今回は「P.Frapin&Cie(フラパン)アイル オブ マン オードパルファン」について、どんな香りかご紹介したいと思います。
アイルオブマンは、グレープフルーツやオレンジ、パイナップルのミックスジュースと塩の匂い、そして乾いた木の匂いが重なる香水です。
マン島のTTレースにインスピレーションを受けて誕生した香り。
この記事はこんな方にオススメ!
・フラパン、アイルオブマンの香りについて詳しく知りたい
・ビーチや海の香りが好き
・バイクやレースが好き
FRAPIN(フラパン)アイルオブマンとは?
香水の基本情報
タイトル:ISLE OF MAN Eau de Parfum(アイルオブマン オードパルファン)
ブランド:P.Frapin&Cie(フラパン)
香調:シトラス、ウッディー
調香師:アリエノール・マスネ
発表:2017年
トップノート:グレーブプルーツ、ビターオレンジ、バジル
ミドルノート:ソルト アコード、フリージア、ヴァイオレット
ラストノート:ガイアックウッド エッセンス、ハイチ産ヴェチバー エッセンス、ムスク
持続性、強さ、香りのチャート
持続性:5時間程度
放香性:★★★☆☆ やや強い
アイルオブマンって、どんな香り?
トップノート:グレープフルーツ中心のフルーティーさ(20分)
グレープフルーツ果汁の、苦くフレッシュなシトラスがトップノートの中心。
付けてから5分程すると甘いオレンジ果汁も加わり、シトラスミックスジュースに変化する。
パイナップルも混じっているように感じる。
爽やかですっきりした香りだ。
ミドルノート:塩と乾燥した木の匂いが加わる(1時間40分)
トップのシトラス・パイナップルジュースに、純度の高い透明な塩の粒を混ぜたような香りになる。
乾燥した木の匂いとパウダリーな甘さ(バイオレットに由来?)も少し。
ココナッツっぽさも感じる。
カラっと晴れたビーチで、酸味の効いたフルーツジュースを飲んでいるような香りだと思った。
ラストノート:渋みが出る(3時間)
ミドルからラストへの香りの変化は少なめ。
乾いたウッディーノートは多少強まるが、ベチバーの湿った土と根のような香りは感じられない。
ガイアックの焚火のようなスモーキーさも分からない。
他には果物の繊維質のような、渋みと筋張った(バイレード「パルプ」みたいな)感じも混じり、ドライダウンした。
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フラパン/アイルオブマンの解説と感想
命がけの「マン島TTレース」をテーマにした香水
2017年に登場した「ISLE OF MAN(アイルオブマン)」の香り。
香水名を直訳すると「マン島」となります。
マン島はグレートブリテン島とアイルランド島に囲まれた、アイリッシュ海に浮かんでいます。
イギリスに近い位置にありますが、イギリス連邦に属するわけではなく、かといって独立国家でもない。
自治権をもったイギリス王室の属領という位置づけにある島です。
そしてマン島と言えば「TTレース」が有名。
整備されたサーキットではなく、島の一般道で行われるバイクレースです。
日常的に使用されている道路なので、すぐ近くに民家があったり崖があったり…。
路面の状態もサーキットに比べると悪い中で超高速で走行する為、まさに死と隣り合わせの危険なレースです。
(抜粋)このパルファンは自由な精神、本当に生きるということは限界を超えていくことだと知っているスリルを求める男たちをたたえています。
わたしたちは生が賭金になっている時ほど生き生きとしていることはないのです。
柑橘類がトップノートに鮮やかに現れたかと思うと、ソルティでフローラルな組み合わせに場を譲り、大洋の波が押し寄せる海岸を降りていく時のむせかえるようなアドレナリンの高まりを感じさせます。
ーART EAU公式ホームページより
死の側に立つことで、より強く生を感じる。
そんな瞬間を香りにしたのが、アイルオブマンという香水なのですね。
シトラス中心のフルーツと乾いた木、海辺の香り
それでは香りについて。
この香水を一言で表すのなら「シトラス中心のフルーティーさとウッディーが重なる香り」となるでしょう。
そしてパイナップルや塩、ココナッツっぽい匂いもあって、ビーチを感じさせる香りになっています。
イメージはこんな感じ。
『グレープフルーツのミックスジュースを片手に、浜辺を散策している。
からっと晴れた湿度の低い日。まだ少し冷たい海水。
さらさらのビーチには乾ききった白い流木が転がっている。』
海辺を感じさせる香りですが、瓜っぽい匂いはありませんし、海水のようなネットリ感のある匂いでもありません。
「爽やかな潮風の吹くビーチ」といった感じ。
ところで、シトラス・パイナップル・乾燥ウッディーとくれば「ニシャネ/ハジワット」を思い浮かべるのですが、香りも似ていると思いました。
●リンク:【ニシャネ】ハジワットの香水レビュー|インテリウッディー
ムエットで比較してみると、ハジワットの方がウッディーさが強く、木の辛みや酸みも感じます。
対してアイルオブマンはフルーティーな明るさや甘さ、塩気が強い感じ。
”そっくり”という程ではありませんが傾向的には似ているので、ハジワットと海の香りが好きな方は、ぜひアイルオブマンもお試しを。
まとめ
今回は「フラパン、アイルオブマン オードパルファン」について、詳しい香りのレビューをお伝えしました。
アイルオブマンは、命がけのバイクレースである「マン島TTレース」をテーマにした香水です。
グレープフルーツを中心としたシトラスの爽やかさと塩っぽさ、乾燥したウッディーなどが混じり、ビーチを感じる香りになっています。
香り選びの参考になれば嬉しいです♪
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参考:ART EAU公式ホームページ「ISLE OF MAN(アイル オブ マン)」https://arteau.jp/collections/frapin/products/isle-of-man