今回は「CHANEL(シャネル)チャンス オーフレッシュ オードゥ トワレット」について、どんな香りかご紹介したいと思います。
チャンス オーフレッシュは、ガツンと強いシトラスから「水」を感じさせるフローラルへ、最後はそれらの爽やかさを残しつつ、優しく甘い香りに落ち着く香水です。
チャンスEDTのエレガントな香りから一転、ずいぶん活発で躍動的な印象になっています。
この記事はこんな方にオススメ!
・シャネル、チャンス オーフレッシュの香りについて詳しく知りたい
・シトラスや瑞々しい花の香り、爽やかな香水が好き
・「チャンスEDT」と「チャンス オーフレッシュEDT」の違いが知りたい
今回は「CHANEL(シャネル)チャンス オードゥ トワレット」について、どんな香りかご紹介したいと思います。 チャンス オードゥトワレットは、「ヒヤシンス」の香りが主役(だと、私は思う)。シンプルでエレガ[…]
CHANEL(シャネル)チャンス オーフレッシュ オードゥトワレットとは?
香水の基本情報
タイトル:CHANCE EAU FRAICHE Eau de Toilette (チャンス オーフレッシュ オードゥトワレット)
ブランド:CHANEL(シャネル)
香調:シトラス、フローラル
調香師:ジャック・ポルジュ
発表:2007年
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トップノート:シトロン、レモン、シダー
ミドルノート:ジャスミン、ヒヤシンス、ピンクペッパー
ラストノート:チークウッド、アイリス、ホワイトムスク、ベチバー、パチョリ、アンバー
持続性、強さ、香りのチャート
持続性:4~4.5時間程度
放香性:★★★☆☆ やや強い
チャンス オーフレッシュって、どんな香り?
トップノート:ガツンとシトラス(15分)
強いシトラス感からスタートする。
シトロン(丸仏手柑・まるぶっしゅかん)やレモンの果汁を炭酸で割ったような爽やかな香りだ。甘さはない。
(シトロンは、レモンとベルガモットの中間のような爽やかな香り。)
5分ほどすると、ウォータリーな透明感に少し甘みを足したような花の香りが出てくる(ヒヤシンスかな?)。
そのおかげでパンチの効いた酸味は和らぎ、ほんのり甘いシトラス系のトップノートとなっていた。
ミドルノート:ウォータリーなヒヤシンス(1時間)
すっきりした香調のまま、主役がシトラスからフローラルへと切り替わる。
「チャンスEDT」同様に、ヒヤシンスが最も強く感じられるように思う。
でもグリーンな香りではなく、瑞々しい感じ。
ウォーターリリー(睡蓮)系の爽やかフローラルが1時間ほど続いた。
ラストノート:アイリスの粉っぽい甘さ(3時間)
爽やかな花の香りを残したまま、優しく甘い匂いに落ち着く。
ほんの少しだけ、パウダリーな要素も感じる。
香料だけを確認するとシプレっぽい香りに思えるが、ラストノートに至ってもパチョリやベチバー系の「土っぽさ」「湿っぽさ」は強く出てこない。
それらは、香り全体を落ち着かせる程度の役割にとどまり、むしろ主役は「アイリス」や「ホワイトムスク」のクリーンな甘さの方だった。
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シャネル/チャンス オーフレッシュの解説と感想
「チャンス」に続く、シリーズ2作目
2003年の「チャンス(オードゥトワレット)」に続き、2007年に登場した「Chance Eau Fraiche(チャンス オーフレッシュ)」の香り。
調香はもちろん三代目シャネル専属調香師のジャック・ポルジュ氏です。
オーフレッシュは、チャンスのエレガントで控えめなシプレの香りを、そのままシトラス寄りにシフトしたような感じ。
「チャンス」もあまりシプレ感の強い香水ではありませんが、ことオーフレッシュに至っては、シプレの香調というよりはシトラス×フローラルと言って良いと思います。
ラストの、パチョリをはじめとする湿っぽい香りはかなり控えめで、明るい香調のままドライダウンするからです。
◆「シプレ系って何?」については、こちらの記事をどうぞ。
今回は、香りの種類を表す言葉についてお話していきたいと思います。グルマン系、シプレ系、オリエンタル、ウッディ…etc。香りを表現するのに色々な言葉が使われていますが、これって結構わかりにくいですよね。 この[…]
ただ、「チャンスEDT」と共通しているなぁと感じる部分もあります。
それは「ヒヤシンス」の爽やかなフローラルノートの存在感。
チャンス オーフレッシュを付けていると、「白く反り返った花弁を持つ、小花をたわわに付けたヒヤシンス」を思い浮かべます。
このヒヤシンスに対するイメージは、チャンスEDTを付けている時と、とてもよく似ているのです。
エレガンスからの解放
さて、香りを振り返ってみたいと思います。
まずは、強いシトラスがガツンとやって来ます。
シャネル公式では、次のように説明されています。
まるいボトルに入ったフローラル スパークリング ノートのフレグランス。はじけるエネルギーが、ハッピーとファンタジーあふれる世界への扉を開きます。
ーシャネル公式ホームページより
このトップノートは、確かに「スパークリング」で「はじけるエネルギー」を感じさせるシトラスの香りです。
「シトロンが良い仕事してるよね!」とサムズアップしたい気持ち。
そして、ミドルでは「シトラス」→「ウォータリー」な香りに、爽やかさのバトンが繋がっていきます。
それにかぶさるように、上の項で述べたような「ヒヤシンス」が重なっている形。
ラストノートは、トップ・ミドルの爽やかフローラルに、アイリスのパウダリーさムスクの甘さが加わります。
ほんのり甘く、スッキリ明るい香りで終わるのです。
ですので、チャンスEDTよりもエレガントさは失われ、代わりに躍動的な印象を与えてくれます。
チャンスEDTが「体に沿って流れるような、サテンのロングドレス」なら、オーフレッシュは「そのドレスを太ももあたりで勢いよく引き裂いて、素足で駆け回っている」みたいな香りです。
「エレガンスのからの脱皮、解放」を表現した香水なのだと、私は思いました。
まとめ
今回は「シャネル、チャンス オーフレッシュ オードゥトワレット」について、詳しい香りのレビューをお伝えしました。
チャンス オーフレッシュは、ガツンとくるシトラスと瑞々しいフローラルの香水。
チャンスEDTのエレガントな雰囲気を脱ぎ捨てて、躍動的な印象に変化させた香りです。
香り選びの参考になれば嬉しいです♪
★「躍動的な印象の香り」が好きな方はこちらの記事もオススメです。
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参考:CHANEL公式ホームページ「チャンス オー フレッシュ オードゥ トワレット(ヴァポリザター)」https://www.chanel.com/jp/fragrance/p/136420/chance-eau-fraiche-eau-de-toilette-spray/