【エルメティカ】フィグフィーバーとは?爽やかな青さと酸っぱい林檎

今回は「HERMETICA(エルメティカ)フィグフィーバー オーデパルファム」について、どんな香りかご紹介したいと思います。

 

フィグフィーバーは、イチジクの葉の青々とした香りと、硬く酸っぱいリンゴのようなフルーティーさが香ります。

私にはリンゴ酢ドリンクのような爽やかな酸味も感じられ、個性的な香水だと思います。

 

この記事はこんな方にオススメ!

・エルメティカ、フィグフィーバーの香りについて詳しく知りたい

・葉っぱ系のフィグ香水が欲しい

・お酢の香りは、嫌いではない

HERMETICA(エルメティカ)フィグフィーバーとは?

香水の基本情報

タイトル:FIGFEVER(フィグフィーバー オーデパルファム)

ブランド:HERMETICA(エルメティカ)

香調:フルーティー、ハーバル

調香師:Philippe Paparella(フィリップ・パパレラ)

発表:2021年

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トップノート:ベルガモット、マンダリン、ブラックカラント、スズラン

ミドルノート:フィグリーフ、カルダモン、シナモン

ラストノート:ベチバー、パチョリ、モス

持続性、強さ、香りのチャート

持続性:5.5時間程度

放香性:★★★☆☆ やや強い

【エルメティカ】フィグフィーバーのイメージチャート

フィグフィーバーって、どんな香り?

トップノート:シトラスとフルーツと…お酢?(15分)

シトラスの酸味とほろ苦さを中心に、香りがスタートする。

私には、グレープフルーツに梅の甘酸っぱさを混ぜたような香りに思えた。

背後には、ハーバル・グリーンな香りが広がっているのも感じられる。

そのグリーンさが混じっているからか、フルーツやシトラスだけでなく、酢酸っぽい酸味のようでもあった。

ミドルノート:フィグリーフが中心(1時間20分)

シトラスが薄れ、フィグリーフの香りを中心としてミドルノートは展開する。

フィグリーフのグリーンさと、葉を切った時に白く滲み出る樹液のようなエグみ、そしてイチジク果肉のフルーティーさ。

そこに、やはりお酢っぽい酸味も重なっているようだ。

 

ミドルに入ってから20分程でフィグリーフのグリーンさやお酢っぽさも和らぎ、代わりに「固くて酸味の強いリンゴ」のようなフルーティーさが出てきた。

ラストノート:スモーキーで甘苦い(4時間)

全体的に香りが淡くなり、スモーキーで甘苦い感じの匂い(ベチバーかな?)を中心にドライダウンに向かう。

ベチバー、パチョリ、モスと言われると、ジメジメと湿った苔や土の匂いを思い浮かべるが、むしろどちらかと言うと乾燥した香りになっているようだ。

最後の方はソース1らしい、ドライアンバー系の辛さが出て終わっていった。


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エルメティカ/フィグフィーバーの解説と感想

青々としたフィグリーフと酸味の強いリンゴ

2021年に登場した「FIGFEVER(フィグフィーバー)」の香り。

こちらはベリー、スパイス、種子、果実といった要素から生み出される香りのコレクション――FRUITY ENERGY(フルーティーエナジー)の中の一つです。

 

エルメティカの香水名は2つの単語をつなぎ合わせていることが多いのですが、こちらはFIG+FEVER。

「熱狂のイチジク」とでも訳せば良いでしょうか。

 

でも実際に纏ってみると”熱狂”という程に暑苦しい香りではなく、むしろひんやり系の”FIGCOOL”。

最後の方ではドライでほんのり甘い、温もりある香りが出てきますが、基本的にはフィグリーフのすっきりしたグリーンが中心となっていました。

 

また、フルーティーさもあるのですが、これはイチジク果肉の匂いではなくリンゴに近いと思います。

甘いフジ系の品種ではなく、紅玉みたいなカリっとした食感の、硬く酸っぱいリンゴ。

トップからミドル前半くらいまではグリーンさが強く目立たないのですが、その後このリンゴの香りがしっかり出てきました。

リンゴ酢ソーダのような酸っぱさ

さて、私がフィグフィーバーで特徴的だなと思うのは「お酢っぽい酸味」があることです。

シトラスやフルーツ・ベリー、草葉といったものに由来する酸味は香水でよく登場しますが、酢酸系はかなり珍しいのではないでしょうか。

もちろんお酢がドーンと入っている訳ではなく、何かと何かの香りが組み合わさった結果、私が勝手に「これはお酢」と思っているだけなのですが。

 

お酢といっても米酢系のツーンとした感じではなく、もっとマイルドでさっぱりしています。

「リンゴ酢の炭酸ドリンク」のような、軽い酸味に感じました。

 

そしてこのお酢感は、ミドル後半くらいから和らいでいき、ラストではほぼ無くなる形です。

(ただしエルメティカの香水は擦ると香りが復活するという特徴があるため、付けた所が擦れるとラストでも再びお酢が出てくるかも。)

 

ところで、フィグ香水では「ココナッツの香り」が強く出るものがありますが、フィグフィーバーにおいてはココナッツに傾くことはありません。

イチジクの葉を切った時にジワっと滲み出てくる白い樹液のようなエグみと、葉っぱの持つ青々とした爽やかさを堪能できる香水となっています。

まとめ

今回は「エルメティカ/フィグフィーバー オーデパルファム」について、詳しい香りのレビューをお伝えしました。

フィグフィーバーは、イチジクの葉が持つエグみや青々とした爽やかさに、酸味の強いリンゴのようなフルーティーさが重なった香水です。

個人的には、どこかお酢っぽい酸味もあるように思いました。

香り選びの参考になれば嬉しいです♪

★「フィグリーフの香り」が好きな方はこちらの記事もオススメです。

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参考:HERMETICA公式ホームページ「FIGFEVER」https://www.hermetica.com/products/figfever-eau-de-parfum

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