【エルメス】地中海の庭とは?イチジクの果実と葉の爽やかな香り

今回は「HERMES(エルメス)地中海の庭 オードトワレ」について、どんな香りかご紹介したいと思います。

 

地中海の庭は、イチジクの果肉とシトラスのさっぱりした香りから始まり、草葉の匂いや仄かなウッディーへと続きます。

深呼吸して香りを全身に巡らせたくなる、アロマティックな香りです。

 

この記事はこんな方にオススメ!

・エルメス、地中海の庭の香りについて詳しく知りたい

・イチジク(フィグ)の香りが好き

・シトラス、ハーバル系のアロマティックな香りが好き

HERMES(エルメス)地中海の庭とは?

香水の基本情報

タイトル:Un Jardin En Mediterranee Eau de Toilette(地中海の庭 オードトワレ)

ブランド:HERMES(エルメス)

香調:ハーバル、フルーティー、シトラス

調香師:ジャン=クロード・エレナ

発表:2003年

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エルメス HERMES 地中海の庭 EDT 50ml [210022]

トップノート:フィグ、ベルガモット、レモン、マンダリン

ミドルノート:オレンジブロッサム、セイヨウキョウチクトウ

ラストノート:フィグリーフ、サイプレス、ジュニパー、ムスク、グリーンレンティクス、レッドシダー

持続性、強さ、香りのチャート

持続性:4.5時間程度

放香性:★★★☆☆ やや強い

【エルメス】地中海の庭/オード トワレ、香水イメージチャート

地中海の庭って、どんな香り?

【HERMES(エルメス)地中海の庭】香水レビュー

トップノート:あっさりしたイチジク(10分)

フルーティー×シトラスの香りからスタート。

「ジューシーで美味しそう」ではなく、アロマティックな果物の香りになっている。

 

フルーツの主役はイチジク

とはいえ、クリーミーな感じではなく、あっさりしたイチジクの果肉の匂いがする。

シトラスの部分はレモンが最も立っているようで、これがフィグの香りをより一層さっぱりと引き立ててくれている。

ミドルノート:草や木の葉の香り(1時間)

短いトップノートを終え、今度はハーバル×ほんのりウッディーな香りが主役となる。

ここまで来るとフィグはもういない。

酸味のある爽やかさで、草や木の葉由来のアロマティックな香りだ。

ミドルにはオレンジブロッサムやセイヨウキョウチクトウがリストされているが、フローラル要素は少ないと思う。

ラストノート:最後はムスクの温もりも(3時間)

ミドルからラストへの変化は控えめ。ハーバル×ウッディーの軽めの香りが続く。

ミドルに比べると草っぽさがマイルドになり、全体的に優しい香りになった。

 

マンダリン系のオレンジの甘さ、ドライアンバー系のツンとした辛さもわずかに混じっているように思う。

時間が経つと、「オレンジ果汁のような甘さ」と感じていた部分は、シトラスみを帯びたムスクの甘さだと気づく。

少しだけ温もりがあって、さっぱりした甘みのままフェイドアウトしていった。


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エルメス/地中海の庭の解説と感想

「庭園のフレグランス」コレクション、最初の庭

2003年にスタートした、エルメスの「庭園のフレグランス」コレクション。

本ページでご紹介している「Un Jardin En Mediterranee(地中海の庭)」が、その第一作目の香りです。

調香は2004年~2017年に初代・エルメス専属調香師として活躍された、ジャン=クロード・エレナ氏。

 

この香水は、チュニジアのプライベートガーデンでの散策をイメージしているそうです。

チュニジアは、イタリア・シチリア島を挟んでアフリカ大陸側。地中海沿岸の国です。

 

地中海のカラリとした夏の太陽に似合う、あっさりした香り。

草や葉を揉んだような強いハーバルさとシダー系の軽いウッディーをベースに、トップではフルーティーなフィグを、そして全体を通してシトラス系の爽やかな酸味を重ねた香りになっています。

 

個人的には、庭シリーズの中でこの香りが一番好き。

軽やかな香りはだいだい好きなのでシリーズ全体的に好みの香調なのですが、「地中海の庭」のアロマティックな香りはスーっと沁み込むように肌に馴染み、心を落ち着かせてくれます。

地中海の乾いた夏、居心地の良い「庭」の香り

この香水の主軸となっているのは「ハーバルな香り」だと思うのですが、その正体はよく分かりません。

ヒノキの葉の匂いが最も強く感じられますが、色んなグリーン系の香りが綺麗に混ざっていて、その一つ一つの輪郭は不明瞭。

 

香りそのものはフレッシュで瑞々しいのですが、森の中のジメっとした暗い湿度を感じる草葉ではなく、さっぱり乾燥した感じ。

確かに「森」ではなく「庭」なのです。

沢山の樹々が植えられ緑豊かではあるけれど、人の手が入って適度に整えられており、陽光もたっぷりと浴びている心地よい空間を思い浮かべます。

 

途中でフローラル要素が出てくるとのことですが、私には感じられません。

ちなみに香りにリストされているセイヨウキョウチクトウは香りが無く、日本でも良く植えられているキョウチクトウの花には仄かな甘みがあるそうです。

(キョウチクトウは毒草としても有名ですね!)

 

地中海の庭は「フィグ」「シトラス」「強いハーバル」「ほのかなウッディー」をブレンドした、爽やかな香り。

背筋を伸ばし、胸を大きく開いて深く息を吸い込む。

香りと共に、酸素が全身を駆け巡るのを感じられるような香水です。

まとめ

今回は「エルメス/地中海の庭 オードトワレ」について、詳しい香りのレビューをお伝えしました。

地中海の庭は、2003年から始まった「庭園のフレグランス」コレクション、最初の香水。

フィグ・シトラス・強いハーバル・仄かなウッディーが混ざり合う、アロマティックな香りとなっています。

香り選びの参考になれば嬉しいです♪

★「アロマティックな香り」が好きな方はこちらの記事もオススメです。

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参考:HERMES公式ホームページ「オー ド トワレ 《地中海の庭》」https://www.hermes.com/jp/ja/product/%E3%82%AA%E3%83%BC-%E3%83%89-%E3%83%88%E3%83%AF%E3%83%AC-%E3%80%8A%E5%9C%B0%E4%B8%AD%E6%B5%B7%E3%81%AE%E5%BA%AD%E3%80%8B-V712650/1/

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