【エルメス】李氏の庭の香水レビュー|切ないジャスミンと金柑

今回は「HERMES(エルメス)李氏の庭 オードトワレ」について、どんな香りかご紹介したいと思います。

 

李氏の庭は、フレッシュなジャスミンと金柑の甘いシトラスが織りなす、軽快な香り。

神仙の世界を表現する中国庭園をモチーフにしていますが、「神秘性」というよりはラブストーリーのような「切なさ」を感じる香水です。

「庭園のフレグランス」コレクション、第5作目。

 

当ページでは、李氏の庭の「基本的な情報」「香りの変化」「詳しい感想」などを掲載しています。

この記事はこんな方にオススメ!

・エルメス、李氏の庭の香りについて詳しく知りたい

・爽やかなジャスミンや甘い柑橘の香りが好き

・切ない雰囲気、キュンとくる雰囲気の香水を探している

HERMES(エルメス)李氏の庭とは?

香水の基本情報

タイトル:Le Jardin De Monsieur Li  Eau de Toilette(李氏の庭 オードトワレ)

ブランド:HERMES(エルメス)

香調:シトラス、フローラル

調香師:ジャン=クロード・エレナ

発表:2015年

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エルメス HERMES 李氏の庭 EDT 50ml [600044]

ノート:

ジャスミンサンバック、キンカン、ベルガモット、ローズ、花椒、バンブー

持続性、強さ、香りのチャート

持続性:4.5時間程度

放香性:★★★☆☆ やや強い

【エルメス】李氏の庭/オード トワレ、香水イメージチャート

李氏の庭って、どんな香り?

【HERMES(エルメス)李氏の庭】香水レビュー

トップノート:苦みと甘みのあるシトラス(5分)

まずはシトラスの香りから始まる。

苦みと甘みを含んだ、オレンジ色の柑橘果汁の香り。

柚子の果汁に、ロータス系のウォータリーな花を混ぜたような香りに思えた。

ミドルノート:フレッシュなフローラル(1.5時間)

強いシトラスはすぐに消え去り、瑞々しいフローラルが香りの主役へと切り替わる。

花の中ではジャスミンが最も立っているようだが、鼻をツンと刺激するインドール感はなく、妖艶な印象は抱かない。

ジャスミンサンバック、ヘディオン、マグノリア、アイリスあたりの花々をミックスしたような、明るいトーンのフローラルになっている。

 

そこに金柑と思しきシトラスの香りが加わっている。甘さの強い、ウォータリーなシトラスノートだ。

そしてさらにスパイスの風味がアクセントに加わる。

「花椒」がリストされているが、そこまで強いスパイシーさではなく、ジンジャーやカルダモンの爽やかさのように感じた。

ラストノート:静かなウッディー(3時間)

大きな香調の変化はないが、静かで軽いウッディー調の匂いが出てきてドライダウンに向かう。

金柑の香りはもうないが、ジャスミンは最後まで残る。

庭シリーズ前4作と同じように、「軽いままだけど彩度が下がった」ような香りの変化だ。

ベースに使われている香料が似ているのだろうか。

 

純愛物の映画のラストで、靄が少しずつ濃く重なっていき、真っ白になったスクリーンに「fin.」という文字がボヤっと浮かび上がるような終わり方をした。

非常に美しく、物腰の柔らかい印象を残しフェイドアウトしていった。


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エルメス/李氏の庭の解説と感想

神仙の世界を表す「中国の庭」

エルメス「庭園のフレグランス」コレクション、第5作目は「Le Jardin De Monsieur Li(李氏の庭)」です。

アフリカやアジアを巡って、エルメスのホームであるフランス・パリへと戻ってきた庭シリーズですが、クリスティーヌ・ナジェル氏を専属調香師に迎え新しい旅かスタートしました。

2015年のエルメス年間テーマは「Invitation a la flanerie(フラヌール -いつでも、そぞろ歩き)」だったのですが、エレナ氏がぶらぶら散歩しながらたどり着いたのは、「中国の庭」だったようです。

 

タイトルは「李氏の庭」となっていますが、特定の「李さん家の庭」という訳ではなく、エレナ氏が訪れた数多くの中国庭園からイメージを膨らませた”架空の庭”がモデルとなっています。

(中国では「王」「李」「張」という名字の方が多いそうです。)

 

池の匂い、ジャスミンの香り、湿った小石の匂い、スモモや金柑の木、巨大な竹林の香りを、記憶をたどって思い浮かべると、すべてがそこにありました。池の中でゆったりと百年の時を経てきた鯉までもが。

ージャン=クロード・エレナ

 

中国庭園には、「池・石・木・橋・亭(東屋のこと)」の5つの要素が配置されています。

日本庭園のルーツともなっているため似た部分も多くありますが、日本庭園は「自然との調和」を主題にしているのに対し、中国庭園では「神仙の世界、桃源郷を作り出す」ことを目的としています。

切ないラブストーリーを想う

そんな神秘的な中国庭園を表現するのは、ジャスミンを中心としたフレッシュなフローラルと金柑の甘いシトラスです。

ジャスミンティーのような軽やかなジャスミンサンバックに、すっきりした甘さと酸味。

そこにジンジャーやカルダモンを思わせる爽やかなスパイシーさがアクセントに加わり、香りに抑揚が生まれます。

シトラス&ジャスミンの”のっぺりした香り”になるのではなく、布をはためかせるように、立体的に香りが伝わってきます。

 

軽く明るめの香りなのですが、「キラキラしている」のではなく「少し陰があって切ない」雰囲気。

仙人が住んでいそうな神秘的な香りというよりは、「心臓に悪い。キュン死する。」と良い年して言いたくなるような、ピュアなラブストーリーを見ているようです。

 

軽めなので春夏はもちろん使いやすいですが、哀愁に満ちる夏の終わりが最も似合う香水ではないでしょうか。

まとめ

今回は「エルメス/李氏の庭 オードトワレ」について、詳しい香りのレビューをお伝えしました。

李氏の庭は、軽やかなジャスミンと甘い金柑のシトラスが香ります。

中国庭園をモチーフにした、庭園のフレグランスコレクション・第5作目の香水です。

香り選びの参考になれば嬉しいです♪

★「さっぱりしたジャスミンの香り」が好きな方はこちらの記事もオススメです。

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参考:HERMES公式ホームページ「オー ド トワレ 《李氏の庭》」https://www.hermes.com/jp/ja/product/%E3%82%AA%E3%83%BC-%E3%83%89-%E3%83%88%E3%83%AF%E3%83%AC-%E3%80%8A%E6%9D%8E%E6%B0%8F%E3%81%AE%E5%BA%AD%E3%80%8B-V32121/

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