【セルジュルタンス】ラフィーユドゥベルラン・ベルリンの少女

今回は「SERGE LUTENS(セルジュ ルタンス)ラ フィーユ ドゥ ベルラン オードパルファム」について、私の肌で実際に使った感想・香り心地を詳しくレビューしたいと思います。

 

ラフィーユドゥベルラン(ベルリンの少女)は、華やかでスパイシーな薔薇の香り。

途中から青々とした香りが加わり、最後は蜂蜜の甘さを残してドライダウンしていきます。

 

当ページでは、ラフィーユドゥベルランの「基本的な情報」「香りの変化」「詳しい感想」などを掲載しています。

この記事はこんな方にオススメ!

・セルジュルタンス、ラフィーユドゥベルランの香りについて詳しく知りたい

・「凛とした」イメージの香水を探している

・薔薇の香りが好き

SERGE LUTENS(セルジュルタンス)ラフィーユドゥベルランとは?

香水の基本情報

タイトル:La fille de Berlin Eau de parfum(ラフィーユドゥベルラン オードパルファム)

ブランド:SERGE LUTENS(セルジュ ルタンス)

香調:フローラル

調香師:クリストファー・シェルドレイク

発表:2013年

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トップノート:ローズ、ゼラニウム、ベルガモット

ミドルノート:パルマローザ、クラリセージ

ラストノート:ハニー、モス、パチョリ、アンバー

持続性、強さ、どんな香り?(チャート)

持続性:4.5時間程度

放香性:★★★☆☆ やや強い

【セルジュルタンス】ラフィーユドゥベルラン/オードパルファム、香水イメージチャート

ラフィーユドュベルラン(ベルリンの少女)の香りの変化

トップノート:凛としたバラの香り(30分)

華やかなローズの香りから始まる。

フルーティーな、あるいは爽やかなキラキラ系のローズ香ではなく、生花の強い香りに、ピンクペッパー系の酸味&スパイシーさを加えたような匂いになっている。

この時点では「明るく可憐なローズ香水」なのか、それとも「暗くかっこ良いローズ香水」なのか判断が付かない。

どっちに転んでもおかしくないような、”凛と咲くバラ”の香りに思えた。

ミドルノート:青々しい匂いが加わる(1時間50分)

香調に大きな変化はないが、葉のような青い香りが増してきたようだ。

「軽快なハーブの香り」や「植物の透明感あふれる青さ」ではなく、もっと重みがある。

色で言ったら深緑。

先ほど「葉のような」と言ったが、バラではなく椿の葉のように肉厚で、てらりと光沢がある葉っぱが香りのイメージにマッチする。

ラストノート:蜂蜜+ローズ(2.5時間)

ラストは淡いローズの残り香に、蜂蜜の甘さを足した感じ。

蜂蜜の香りはミドル終盤から少しずつ強くなっていく。

甘さを感じ始めたあたりでは「花の蜜」のようにサラサラで癖のない甘さだったのだが、最終的には蜂蜜の持つ特徴的な”クセ”のある甘さに変化した。

ここまでくるとスパイシーさも青さも消えている。

 

どちらかと言うと暗いイメージのローズ香水かと思うが、「重々しい香り」とまではいかない。

一年中使えそうだけど、冬の冷たい空気に映えそうな香り。


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セルジュルタンス/ラフィーユドゥベルラン(ベルリンの少女)の感想と口コミ

純白に広がる、血の花弁

2013年に登場した「La fille de Berlin(ラフィーユドゥベルラン)」は、ノワールコレクションの中の一本です。

その意味は「ベルリンの少女」。

青々しく、強いバラの香りが主役の香水です。

 

ブランドは、この香りについて次のように説明しています。

いにしえのベルリン。幻想の都市。 ディナージャケットを着てたたずむ少女の姿。 彼女は棘を持つ花。干渉しない方がいい。 雪の上、銀色の薔薇が放つ慰めと情熱の香り。

ーSERGE LUTENS公式ホームページより

 

ラフィーユドゥベルランは紫がかった赤い液色をしているのですが、雪の上の銀色のバラとは「血」のことでしょうか。(高純度の鉄は銀白色に輝いています。)

それが白い雪に広がり、花弁のような模様を描く。

恐らくその少女ではなく、彼女にディナージャケット(タキシード)をかけてくれた人物の血液なのでしょう。

 

私は、『モノクロの街。腕のちぎれたクマのぬいぐるみを抱く少女が、道の真ん中に独り佇む。』シーンが脳裏に浮かびました。

「美しさ」だけでなく、「悲しみ」や「切なさ」を感じさせる薔薇の香りがします。

剣呑で強い、バラの香水

さて、香りについて。

この香水はバラが華やかに香ります。

フルーティーな感じや石けん調、あるいはローズウォーターのような透明感ある感じではなく、真っ赤なバラの花弁の香りをギュッと濃縮しような「強い薔薇」の匂いです。

 

そこに青々しさも加わっていくのですが、この「青さ」も強い!

「ちょっとだけハーバルな香りが出てくる」とかではなく、深緑色の濃い青さをドーンと加えた感じ。

やや過剰演出なんじゃないかと思うくらいに、薔薇の「美しさ」「凛と強い感じ」が表現されていると思いました。

 

ラストでは蜂蜜の甘さがしっかりと出てきます。

少しだけ許された幼い甘さは、パチョリの暗さに引っ張られて、やはり大人びてしっとりした香りに仕上がっているようです。

 

この香水の評の中で「血の香り」というのをよく見ますが、私の肌では金属っぽい”キーン”とした香りはありません。

でもスパイシーで尖ったこちらのバラは確かに剣呑な印象で、「血」のイメージにそぐわしい香りだと思いました。

まとめ

今回は「セルジュルタンス/ラフィーユドゥベルラン オードパルファン」について、詳しい香りのレビューをお伝えしました。

ラフィーユドゥベルランは、「凛と強い」ローズの香水。

生花のバラの香りに濃いグリーンさが加わり、最後は蜂蜜系の甘さでドライダウンしていきます。

香り選びの参考になれば嬉しいです♪

★「バラの香り」が好きな方はこちらの記事もオススメです。

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参考:SERGE LUTENS公式ホームページ「ラフィーユドゥベルラン」https://www.sergelutens.jp/ja_JP/105000000050000.html?cgid=fragrance-allfragrance-collectionnoire

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