトル

トップノート:清涼感バスクリン(20分)

付けたては超”バスクリン”の匂い

そのすぐ後をミントの清涼感が駆け抜けていくような感じがする。

甘さのあるスペアミントではなく、ジャパニーズミント(和ハッカ)と思しき、強い清涼感も感じることが出来る。

ここまでが約2分。

 

その後、バスクリンの匂いは消え去り、ゆずの香りがメインに躍り出る。

はっきりとしたシトラスの後ろで、フランボワーズ(ラズベリー、木苺)の甘酸っぱさがチラチラ見えているような感じの香りになっている。

ミドルノート:完熟花柚(1時間)

柚子の残り香を感じつつ、キャンディーのような甘さが出てきたらミドルノートに入る。

このころになると、シトラスが控えめになることで、フランボワーズの甘酸っぱさが引き立っているように思う。

 

冬になると花柚(小さな柚子)をよく貰うのだけど、完熟した花柚の果汁の香りがオイエドのミドルノートそっくりだった。

相変わらず清涼感も残っており、身近なところではゆず味ののど飴の匂い近い香りだと思った。

ラストノート:湯上りのよう(2.5時間)

シトラスやハッカの清涼感がなくなり、やわらかな香りとなってドライダウンに向かう。

木の香りは強く主張せず、樹脂の優しい甘みを伴った香りとして出てくる。

ここまでは角のあるシトラスの香りだったのが、ふわっと湯上りの匂いのように変化した。

トップノート、ミドルノートと冷たい印象の香りだったけど、ラストノートではシトラスを感じさせながらも、温もりもあるように思う。

 

全体を通してさっぱりしていて、日本人には馴染みの深い柚子の香りなので、つけやすい部類のフレグランスだ。

男性、女性ともに似合う香りだと感じた。


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ディプティック/オイエドの感想と口コミ

ディプティックで唯一、日本人が調香した香り

2000年にディプティックから発売された「オイエド」。

この「エド」とは「江戸」のことで、柚子の香り溢れる江戸をイメージして作られた香水です。

調香したのは、日本人の亀井明子氏。

数あるディプティックのフレグランスの中でも、日本人が調香したのはこのオイエドだけです。

 

世界的なパフューマーである亀井氏は、他にエルメスの「パルファム ドゥ エルメス(1984年)」や「ルージュ エルメス(2000年)」、ラルチザンパフュームの「ミュール エ ムスク コロン(2003年)」等を手がけていらっしゃいます。

 

そんなオイエドは日本人に馴染みの深い「柚子」をメインに据えたフレグランスであり、その香りもまた、普段香水をつけない人にとっても、日常でよく触れる匂いだと思います。

ほんのり苦味があって、柑橘の中でも特にリラックス感のある柚子の香り。

料理だけではなくお風呂にも入れちゃう、古くから日本人が愛してやまないシトラスですね。

街中にあふれる、冬の柚子の匂い

オイエドを肌にまとって。

清涼感とともに飛び込んでくる、はじけるようなシトラスの香りはとても冷たく、柚子の旬である12月頃の真冬の寒さを思い浮かべます。

キンと乾いた身を切るような冷たい風に、師走の慌ただしい街中の空気が震える。

温かい寄せ鍋のそばで、大根をジャッジャッとすりおろす音が聞こえてきそうです。

 

トップ、ミドルと冷たさを感じさせるノートだったのに、ラストではそれが温もりあるものに変わります。

「あぁ。慌ただしい一日を終え、ゆず湯につかっているのね。」と、勝手に納得。

ラストのほのかな木の香りとマイルドな柚子が、なんとも「ゆず風呂」の匂いに似ているのです。

トップの活気溢れるイメージからラストの癒し系まで、ゆずの色々な香りが存分に楽しめました。

 

一点だけ、私がフルボトル購入に至らないのには理由がありまして。

大好きな香りで、使い勝手も良さそうなのだけど、あまりにも馴染みの深すぎる香りなのです。

香水でなくても冬の日本には溢れている香りで、あえてフレグランスとして身につけなくてもよいかと考えてしまいました。

ただ、こんなにも柚子が効いた香水もめったにお目にかかれないので、柚子好きの方にはぜひ試してみてほしいフレグランスです。

まとめ

今回は「ディプティック オイエド オードトワレ」について、詳しい香りのレビューをお伝えしました。

オイエドは、日本人に馴染みの深い、柚子のフレグランス。

真冬の寒さとお風呂のような温かさを感じさせる、日本の冬に相応しい香水です。

香り選びの参考になれば嬉しいです♪

★「シトラスの香り」が好きな方はこちらの記事もオススメです。

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参考:Diptyque公式ホームページ「オードトワレ オイエド」https://www.diptyqueparis.com/ja_jp/p/oyedo-eau-de-toilette-50ml.html

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