【セルジュルタンス/シェルギイ・モロッコの砂漠の熱風】香水レビュー

今回は「SERGE LUTENS(セルジュ ルタンス)シェルギイ オードパルファム」について、詳しくお伝えしたいと思います。

 

シェルギイ(モロッコの砂漠の熱風)は、漢方のような独特な苦さから始まり、タバコの苦み&白粉のような甘さへと続いていきます。

最終的にはパウダリーな甘さがしっかり出てきて、それが長時間続くような香り方をします。

 

当ページでは、シェルギイの「基本的な情報」「香りの変化」「詳しい感想」などを掲載しています。

この記事はこんな方にオススメ!

・セルジュルタンス、シェルギイの香りについて詳しく知りたい

・苦みのある香りが好き

・おしろいのようなパウダリーな甘さが好き

SERGE LUTENS(セルジュ ルタンス)シェルギイ/オードパルファム

香水の基本情報

タイトル:Chergui Eau de parfum(シェルギイ オードパルファム)

ブランド:SERGE LUTENS(セルジュ ルタンス)

香調:ウッディー、オリエンタル

調香師:クリストファー・シェルドレイク

発表:2001年

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セルジュルタンス SERGE LUTENS シェルギイ EDP 50ml [123396/201162]

シングルノート:

干し草、イモーテルの花、タバコリーフ、アイリス、ローズ、インセンス、サンダルウッド、アンバー、ハニー、ムスク

持続性、強さ、どんな香り?(チャート)

持続性:5.5時間程度

放香性:★★★☆☆+ やや強い~強い

【セルジュルタンス】シェルギイ/オードパルファム、香水イメージチャート

強い苦味から始まり、乾いた甘さへ続く

シングルノートとのことですが、時間の経過による香りの変化がわかりやすいよう、トップ、ミドル、ラストの形でお伝えします。

トップノート:漢方薬のような”黒い”ウッディー(25分)

カカオのような、酸味を伴ったウッディーさでスタートする。

5分ほどすると酸味は落ち着くが、今度は漢方薬のような独特な苦みを持ったウッディーに変化した。

近くで香りを深く嗅ぐと、こういった「苦い」というか「黒い」ような匂いなのだが、全身からふわっと立ち上がってくる香りには「パウダリーな甘さ」があった。

ミドルノート:火を消したタバコと、アイリス・花蜜の甘さ(30分)

甘さがしっかり出てくる。

「漢方薬みたいだな」と思っていた独特な苦さが多少マイルドになることで、タバコの香りへと繋がった。

 

乾燥粉砕したタバコリーフでも、火をつけたタバコでもない。

一度火を点けてから揉み消した後の、紙巻きタバコの匂いが一番近いと思う。

苦みが強く、清涼感や煙たさはないタバコの香りだ。

 

甘さの部分はアイリスの白粉のようなものと、花蜜様のサラっとしたものを混ぜた感じ。

私の肌では、ハチミツ程こってりとした甘さは出なかった。

ラストノート:アンバー、タバコ、パウダリーな甘さ(4.5時間)

甘さがさらに増してくる。

序盤では「苦み」の方がかなり強かったが、時間の経過とともに「甘み」が優勢となり、付け始めから1時間もすると完全にこちらに天秤が傾いている。

 

変わらず、アイリスの白粉っぽさとインセンスの厳かな煙っぽさ。この辺りの乾いた甘さが強い。

香り全体を支えているのは、甘みの強いアンバーになっている。

下から順に「甘いアンバー、わずかに残るタバコの苦み、パウダリーな甘さ」と重なっている形だ。

トップではメンズ寄りの香調と言う印象だったが、後半甘さも出てくることで、ジェンダーレスに使いやすい香りになっていると思う。


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「セルジュルタンス/シェルギイ(モロッコの砂漠の熱風)」の感想/口コミ

東方より、モロッコに吹き付ける風

セルジュルタンス、コレクションノワールの中の1本、「Chergui(シェルギイ)」の香り。

こちらは「モロッコに吹き付ける風」をテーマにした香水です。

モロッコの公用語はアラビア語とベルベル語ですが、Chergui(シェルギイ)とはアラビア語で「شرقي」、「東の」「~の東に」という意味

チュニジアの東にCherguiという名の島がありますが、それとこの香水は関係ないようです。

 

さて、ブランドによる邦題は「モロッコの砂漠の熱風」。

香りの説明は次のようになっています。

 

けだるさに満ちたモロッコの地に、東方から熱風が吹き付ける。 辺りの花や木々、果実など、すべてを一瞬にして吸い込んで 赤いカーテンのように舞い上がり、 熱の中それらを溶かし、結晶させる。 風の去った後。香りだけが熱気のように残る。

ーSERGE LUTENS公式ホームページより

 

モロッコはアフリカ大陸北西にある、地中海沿岸の国。

大陸側ではアルジェリアと西サハラに面しており、地中海側を望むとジブラルタル海峡を挟んで、スペインにほど近い位置にあります。

説明では「東から吹き込む風」とのことなので、サハラ砂漠の東側、エジプトあたりから吹いてきたのでしょうか。

しかし私はもっと東、遠く東アジアから運ばれてきた風だと思いました。

風速5,000mの威力

シェルギイを肌に一噴き。

まずは漢方薬のような、強い苦味のあるウッディーから始まります。

そこだけ光を飲み込んでしまったような、分厚い暗闇の中に居るみたい。

 

ふと頭に浮かんだのは、幼いころに息を止めて見たキョンシー映画のことです。

ゾンビのように肉が削げてしまった、やたら凶悪なキョンシーが襲い掛かってくるシーンを思い出しました。

あぁ。この香水の出発地点は、真夜中の中国なのか…。

 

30分ほどで、漢方の様な独特な苦みがタバコへとつながり、粉っぽい甘さが出てきます。

すると脳内のシーンが切り替わり、今度はマフィアのボス部屋。

葉巻をふかしながら革張りのウイングチェアにどっかり座り、ボスが豪快に笑っている…。

おや。シチリアに着いたのね。

 

さらに30分程かけてシチリアからチュニジアに入り、アルジェリア、モロッコとサハラ上空を進みます

そしてその後は、乾燥した甘さが長い時間香っている形です。

 

キョンシー発祥の地・中国湖南省からシチリアまで、およそ9000km。

ということはトップで吹いている風は秒速5000m、超常現象レベルの破壊的なスピードです。

でも確かにこの香水の出だしは、御すことのできない独特な苦みが私の肌の上で暴れているので、この猛烈なスピードにも納得。

 

シチリアからモロッコの首都・ラバトまではおよそ2000km。

風速1000m/sに落ち着いてきて、あとは長い時間をかけてジワジワと温かく乾いた甘さが続きます。

猛烈な勢いで東アジアからアフリカに到達した旋風が、サハラ上空で渦を解いてゆっくり揺蕩うイメージ。

 

また、付け始めは「深夜のおどろおどろしい暗さ」がありましたが、最終的には「太陽が照り付ける明るさ」へと変化します。

経時的な香りの落差が大きく、シングルノートっぽくはありません。

 

日中よりは、夜に似合う香りです。

乾いた甘さも強いので、秋冬の方が綺麗に纏えるかと思います。

まとめ

今回は「セルジュルタンス/シェルギイ オードパルファム」について、詳しい香りのレビューをお伝えしました。

シェルギイは、漢方のような強い苦味から始まり、徐々に甘さが出てくる香水です。

付け始めは暗いウッディーですが、最終的にはパウダリーな甘い香りへと大きく変化していきますよ。

香り選びの参考になれば嬉しいです♪

★「漢方のような香り」が好きな方はこちらの記事もオススメです。

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参考:SERGE LUTENS公式ホームページ「シェルギイ」https://www.sergelutens.jp/ja_JP/105000000060000.html?cgid=fragrance-allfragrance-collectionnoire

 

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