今回は「GUERLAIN(ゲラン)アクアアレゴリア グラナダ サルヴィア オーデトワレ」について、どんな香りかご紹介したいと思います。
グラナダサルヴィアは、ザクロが主役の香水。
セージのハーバルな香りがアクセントにしっかり効いており、ザクロの甘酸っぱさだけでは終わらない、伸びやかな香りになっています。
後半はホワイトムスクの清潔感ある香りも楽しめる香水です。
この記事はこんな方にオススメ!
・ゲラン、アクアアレゴリア グラナダサルヴィアの香りについて詳しく知りたい
・甘酸っぱいフルーティーな香りが好き
・石けんのような清潔感ある香りが好き
GUERLAIN(ゲラン)アクアアレゴリア グラナダサルヴィアとは?
香水の基本情報
タイトル:GRANADA SALVIA(グラナダ サルヴィア オーデトワレ)
ブランド:GUERLAIN(ゲラン)
香調:フルーティー、ソーピー
調香師:ティエリー・ワッサー
発表:2020年
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トップノート:カシス、レモン、ベルガモット
ミドルノート:ザクロ、セージ、ローズ、ヒノキ
ラストノート:ホワイトムスク、モス、パチョリ
持続性、強さ、香りのチャート
持続性:4時間程度
放香性:★★★☆☆ やや強い
アクアアレゴリア グラナダサルヴィアって、どんな香り?
トップノート:軽快なシトラス(15分)
トップノートは、弾けるようなシトラス。
ガツンとしたシトラスの酸味と、奥の方にカシスのフルーティーな甘さも感じる。
でも甘すぎることはなく、アクアアレゴリアシリーズらしい、とってもあっさりした香りだ。
そんな爽やかで軽快な香りから、グラナダサルヴィアはスタートする。
ミドルノート:甘酸っぱい香り(45分)
15分ほどで強いシトラスの酸味は遠のき、フルーティーな甘さが出てくる。
リアルなザクロを食した時の香りに比べると、かなり甘みが強いように思う。カシスの延長上にあるようなフルーティーで甘酸っぱい香りだ。
そこにセージのハーバルな香りが加わっている。
青々しい匂いではなく、嫌味のない程度にふんわりと香りを覆っているような感じなので、ハーブの香りが苦手な方でも大丈夫そうだ。
ヒノキも透明感を感じさせる程度で、ウッディーな香りにはなっていない。
ラストノート:石けん系のホワイトムスク(3時間)
ラストノートは、ホワイトムスクの石鹸のような香りが中心となる。
昔ながらの少し油脂の甘みを含むような、どっしり重たい石鹸の匂いではなく、あっさり軽やかな匂いだ。
石鹸そのものの匂いと言うよりは、シャワーを浴びた後の浴室の香りが近いかもしれない。
モスやパチョリのウッディーな要素は強くない。「清潔感!!」と主張してくるホワイトムスクをキュっと引き締めるにとどまっている。
全体的に爽やかで軽い香りではあるが、結構甘みも強い。
バニラや樹脂系の重くまったりした甘さではなく、ムスクやフルーツの甘さなのでこってり感はないのだが、甘い香り(特にムスクの香り)が好きでない方は、こちらの香水は苦手かもしれない。
逆に石鹸っぽい香りやホワイトムスク大好き!という方には、是非一度試してみてもらいたい香りだと思った。
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ゲラン/グラナダサルヴィアの解説と感想
ザクロとセージのコンビネーション
2020年に登場したアクアアレゴリアシリーズ「GRANADA SALVIA(グラナダサルヴィア)」の香り。
調香は2008年にゲランの五代目専属調香師となった、ティエリー・ワッサー氏の作品です。
ラテン語で「GRANADA」はザクロ、「SALVIA」はセージを指します。
日本ではサルビアといえば観賞用のお花で、セージといえばお料理などにも用いられるハーブというイメージですが、本来は「SALVIA」=「SAGE」(言語が違うだけ)。
どちらも、シソ科サルビア属の植物を指しています。
こちらの香水で出てくるサルヴィアは、日本語で言うところの「セージ」の香りです。ミドル以降で、ザクロのフルーティさをふんわり覆うようにしてセージの香りが出てくるのです。
このセージのハーバルなアクセントがすごく効いていて、甘酸っぱいフルーティさに「落ち着いた感じ」や「のんびりした空気感」を足してくれているように思います。
ちなみに私は香水を初めて嗅いだ時に一言メモを残しておくことが多いのだが、こちらのグラナダサルヴィアには『ハーブが超イケてる』と書いてありました。
主役のザクロを邪魔せず引き立て、そしてきっちり自分の仕事をするサルヴィア(人間だったら是非とも一緒に仕事をしたい!)。
ザクロのフルーティーさも素敵なのですが、私がこの香水を好きな一番の理由は、そういったサルヴィアの魅力にあるのだと思います。
一年中、気軽に纏えるザクロの香水
さて、グラナダサルヴィアを身にまとって。全体的な印象は、「フルーティーで明るい香り」となっています。
ただこのフルーツの香りは、目の前で果汁が滴っているような”リアル”でおいしそうな香りではなく、「フルーツの香りのする何か」といった匂いになっています。
後半、ソーピーな香りになってくるので、齧りつきたくなるような果物の匂いというよりはフルーツの香りの石鹸みたいな匂いと言えるかもしれません。
とにかく、食べられそうなフルーツの香りではないようです。
なので、リアルな果物の香りを求めている人にとっては、グラナダサルヴィアのフルーティさでは物足りないかもしれません。
でもその代わり、フルーティーさと石鹸系の清潔感ある香りが好きな人には、バッチリハマる匂いになっていると思います。
よその家の前を通りがかった時に「あっ。なんだかお風呂のいい匂いがする。」と思うことがありますが、グラナダサルヴィアのラストノート辺りはその香りに近いと思いました。
ところで、ザクロの収穫シーズンは9~10月で、秋の果物です。
でもこの香水は一年中綺麗に纏えそうな軽やかな香りとなっていますよ。甘酸っぱくハーブの効いたこちらの香りは、シーズン問わず気軽に手に取れる香水だと思います。
まとめ
今回は「ゲラン/アクアアレゴリア グラナダサルヴィア オーデトワレ」について、詳しい香りのレビューをお伝えしました。
グラナダサルヴィアは甘酸っぱいザクロと、セージのハーバルなアクセントの効いた香水です。
最後の方はホワイトムスクの清潔感ある香りが広がりますよ。
香り選びの参考になれば嬉しいです♪
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参考:ゲラン公式ホームページ「グラナダ サルヴィア – オーデトワレ」https://www.guerlain.com/jp/ja-jp/p/aqua-allegoria-granada-salvia—eau-de-toilette-P014390.html