今回は「Kilian(キリアン)グッドガール ゴーンバッド オードパルファム」について、どんな香りかご紹介したいと思います。
グッドガールゴーンバッドは、可愛らしいフルーティーさから妖艶なフローラルへと”変身”する香りです。
ジューシーで甘い香りからオスマンサスのフルーティー・フローラルを経て、官能的なホワイトフローラルへと変化していきます。
この記事はこんな方にオススメ!
・キリアン、グッドガールゴーンバッドの香りについて詳しく知りたい
・ジューシーで甘いフルーツ系の香りが好き
・華やかさや色気を感じる花の香りが好き
Kilian(キリアン)グッドガールゴーンバッドとは?
香水の基本情報
タイトル:Good Girl Gone Bad Eau de parfum(グッド ガール ゴーン バッド オードパルファム)
ブランド:Kilian(キリアン)
香調:フルーティー、フローラル
調香師:アルベルト・モリヤス
発表:2012年
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キリアン グッド ガール ゴーン バッド オードパルファム 50ML KILIAN GOOD GIRL GONE BAD EDP [8197] |
トップノート:オスマンサス、メイローズ、オレンジブロッサム
ミドルノート:ジャスミン、チューベローズ、ナルシス
ラストノート:アンバー、シダー
持続性、強さ、香りのチャート
持続性:6時間程度
放香性:★★★☆☆+ やや強い~強い
グッドガールゴーンバッドって、どんな香り?
トップノート:キャンディー様のジューシーなフルーツ(40分)
甘くフルーティーな香りから始まる。
フルーツキャンディー系の甘酸っぱさ、キュートな香りだ。
10分程すると、アプリコットのようなジューシーでとろみのある果物の香りが、フローラルへとグラデーション的に変化していく。
フルーティーフローラルなオスマンサスがあることで、フルーティーともフローラルともつかない香りになっている。
ミドルノート:ホワイトフローラルがメインに(2時間)
バランス的にフルーティー<フローラルに傾いてくる。
ホワイトフローラルの甘さがメインで、そこに明るく瑞々しいローズと、トップから香るジューシーなアプリコット様のフルーティーが重なる。
トップでは”キャンディー”のような可愛らしい雰囲気だったが、この辺りから官能性を帯びた香りにイメージチェンジしていく。
ラストノート:ミドルの残香+軽いウッディー(3.5時間)
香りに影が差していって、ラストノートを迎える。
ミドルまで続いたフルーティーさは僅かな酸味を残すのみ。
ホワイトフローラルの甘さも鳴りを潜める。
ここではそういったミドルまでのフルーティー・フローラルの残香と、軽いウッディーさが合わさって香る。
ミドルまでは強めの香り立ちだが、ラストまで至るとマイルドな印象だ。
甘さも強いがそこまで重くはなく、真夏以外は綺麗に香ってくれると思う。
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キリアン/グッドガールゴーンバッド(GGGB)の解説と感想
GGGB「By Kilian」
2012年に「In the Garden of Good and Evil(善悪の園で)ーエデンの園で紡がれるアダムとイブの物語ー」シリーズの1作として登場した、「Good Girl Gone Bad(グッドガールゴーンバッド)」の香り。
現在は「THE NARCOTICS(ザ ナーコティック)」コレクションの中の1本として販売されています。
この香水のテーマは「良家の子女が”悪い子”に変身する」香りです。
キリアンらしいですね~。
香水タイトルは「Good Girl Gone Bad」だけなのですが、公式サイトではこの香水だけタイトルのうしろに「By Kilian(キリアンによって)」と書かれているんです。
(元々「Kilian Paris」は「By Kilian」という名でした。)
つまり、「良い子たちも、俺(この香水)の手で悪い子にしてやるよ」と言い放っているんでしょうね!
さすがキリアン様…。
世界で一番、ボタンを開けたシャツが似合う男…。
歯の浮くようなセリフも、彼なら様になりますね。
背伸びをした「悪い子」
さて、香りについて。
この香水はジューシーで甘いアプリコット系のフルーティーからスタートします。
キャンディーのような甘酸っぱさがあり、キュートであどけない印象です。
そこからジワジワとフローラルの要素が強まっていき、ミドルではホワイトフローラルを中心に展開していきます。
すると先ほどまでの幼さは消え、代わりに扇情的な甘さに転身するのです。
香水名に引っ張られている部分も大きいですが、見事に「Good girl」が「Gone bad」しているのを感じます。
ただ、個人的には「悪い子」の香りというより「悪い子になりきれない”良い子”」の香りといったイメージです。
最後までフルーティーな甘酸っぱさは残り、どこか背伸びした色っぽさに感じます。
「ハイヒールを履いてみたものの、靴擦れしちゃった子」みたい。
まだまだ可愛いな~という気持ちになる香りです。
私としては同じキリアンの人気作の中でも「Love,don’t be shy」の方が、どちらかというと「悪い子」のイメージに近いかな。
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こちらはマシュマロのような甘さと濃厚なフローラルの香りですが、「可愛い顔して人をたぶらかす」ような悪い子のイメージにぴったりです。
まとめ
今回は「キリアン/グッドガールゴーンバッド オードパルファム」について、詳しい香りのレビューをお伝えしました。
グッドガールゴーンバッドは、「良い子」が「悪い子」に変身するための香水です。
オスマンサスの香りが、見事に「フルーティー」と「フローラル」の橋渡しをしてくれていますよ!
香り選びの参考になれば嬉しいです♪
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参考:Kilian公式ホームページ「Good girl gone Bad by Kilian」https://www.bykilian.com/product/19797/52759/perfume/good-girl-gone-bad-by-kilian/the-narcotics#/sku/115028