今回は「OFFICINE UNIVERSELLE BULY(オフィシーヌ ユニヴェルセル ビュリー)ヴェルヴェーヌ・デザンド・エ・バジリック・ドゥリュ(バーベナ、バジルの香り) オー トリプル」について、どんな香りかご紹介したいと思います。
ヴェルヴェーヌ・デザンド・エ・バジリック・ドゥリュは、レ ジャルダン フランセ(菜園の香り)コレクションの中の一つ、バーベナとバジルの香水です。
レモンのようなキリっとした酸味とハーブの香り、最後はムスクの清潔感ある香りに落ち着きます。
この記事はこんな方にオススメ!
・ビュリー、ヴェルヴェーヌ・デザンド・エ・バジリック・ドゥリュの香りについて詳しく知りたい
・野菜が主役の香水に興味がある
・レモンやハーブの爽やかな香水が欲しい
BULY(ビュリー)ヴェルヴェーヌ デザンド エ バジリック ドゥリュとは?
香水の基本情報
タイトル: Verveine des Andes et Basilic d’Ulu(ヴェルヴェーヌ・デザンド・エ・バジリック・ドゥリュ オー トリプル)
ブランド:OFFICINE UNIVERSELLE BULY(オフィシーヌ ユニヴェルセル ビュリー)
香調:シトラス、ハーバル
調香師:ー
発表:2023年
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オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー オー・トリプルヴェルヴェーヌ・デザンド・エ・バジリック・ドゥリュ 75ml [732008] |
ノート:バジル、バーベナ、ミント、シダー、ホワイトムスク
持続性、強さ、香りのチャート
持続性:2時間程度
放香性:★☆☆☆☆+ とても弱い~弱い
ヴェルヴェーヌ・デザンド・エ・バジリック・ドゥリュって、どんな香り?
トップノート:強いレモンの酸味(15分)
レモン系の、爽やかで酸味の強いシトラスから始まる。
苦味や雑味のないクリーンなレモン果汁、そしてレモングラスやレモンバーベナのハーバルな酸っぱさを感じる。
しばらくするとレモンの強い酸味は和らぎ、「シトラス」というよりは「酸味の効いたハーバル」といった香調になった。
ミドルノート:ハーバルな甘さ(40分)
シトラスハーバルの香りが続く。
スペアミントやバジルといった、ハーブ系のすっきりした甘さもあるようだ。
ミントを食べた時の清涼感や、バジルを食べた時のグリーンな”お野菜感”、また特徴的な強い匂いがある訳ではない。
酸味があって瑞々しく、透明感のある ほの甘い香りがした。
ラストノート:クリーンなムスク(1時間)
ハーバルな甘さに、ムスクのクリーンな甘さが重なる。
アニマリックで温かみの強いムスクではなく、軽やかで清潔感のある香りだ。
レモンっぽい酸味もわずかに残り、爽やかさが続く。
そしてそのまま香りが淡くなり、フェイドアウトしていった。
菜園コレクションの中でも、特に「軽やかな香り」になっている。
シトラス系、ハーバル系の酸味がメインとなっており、真夏の暑い日に良く似合う香水だと思う。
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ビュリー/ヴェルヴェーヌ・デザンド・エ・バジリック・ドゥリュの解説と感想
香水タイトルからして、とても爽やか
「Verveine des Andes et Basilic d’Ulu(ヴェルヴェーヌ・デザンド・エ・バジリック・ドゥリュ)」は、2023年に登場した「Les Jardins Français(レ・ジャルダン・フランセ)」コレクションの中の一本です。
こちらは「菜園の香り」をテーマにしたコレクションですが、本ページでご紹介しているのは「バーベナとバジル」の香り。
香水名を直訳すると、「アンデスのバーベナとウルのバジル」となります。
「ウル」ってどこだ?と思い、色々調べてみたのですがよく分からず…。
このコレクションの香水名に出てくる地名はその植物の原産地のようなので、「ウル」はマレーシアの「ウル・ティラム」かな?
(バジルの原産は、インド・マレーシアなどの熱帯アジアです。)
もう一つの植物「バーベナ」は、クマツヅラ属(バーベナ属)の総称です。
ですので、バーベナと一口に言っても色々な種類がある訳ですが、香水関連でレモンのような香りを持つハーブとして登場するのは「レモンバーベナ」。
こちらはアルゼンチン・チリ・ペルーなどのアンデスの国々が原産です。
香水名を見ただけでも、「青々としたハーブ」の匂いや「レモン系の酸味」の爽やかな香りが、鼻先をくすぐるようですね。
ちょっと高すぎやしませんか
ブランドによると、この香水はこんな香りだそうです。
パウダリーなホワイトムスクの神秘的な月の光に照らしだされた、豪奢でぴりっとした黒海産バジルの魅惑的なグリーンノート。ヴァーベナのレモンのような力強い爽やかさがシダーとミントのまろやかさと結びつき、エスプリと自信に満ちた、陽気ではつらつとした香りに仕上がりました。
ービュリー公式ホームページより
菜園の香りコレクションでは、どれを見ても”複雑で気難しい”香りはないのですが、こちらはその中でも特に”シンプルでとっつきやすい”香り。
香り立ちもかなり穏やかで、持続時間も短い。
普段香水を付けない人でも纏いやすいのでは?と思いました。
ただ、個人的には「レモン系の酸味」がトップに来て「ほんのり甘く」なり、最後は「清潔感あるムスクに抜けていく」みたいな香りは、このお値段を出さなくても、他にあるんじゃないか…と思ってしまいます。
(75mlサイズで24,200円・160€)
どうしても「シーブリーズ…?」と思ってしまうのと、香りがすぐに居なくなってしまうのとで、正直これに2万5千円は出せないなぁと感じます。
しかし裏を返せば、それだけ「老若男女に使いやすい香り」とも言えるのだと思います。
真夏のジリジリ肌を焦がすような太陽にも負けない、爽やかで明るい香りです。
まとめ
今回は「ビュリー、ヴェルヴェーヌ・デザンド・エ・バジリック・ドゥリュ(バーベナ、バジルの香り) オー トリプル」について、詳しい香りのレビューをお伝えしました。
ヴェルヴェーヌ・デザンド・エ・バジリック・ドゥリュは、野菜の香りを主役にした「菜園の香り」コレクションの中の一本。
レモンバーベナの爽やかな酸味を中心に、ミントやバジルのほんのりとした甘さ、そしてピュアなホワイトムスクの香りが重なります。
とても爽やかで付け易い香水ですが、個人的にはちょっと高すぎるかな…という印象を抱きました。
香り選びの参考になれば嬉しいです♪
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参考:OFFICINE UNIVERSELLE BULY公式ホームページ「オー・トリプル『ヴェルヴェーヌ・デザンド・エ・バジリック・ドゥリュ』」https://buly1803.jp/products/eau-triple-verveine-des-andes-et-basilic-d-ulu