今回は「SHIRO(シロ)ホワイトティー オードパルファン」について、詳しくレビューしたいと思います。
ホワイトティーは、冷たいレモンティーのような爽やかな香り。
すっきり&ほんのり甘いレモンティーなので、TPO問わず付けやすく人好きのする香水です。
当ページでは、ホワイトティーの基本的な情報、香りの変化や詳しい感想などを掲載し、どんな香りの香水かお伝えします。
この記事はこんな方にオススメ!
・シロ、ホワイトティーの香りについて詳しく知りたい
・レモンティーの香りが好きだ!
・お手頃価格で付けやすい香水を探している
SHIRO(シロ)/ホワイトティー オードパルファン
香水の基本情報
タイトル:WHITE TEA(ホワイトティー オードパルファン)
ブランド:SHIRO(シロ)
香調:ティー
調香師:ー
発表:2017年
![]() | SHIRO シロ ホワイトティー オードパルファン 40mL 箱なし(#7203) 価格:4,340円 |
トップノート:グレープフルーツ、レモン、グリーンノート
ミドルノート:グリーンティ、ジャスミン、ローズ、リリー
ラストノート:ムスク、ウッディーノート、アンバー
持続性、強さ、どんな香り?(チャート)
持続性:4時間程度
放香性:★★☆☆☆ 弱い
爽やか&甘「レモンティー」から、軽いウッディノートへ
トップノート:ほろ苦→すっきりレモンティー(20分)
付けてすぐグリーンで苦々しい香りが広がる。
レモンティーに入っているレモンの果皮をギュッと喰んだような、酸っぱ苦い感じがする。
5分ほどで苦い部分は無くなり、レモンティーのような爽やかティー系の香りがスタートする。
そして、このレモンティー系の香りが「ホワイトティーEDP」の主役となる。
ミドルノート:甘いレモンティー(1時間20分)
苦味が完全に抜けて「甘いレモンティー」の香りになる。
紅茶にレモンの輪切りを浮かべて淹れたレモンティーではなく、ペットボトルに詰まった加糖レモンティーの香りだ。
ティーの香りはするけど、紅茶の持つ苦味は感じない。かと言って、緑茶でもないと思う。さらに言えば、フローラルの要素も私にはほとんど感じられない。
ジャスミンが少しとローズもほんの少し、リリーに至ってはゼロに思える。
なのでフローラル+ティーのような香りになっている訳ではなく、甘いレモンティーの香りが続く。
ラストノート:湿ったウッディー(2.5時間)
レモンティーの甘い匂いはなくなり、香りも薄まってドライダウンを迎える。
ムスクやアンバーの甘味はほとんど感じない。ラストノートの主役は、シダーウッドやモス系の湿り気を帯びたウッディーノートだ。
どっしり重い木の香りではなく、透明感があって軽いウッディー。木の香りが苦手な人でも大丈夫そう。
全体的にレモンティー様の爽やかな香りが続く。香り立ちも穏やかで、TPO問わず人好きのする香りだと思う。
▼▼ ひとまず、サンプルで試したい方 ▼▼
![]() | 価格:800円 |
「シロ/ホワイトティー」の感想/口コミ
SHIRO、オードパルファン 定番の香り
シロのオードパルファンは、「定番の香り」と「期間限定の香り」に分かれています。
2022年8月現在で、定番の香りは5種(サボン、ホワイトリリー、ホワイトティー、アールグレイ、キンモクセイ)。
本ページでご紹介しているホワイトティーは、サボン(2010年)、ホワイトリリー(2013年)に続く、3番目のオードパルファン レギュラー商品です。
香りはシロらしく、穏やかで好む人の多そうなさっぱりティー系。この香水を一言で表すのなら、「レモンティーの香り」と言えるでしょう。
トップではレモンやグレープフルーツ、ベルガモットなどの柑橘系の果皮を思わせる、爽やかでほろ苦く、また青々しい香りが広がります。
でもそれは5分~せいぜい10分程度と短い時間。すぐにレモンティーの香りに移行していきます。
ミドルノートではジャスミンなどのフローラルが、ラストではムスクなどの甘みが入っているとのことですが、私にはほとんど感じられません。
一方で、ラストノートのウッディーさは結構感じます。でも木の重く強い匂いではなく、シダー系の透明感あるものなのですっきりした香調を乱しません。
出だしは「ほろ苦く」その後「レモンティー全開」、最後は「軽いウッディー」という形で、一貫して軽くすっきりした香りが続きました。
飲み干したくなる、レモンティーの香り
さて「レモンティーの香り」と述べましたが、その辺りをもっと詳しくお伝えしたいと思います。
ホワイトティーは間違いなくティー系に分類される香りですが、”ティータイム”を連想させるような、優雅なティーではありません。
リアルな紅茶というよりは「ペットボトルに入っているレモンティーの匂い」といった感じ。
冷たいレモンティーの黄色いペットボトルを太陽にかざします。
汗をかいたボトルが太陽光をキラキラ反射させているような、CMに出てきそうな爽やかさ。
喉を鳴らして一気に飲み干したくなる甘いレモンティーの香り、それがこの香水のイメージに近いです。
この香水は「香りが若い」「安っぽい」と評されることもあるようですが、それはこのようにペットボトル飲料的な雰囲気があるからかもしれません(紅茶のリアルさはない)。
私個人としてはこの価格帯(5,000円以内/30mlくらい)の香水の中では最も好きな香りの一つで、特に安っぽいとは感じません。
ただ付けやすく、”よくある匂い”なのかもしれないですね。
また、若い方にも似合うフレッシュな香りではありますが、私より年上の方が付けていても全然オッケーだと思います。(だから私も付けさせてくれ。)
匂いの拡散性は穏やかで、シロらしい人好きのする香調です。
(残念ながらそんな機会はないのですが)「香水を付けてみたいけど、何から試せば良いのか分からない…。紅茶の匂いが好きです!」と言われたら、私はこちらの香水をオススメするだろうなという一本です。
レイヤード(コンバイニング)レビュー
「トムフォード、ジャスミンルージュ オードパルファム」とレイヤードしてみました。
ジャスミンルージュを膝裏に1プッシュ、ホワイトティーを内肘に1プッシュ。
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ジャスミンルージュの華やかなジャスミンの香りとホワイトティーの甘いレモンティーを重ねて、爽やかティー系のレイヤードにしてみました。
まずはジャスミンルージュを膝裏にプシュ。遠くで柔らかに、甘い花の香りが広がります。
次にホワイトティーを付けると、香りがさっぱりハーバルな感じに変化します。
でもそれは数分だけで、すぐにレモンティー様へと移り変わっていきます。
付けている位置的にホワイトティーの方がよく香るので、このレイヤードのメインはレモンティーの香りです。
でも、レモンティーの奥にジャスミンティーが居るのがしっかりと分かる感じ。
ジャスミンのツンとした独特の花の香りが十分に感じられます。(特に、歩いているとジャスミンルージュが華やかに広がります。)
予想通り、クセの少ないレモンティー+ジャスミンティーの香りになっています。
予想の上を行くような、びっくり素晴らしい!というわけではありませんが、手堅く安定の良い香り。
ホワイトティーだけだと、香りが単調かな?甘すぎるかな?と思う方におすすめのレイヤードです。
まとめ
今回は「シロ、ホワイトティー オードパルファン」について、詳しい香りのレビューをお伝えしました。
ホワイトティーは、ペットボトルに入った冷たい加糖レモンティーの香り。
フローラルやムスク・アンバーの要素は少なく、すっきりとしたティー系の香りが続きます。
香り選びの参考になれば嬉しいです♪
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参考:SHIRO公式ホームページ「ホワイトティー オードパルファン」https://shiro-shiro.jp/category/283/12325.html
