【ディオール】MCDラコルノワールの香水レビュー|薔薇城

今回は「DIOR(ディオール)メゾンクリスチャンディオール ラ コル ノワール オードゥパルファン」について、私の肌で実際に使った感想・香り心地を詳しくレビューしたいと思います。

 

ラコルノワールは、クリスチャン・ディオール氏が愛したバラ園の香り。

お花の香りだけでなく、土っぽさや木の匂いを含み、バラ園に充満する空気そのものに包まれるような香水です。

 

当ページでは、ラコルノワールの「基本的な情報」「香りの変化」「詳しい感想」などを掲載しています。

この記事はこんな方にオススメ!

・メゾンクリスチャンディオール、ラコルノワールの香りについて詳しく知りたい

・爽やかさと温もりを兼ね備えたローズ香水が欲しい

・ジェンダーレスに使いやすいバラの香りを探している

DIOR(ディオール)メゾンクリスチャンディオール ラコルノワールとは?

香水の基本情報

タイトル:LA COLLE NOIRE(ラコルノワール オードゥパルファン)

ブランド:CHRISTIAN DIOR(クリスチャン・ディオール)

香調:ウッディー、フローラル

調香師:フランソワ・ドゥマシー

発表:2017年

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トップノート:カシス、レモン

ミドルノート:ローズ、ピオニー、ラズベリー、すずらん、ピーチ

ラストノート:ホワイトムスク、ハニー、ウード、サンダルウッド、アンバーウッド

持続性、強さ、どんな香り?(チャート)

持続性:4時間程度

放香性:★★★☆☆ やや強い

メゾンクリスチャンディオール ラコルノワール、香水イメージチャート

メゾンクリスチャンディオール ラコルノワールの香りの変化

トップノート:ベリー+ローズ+ちょっとスパイシー(25分)

明るいフルーティーフローラルから香りが始まる。

ベリー系の甘酸っぱさが少しと、背後にあるローズの香りを感じる。既に「この香水のメインはバラです!」と主張している感じがする。

その他には「コリアンダー」のような、少し癖のあるスパイシーな匂いも感じられる。

ミドルノート:軽いバラの香り、ウッディーも出てくる(45分)

その後、温もりあるフローラルに変化していく。

春らしいイメージで「ぽかぽか陽気」といった温もりだ。重さはなく、軽やかな香り。

ベースにあるウッドの香りもしっかり感じられるようになってきた。

 

メインのお花はローズだとはっきり分かる。

「華やかで美人なバラ」と「可憐でフリフリしたバラ」のちょうど中間のイメージを持つローズ香になっている。

ラストノート:アンバーウッドがメイン(3時間)

ラストはモワっとした甘みとウッディーな香りでドライダウン。強い香りではなく穏やかな甘みだ。

ここではアンバーウッドの香りが一番立っているように思う。それが、煙のように”くすんだ”香りにしている。

「煙」と言ったが、「砂ぼこり」のような少しザラっとしたイメージの方が近いかもしれない。

 

全体的に「優しいローズ中心のお花の香り」+「甘い木の香り」といった匂いが続く。

フローラルであってもウッディな印象もなかなか強いので、ジェンダーレスに使いやすい香水だと思った。


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ディオール/メゾンクリスチャンディオール ラコルノワールの感想と口コミ

クリスチャン・ディオールが愛した花畑

メゾンクリスチャンディオールのラインの香りの一つ「LA COLLE NOIRE(ラ コル ノワール)」。

「ラ コル ノワール」とは1951年にクリスチャン・ディオール氏が手に入れた城の名前です。

南仏プロヴァンスにあるこの城に、彼はフレグランス用の花やローズドゥメ、グラースジャスミンなどをこぼれんばかりに植え、育み続けました。

そして、2013年にメゾンディオールが城を再入手し、クリスチャン・ディオール氏が愛した庭園を復活させるのです。

 

そんなラコルノワール城の花々を、特にローズを見つめて生み出した香りがこちらの香水です。

パフューマーのフランソワ・ドゥマシー氏は次のように話します。

(抜粋)春になると、ラ コル ノワール城の庭にはセンティフォリア ローズが一面に咲きます。それは、バラの豊満で蜜のようなフルーティーな香りが空気にいつまでも漂う格別な季節。

ーフランソワ・ドゥマシー

 

この言葉を聞くだけで、「バラ畑に撒かれた水が太陽光で蒸発し、辺り一面に花の香りが充満している様子」が目に浮かぶようですね。

フルーティーでほんのり甘さを含んだバラの匂いが、私の鼻まで届きそう!

★ラコルノワール城の様子はこちらのURLから見ることができます(バラ園も出てきますよ!)。

⇒DIOR公式ホームページ「ディオールとラ コル ノワール城」

バラ園に充満する芳香

では香りについて。

こちらの香水の全体的な印象としては「ブワァーっと広がる、生き生きとしたバラの香りに包まれる」といった言葉がしっくりきます。

「バラの香りの香水」というよりは、上項で述べたような「バラ園に充満する花の芳香」といったイメージです。

ですのでこの香水をつけると、私の周りだけバラ園が誕生します。

 

キラキラした可愛らしいだけのバラの匂いではありません。

トップでは「コリアンダー」のようなスパイシーな香りが、後半ではモワっとした甘みとウッディーな香りが、ラコルノワールのバラ香に奥行きを与えています。

 

ポカポカ陽気の春を思わせる、穏やかで温もりのあるローズですが、香りが進むにつれてどんどん匂いが”くすみ”を帯びてきます。

切り花になったキリッとして優美な印象のローズではないし、野ばらのような野性味や攻撃性もない。

自然豊かな土地で、庭園に咲いているローズということがしっかり伝わってきます。

一年中綺麗に纏えそうな香りですが、バラが咲く暖かな晩春につけたい香水だと思いました。

まとめ

今回は「メゾンクリスチャンディオール ラコルノワール オードゥパルファン」について、詳しい香りのレビューをお伝えしました。

ラコルノワールは、爽やかなバラの花の香りだけでなく、大地や木の香りも感じられる香水です。

清々しいのに温もりもあって、身に纏うとそこだけ小さなバラ園になったかのような香りが楽しめます。

香り選びの参考になれば嬉しいです♪

★「ウッディ×ローズの香り」が好きな方はこちらの記事もオススメです。

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参考:DIOR公式ホームページ「メゾンクリスチャンディオール ラコルノワール」https://www.dior.com/ja_jp/products/beauty-Y0767550-%E3%83%A9-%E3%82%B3%E3%83%AB-%E3%83%8E%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%AB-%E3%83%95%E3%83%AC%E3%82%AF%E3%82%99%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9

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