【アクアディパルマ/マグノリアノービレ】香水レビュー

今回は「ACQUA DI PARMA(アクアディパルマ)マグノリアノービレ オードパルファム」について、詳しくレビューしたいと思います。

 

マグノリアノービレは「シトラス果汁の甘さ」から始まり、「マグノリア・ジャスミン中心のフローラル」そして「パチョリの効いたウッディー+ソーピー」へと変化していく香水です。

爽やかなだけではなく香りに厚みがあり、とてもエレガントなマグノリア香水ですよ。

 

当ページでは、マグノリアノービレの「基本的な情報」「香りの変化」「詳しい感想」などを掲載しています。

この記事はこんな方にオススメ!

・アクアディパルマ、マグノリアノービレの香りについて詳しく知りたい

・マグノリアの香りが好き

・持続力のある香水を探している

ACQUA DI PARMA(アクアディパルマ)マグノリア ノービレ/オードパルファム

香水の基本情報

タイトル:MAGNOLIA NOBILE Eau de Parfum(マグノリア ノービレ オードパルファム)

ブランド:ACQUA DI PARMA(アクア ディ パルマ)

香調:シトラス、フローラル

調香師:アントワーヌ・メゾンデュー

発表:2009年

アクアディパルマ ACQUA di PARMA LE NOBILE ル ノービレ 香水 フレグランス MAGNOLIA NOBILE マグノリア ノービレ オーデパルファム 50ml

トップノート:カラブリア産ベルガモット、シチリア産レモン、シチリア産シダー

ミドルノート:マグノリア、ブルガリアンローズ、チューベローズ、ジャスミンサンバック

ラストノート:サンダルウッド、パチョリ、ベチバー、マダガスカル産バニラ

持続性、強さ、どんな香り?(チャート)

持続性:7~7.5時間程度

放香性:★★★☆☆+ やや強い~強い

【アクアディパルマ】マグノリアノービレ/オードパルファム、香水イメージチャート

軽快だが深みもある、ロングラスティングなマグノリア香水

トップノート:甘めシトラス(20分)

最初はシトラスの香りから始まるのだが、酸味や苦みは強くなく、柑橘果物のフレッシュな甘さをしっかり感じることが出来る。

コロンを付けているような軽さがあるものの、奥の方にパチョリやサンダルウッドのウッディーさが潜んでいて、香りに厚みをもたらしている。

シトラス×ウッディーのメンズ整髪剤っぽい香りはなく、レディース寄りのシトラスになっている。

ミドルノート:ブーケ様、爽やかなフローラル(1時間30分)

気づけばシトラスの果汁感がなくなり、さっぱりフローラルに変化している。

トップからミドルへの変化は滑らかでグラデーション的。

 

マグノリアだけが主役になっているのではなく、様々な花を感じさせる花束様の香りだ。

その中でも特に感じたのはマグノリアの酸味とウォータリーな甘さ、また、フレッシュなジャスミン。

爽やかなフローラルだが、トップノート同様にウッディーな要素が下支えしており、適度に厚みのある香りとなっている。

ラストノート:ウッディー×ソーピー(5.5時間)

ウッディー×ソーピーな香りでドライダウンに向かう。

ノートには記載がないが、ホワイトムスクのような石けんっぽさを感じる。

ウッディーなパートは、パチョリの香りが最も立っているようだ。

 

ここまで来るとウエットで軽やかな香りではなくなり、どちらかというと乾いていて落ち着いた印象になった。

ラストノートはかなり長く肌に残った。

「アクアディパルマ/マグノリアノービレ」の感想/口コミ

”高貴な”マグノリア香水

イタリアのメゾン・アクアディパルマより登場した「MAGNOLIA NOBILE(マグノリア ノービレ)」の香り。

ブランド内ではレディース向けに位置付けられている、「LE NOBILI(ノービレ)」コレクションの中の一本です。

マグノリアノービレは、中世の頃から貴族の別荘地として栄えたイタリア・コモ湖のほとりにある、豪奢な邸宅の庭に咲くマグノリアをイメージして作られました。

 

「NOBILE」とは、「高貴な」という意味。

よってこの香水のタイトルは「高貴なマグノリア」となります。

その名に相応しく、マグノリアの軽やかさを押し出しつつも線の細さや可憐さはなく、大人のエレガンスを感じさせる香りです。

 

イメージとしては、胸元がきっちり詰まったアフタヌーンドレスを纏い、カラリと晴れた日のガーデンパーティーに赴くのに似合いそう。

トップではシトラスのフレッシュな果汁感がありますが、こちらも「元気なシトラス」というよりは、ウッディーな落ち着きがあって「優雅なシトラス」といった印象です。

 

フレッシュで爽やかなシトラスフローラルとして描かれることの多いマグノリア香水の中でも、マグノリアノービレは異彩を放っていると思います。

マグノリアのぷっくり肉厚な花弁のように、ふくよかな香りになっているのです。

力強いベースノート

ざっくりした香りの流れとしては、「果汁の甘さのあるシトラス」→「マグノリア・ジャスミンを中心としたブーケ様フローラル」→「パチョリの効いたウッディーと、石けん的なムスク」と変化していきます。

このラストのウッディー×ソーピーな部分が、トップから全体を下支えしており、そのお陰で香りにしっかり厚みが出ているようでした。

 

また非常にロングラスティングで、朝1プッシュ付けただけでも一日しっかり香りが持続します。

夜にお風呂に入って体が温まると、パチョリ、そしてムスクの香りが再び立ち上がってくるくらいには香り持ちが良いです。

 

私の中で、お風呂に入ってもなかなか匂いが取れないものを、敬意をこめて「ゾンビ香水」とお呼びしているのですが、こちらは持続の良さに比べて割とすっきりあと腐れなく、肌や服から消えるイメージ。

ゾンビ化しません。大丈夫。

 

マグノリア香水は暑い季節にさっぱり纏いたくなりますが、マグノリアノービレの場合は気温が高いとベースの部分が勝ちすぎて、くどく感じられるかもしれません。

私の肌では5・6月ごろや秋口に纏うと、最も綺麗に香りが出る香水です。

まとめ

今回は「アクアディパルマ/マグノリアノービレ オードパルファム」について、詳しい香りのレビューをお伝えしました。

マグノリアノービレは、爽やかなだけではなく厚みもしっかりしたマグノリア香水。

とてもロングラスティングで、朝1プッシュしただけでも一日中香りが持続します。

香り選びの参考になれば嬉しいです♪

★「マグノリアの香り」が好きな方はこちらの記事もオススメです。

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参考:ACQUA DI PARMA公式ホームページ「MAGNOLIA NOBILE」https://www.acquadiparma.com/it/it/magnolia-nobile/MAGNOLIAEDPSPRAY.html

 

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