【シャネル】チャンス オーヴィーヴの香水レビュー|終わりは始まり

今回は「CHANEL(シャネル)チャンス オー ヴィーヴ オードゥ トワレット」について、私の肌で実際に使った感想・香り心地を詳しくレビューしたいと思います。

 

チャンス オーヴィーヴは、苦いシトラスの香りが主役の香水。

「チャンス」=「運命の輪」を閉じる最後の1ピースとして、特別な意味を感じる香りです。

 

当ページでは、チャンス オーヴィーヴEDTの「基本的な情報」「香りの変化」「詳しい感想」などを掲載しています。

この記事はこんな方にオススメ!

・シャネル、チャンス オーヴィーヴの香りについて詳しく知りたい

・柑橘系の香り、グレープフルーツの香りが好き

・「チャンス」シリーズ、4種類の違いが知りたい

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シャネル チャンス オードゥトワレット、詳しい香水レビュー/口コミ

CHANEL(シャネル)チャンス オーヴィーヴとは?

香水の基本情報

タイトル:CHANCE EAU VIVE Eau de Toilette (チャンス オーヴィーヴ オードゥトワレット)

ブランド:CHANEL(シャネル)

香調:シトラス、フローラル

調香師:オリヴィエ・ポルジュ

発表:2015年

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シャネル チャンス オーヴィーヴ EDT オードトワレ SP 50ml 香水 CHANEL

トップノート:グレープフルーツ、ブラッドオレンジ

ミドルノート:ジャスミン、アイリス

ラストノート:シダーウッド、ムスク、ベチバー

持続性、強さ、どんな香り?(チャート)

持続性:5時間程度

放香性:★★★☆☆ やや強い

シャネル チャンス オーヴィーヴ オードゥトワレット、香水イメージチャート

チャンス オーヴィーヴの香りの変化

【シャネル/チャンス オーヴィーヴ オードゥトワレット】香水レビュー、口コミ

トップノート:「影」のあるグレープフルーツ(35分)

透明感のあるシトラスからスタートする。

少し苦味のあるグレープフルーツが、トップノートの主役のようだ。

弾けるように「エネルギッシュなシトラス」というよりは、「落ち着きがあっておしとやか」。

幼さや可愛らしい印象はなく、少し”影”のある柑橘系の香りのように思えた。

ミドルノート:ん?ヒヤシンス?(1時間30分)

次第にフローラルの要素が出てくる。透明感があって、瑞々しい感じ。

ほんのりとグリーンさも含んでいて…。「これ、ヒヤシンスじゃない?」と思った。

どこを探しても「ヒヤシンスが入っている」と誰も言っていないのだけれど、私はミドルの主役は他のチャンスシリーズ同様に「ヒヤシンス」なのだと思う。

オータンドゥルEDTのミドルノートに少し苦味を持たせ、大人っぽく落ち着いた雰囲気にしたような香りになっていた。

ラストノート:バランスの良い柑橘の香り(3時間)

ラストは柑橘系のワタの苦味と、ムスクの甘さ、そこにアイリスのパウダリーさが加わる。

シトラスにもムスキーにもパウダリーにも偏らず、絶妙なバランスで混じり合う。

なので「スッキリ爽やか!」というわけではなく、「甘く穏やか」というわけでもない。

あえて言うなら「シトラス系」だけれども、何の匂いと答えられないような、曖昧で輪郭のぼやけた香りでドライダウンした。


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シャネル/チャンス オーヴィーヴの感想と口コミ

運命の輪を完成させる、「祝福の香水」

2015年にシャネルの3代目専属調香師ジャック・ポルジュ氏が退任され、その役割をご子息のオリヴィエ・ポルジュ氏が受け継ぎました。

チャンスの4作目となるオーヴィーヴの香りは、オリヴィエ・ポルジュ氏が4代目シャネル専属調香師となって最初に完成させた香水です。

 

フランス語「EAU」は「水」、「VIVE」は「鮮やかな」とか「~万歳」といった意味を持ちます。

ですので、「EAU VIVE」の意味は「鮮やかな水」「祝福の水」となるでしょうか。

全体的な香調としては苦みのあるシトラスを中心に香りが進むのですが、すっきりした透明感を持ちつつもどこか影のある印象を受けます。

よって「鮮やかな水」よりは「祝福の水」の方が相応しいようです。

 

では、オーヴィーヴは何を祝福しているのでしょう。

私は香水「チャンス」の意味・テーマである「運命の輪」を完成させたことに対する喜びなのだと捉えました。

◆「香水チャンスの意味とは?」については、こちらのページ後半でも触れています。

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シャネル チャンス オードゥトワレット、詳しい香水レビュー/口コミ

 

父から受け継いだチャンスの香りの「輪」、最後の1ピースをはめる。

でも「輪」の終着点は、同時に始発点でもあります。

「完成させたこと(終わり)」と「シャネル調香師としての幕開け(始まり)」を祝福した香り、それがオーヴィーヴなのです。

「チャンス」シリーズ、最後の香り?

「運命の輪」についてもう少しお話したいと思います。

始まりの香り「チャンス」は、フローラル色の強い軽やかなシプレ調でしたが、それを炭酸が弾けるようなシトラスで「快活な香り」にシフトしたのが「チャンス オーフレッシュ」です。

 

そして”シュワシュワ”した「夏」の軽やかさを、ジューシーでフルーティーな「春」の軽さに変化させたのが、「グレープフルーツ」を中心に据えた「チャンス オータンドゥル」

さらにその「グレープフルーツ」に苦味を持たせ、「ベージュのサテンのネグリジェをまとっているような軽さと落ち着き」を感じさせてくれるのが「チャンス オーヴィーヴ」なのです。

 

そして、もうお気づきかと思いますが、オーヴィーヴをシプレ調のエレガントな香りにシフトさせると「チャンスの香り」へとつながっているのですね。

4つの香りが「輪」の形で、ひとつながりになっているように思えるのです。

 

私は、チャンスのシリーズはこの4つの香りで完結しているのではないかと思っています。

(そんなこと言って、新しいチャンスが出てきたらどうしよう…w)

「終わり」であり、そして「始まり」の香り。

運命の輪を回すための香水です。

まとめ

今回は「シャネル、チャンス オーヴィーヴ オードゥトワレット」について、詳しい香りのレビューをお伝えしました。

チャンス オーヴィーヴは、苦みを含んだ柑橘の香りです。

「チャンス」の運命の輪を完成させる、最後の1ピース。

香り選びの参考になれば嬉しいです♪

★「シトラスの香り」が好きな方はこちらの記事もオススメです。

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参考:CHANEL公式ホームページ「チャンス オー ヴィーヴ オードゥ トワレット(ヴァポリザター)」https://www.chanel.com/jp/fragrance/p/126560/chance-eau-vive-eau-de-toilette-spray/

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