【ディオール】ジャドール オードゥパルファンの香水レビュー

今回は「DIOR(ディオール)ジャドール オードゥパルファン」について、私の肌で実際に使った感想・香り心地を詳しくレビューしたいと思います。

 

ジャドールEDPは、果汁がしたたる完熟フルーツと、ジャスミンを中心としたホワイトフローラルのブーケ。

溢れかえるような花々を感じる、とても華やかな香りです。

20年以上愛される、Dior名香の一つ。

 

当ページでは、ジャドールEDPの「基本的な情報」「香りの変化」「詳しい感想」などを掲載しています。

この記事はこんな方にオススメ!

・ディオール、ジャドールの香りについて詳しく知りたい

・歴史のある香り、ロングセラーの香りに興味がある

・華やかなホワイトフローラルの香りが好き

DIOR(ディオール)ジャドール オードゥパルファンとは?

香水の基本情報

タイトル:J’adore Eau de Parfum(ジャドール オードゥパルファン)

ブランド:CHRISTIAN DIOR(クリスチャン・ディオール)

香調:フルーティー、フローラル

調香師:カリス・ベッカー(オリジナル)

発表:1999年

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クリスチャンディオール Dior ジャドール EDP 50ml [417885]

トップノート:ペアー、メロン、ピーチ、マンダリン、ベルガモット、マグノリア、イランイラン、フランジパニ

ミドルノート:グラース産ロイヤルジャスミン、インド産ジャスミンサンバック、トルコ産ダマスクローズ、リリーオブザバレー、チューベローズ、オーキッド、ヴァイオレット、プラム

ラストノート:ムスク、ブラックベリー、バニラ、ペルーバルサム、シダー

持続性、強さ、どんな香り?(チャート)

持続性:5.5時間程度

放香性:★★★☆☆+ やや強い~強い

【DIOR・ディオール】ジャドール/オードゥ パルファン、香水イメージチャート

ジャドール オードゥパルファンの香りの変化

【Dior(ディオール)ジャドール/オードゥパルファン】香水レビュー

トップノート:とろけるような甘いフルーツ(15分)

甘くジューシーなフルーツの香りからスタートする。

熟れたメロン、洋ナシ、ピーチから滴るとろっとした果汁。

甘酸っぱくキュートなフルーティーさだ。

 

5分ほどすると、フルーツの背景にイランイランやフランジパニといった南国調の甘いフローラルが現れる。

若干”チューインガム”っぽさのあるトップノートだった。

ミドルノート:甘いブーケ様のフローラル(1時間10分)

強い完熟フルーツの甘さは和らいでいき、その奥からジャスミンが花開く。

フルーツの持つちょっとした”えぐみ”の部分は、うまくジャスミンのインドール感が受け継いでいるが、これはさほど強くはない。

ジャスミン、チューベローズ、ローズを中心とした、甘いブーケ様のフローラル。

 

お花てんこ盛りで、一抱えもある豪華な花束を思い浮かべるボリューム感だが、意外にも明け透けな官能性はなく、すっきり纏えるホワイトフローラルだ。

これは、トップから残るフルーツやシトラスの酸味のお陰かなと思った。

ラストノート:フルーツの酸味とシダー(4時間)

香り自体が淡くなり、粉っぽいバニラとシダーが出てくる。

バニラと言っても甘さは少なめ。

 

ここでもやはりフルーツの甘酸っぱさがあるようだ。

トップノートで感じる熟したフルーツの甘さではなく、酸味の方が強い。

 

最後まで残ったのは、ムスクと軽いウッディーだった。

甘さがあって華やかな香調が続く。

通年使える香りだが、付ける量や位置などに気を付けないと”香りすぎ”になってしまいそう。


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ディオール/ジャドール オードゥパルファンの感想と口コミ

花々を詰め込んだ、「J’adore(大好き)」という名の香水

1999年にカリス・ベッカー氏の調香により生まれたDIOR名香の一つ、「J’adore(ジャドール)」。

発売から20年以上が経ってなお、人気の高いジャドールはシリーズ化され、これまでに多数の香りが登場しました。

現在販売されているのは、「オードゥ パルファン」「オードゥ トワレ(オー ルミエール)」「エクストレ ドゥ パルファン」「インフィニッシム」「パルファン ドー」「ロー」の6種類。

 

「ジャドール オードゥパルファン」がこれらの香りの原点ですが、時代の流れと共に再調香され、2010年にはフランソワ・ドゥマシー氏によって大きく手が加えられました。

 

また個人的な意見に過ぎませんが、その後も処方の変更があったんじゃないかなぁという気がします。

(今のジャドールは「可愛らしいフルーティーさ」が強いイメージ)

本ページでは、そんな現行品の「ジャドールEDP」を用いてのレビューとなります。

 

さて、ジャドールといえば、2004年からミューズを務めるシャーリーズ・セロン氏のイメージが凄く強いです。

何作かあるCMの中ではゴールドの煌びやかなドレスを纏い、だいたい最後に「J’adore,Dior…」と呟くのですが、その何と色っぽい事か。

(今後、テレビで流れることがあったら、ぜひラストの呟きを聞いて欲しい!)

「J’adore」とは日本語で「~が大好き」という意味ですが、ジュワっと染み出すような甘いフルーツ果汁と、これでもかというくらいに花を詰め込んだこの香りは、恍惚とした口調で呟くのに相応しい名前と言えますね。

 

(抜粋)調香師の言葉——「ジャドールは、特別なフレグランスです。重苦しくならずに官能的であること、それは、相容れないものを組み合わせることであり、魅力的でミステリアスなフレグランスに仕上げるのです。ジャドールは、実際には存在しない理想の花を創り出したのです。」

ーDior公式ホームページより

貴方は、ただそこに居るだけで美しい

ジャドールEDPを肌に纏って。

最初は、とろみのある強いフルーツの香りから始まります。

でも20分もすると花が「ポン。…ポン!」と咲き始めて、やがてそれらがフルーツを覆い尽くしてしまいます。

ポップコーンが弾けるみたいに、加速度的に花の体積が膨らんでいって、あふれ出してくるようなイメージ。

 

様々な花の甘さが混じったブーケ様のフローラルですが、その中でも主役となっているのはジャスミンの香り

鼻にツンとくるようなジャスミンのインドール臭は少なめで、割と付けやすいタイプのジャスミン香になっていると思います。

 

私はジャスミン香水って「爽やかフローラル」タイプと「官能フローラル」タイプに分かれると思うのですが、ジャドールは「爽やかなフリをした官能フローラル」だと思っています。

自ら人を絡め取るような能動的な官能性ではなく、咲いているだけでミツバチを誘う魅力。

 

『貴方は、ただそこに居るだけで美しい。』

それが、ジャドールの花の香りなのです。

まとめ

今回は「ディオール/ジャドール オードゥパルファン」について、詳しい香りのレビューをお伝えしました。

ジャドールは、果汁がしたたるような熟れたフルーツの香りと、ボリューミーなホワイトフローラルの香水。

発売から20年以上経ってなお世界中で愛される、ディオールの名香の一つです。

香り選びの参考になれば嬉しいです♪

★「ロングセラーの香り」が好きな方はこちらの記事もオススメです。

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参考:DIOR公式ホームページ「ジャドール オードゥ パルファン」https://www.dior.com/ja_jp/beauty/products/Y0715201-%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%89%E3%83%BC%E3%83%AB-%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%89%E3%82%A5-%E3%83%91%E3%83%AB%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%B3-%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%89%E3%82%A5-%E3%83%91%E3%83%AB%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%B3

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