今回は「JO MALONE LONDON(ジョーマローン)ダークアンバー&ジンジャーリリー コロン インテンス」について、どんな香りかご紹介したいと思います。
ダークアンバー&ジンジャーリリーは、静かな山寺でお香を燻らせているような心落ち着く香りの香水です。
伽羅や白檀といった希少な香木が使われており、お香系の香りを最後までじっくり味わうことができますよ!
この記事はこんな方にオススメ!
・ジョーマローン、ダークアンバー&ジンジャーリリーの香りについて詳しく知りたい
・お寺の中にいるような匂い、お香系の匂いが好きだ
・心落ち着くような、静かな香りを求めている
JO MALONE(ジョーマローン)ダークアンバー&ジンジャーリリーとは?
香水の基本情報
タイトル:Dark Amber&Ginger Lily(ダークアンバー&ジンジャーリリー コロン インテンス)
ブランド:JO MALONE LONDON(ジョーマローン ロンドン)
香調:オリエンタル、ウッディー
調香師:アンドレア・ルポ
発表:2008年
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トップノート:ブラックカルダモン、ジンジャー、ピンクペッパー
ミドルノート:ブラックオーキッド、ジャスミン、ローズ、ウォーターリリー(睡蓮)
ラストノート:伽羅(キャラ)、白檀(サンダルウッド)、ブラックアンバー、レザー、パチョリ
持続性、強さ、香りのチャート
持続性:3~3.5時間程度
放香性:★★★☆☆ やや強い
ダークアンバー&ジンジャーリリーって、どんな香り?
トップノート:土っぽいカルダモン(15分)
付けてすぐ、カルダモンのスパイシーな香りからこの香水はスタートする。
カルダモンといえば「レモンのような爽やかな酸味」と鼻にインプットされているのだけど、こちらのカルダモンはちょっと違う。
酸味はあってスパイシーなのだけど、シトラス系の爽やかさを感じないのだ。
その代わりにビリッとした刺激と土っぽい”クセ”のような香りがあるが、これはジンジャーの匂いを嗅ぎ取っているのかもしれない。
普通のカルダモンの清涼感あるスッとした雰囲気とは違いジットリ土っぽい香りなので、初めて付けた時はかなりびっくりした。
ミドルノート:色っぽい蘭(1時間)
土っぽい香りが和らぎ、花のにおいが出てくる。
オーキッド(蘭)の香りは品種によって大きく異なるが、こちらはエキゾチックな甘さを持つブラックオーキッドだ。
その他の花々は完全に脇役に回っており、主役はこの色っぽいブラックオーキットだとはっきり分かる香りとなっている。
背後にアンバーやレザーの香りがあるのも嗅ぎとれる。
それらの香りも混ざることによって、よりオリエンタルな雰囲気となっているようだ。
ラストノート:静けさ、お寺の香り(2時間)
お香系の香りを残してドライダウンに向かう。
大変希少な伽羅香が含まれているらしいのだが、正直よくわからない。
ただ、ウード同様に甘さのある樹脂の香りは嗅ぎとれる。
そこにサンダルウッドのウッディーで心地よい香りも静かに漂っている。
レザーやパチョリのジメっとしたダンディーな香りもある。
ラストノートは、静けさを伴うお香系、お寺系の香りとなっていた。
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ダークアンバー&ジンジャーリリーの解説と感想
伽羅や白檀、希少なお香を用いた香水
2008年にJO MALONE LONDONより発表された「Dark Amber&Ginger Lily(ダークアンバー&ジンジャーリリー)」の香り。
限定販売された、Kohdo Wood Collection(香道ウッドコレクション)のうちの一つとして生み出されたものです。
香道ウッドコレクションのもう一つは、「ロータスブロッサム&ウォーターリリー」の香りで、マンダリン、ロータス、ウォーターリリー、サンダルウッド、ウードなどの構成です。
こちらは現在は販売されておらず、ダークアンバー&ジンジャーリリーのみブラックボトルのインテンスシリーズとしてレギュラー販売されています。
ベースに伽羅や白檀といった希少な香木の香りがあり、インセンス(お香)ならではの、心を落ち着かせてくれるような匂いとなっています。
まるで、物音ひとつしない、閑とした山寺に一人で座っているような、そんな雰囲気の香りなのです。
心落ち着く、お寺系の香り
トップで香るのはブラックカルダモンの匂い。
こちらは普通のカルダモン(グリーンカルダモン)とは違い、粒が大きく香りは野性味があり、よりスパイシーであるのが特徴です。
そこにジンジャーの辛味と土っぽい匂いが加わります。
さらにピンクペッパーのフルーティーな酸味も。
ベースの香木の匂いの上にこれらが重なり、非常にバランスの良い香りとなっています。
ミドル以降ではオーキッド系のお花の甘みや樹脂、アンバーの甘みが出てきます。
この中には伽羅の香りも含まれているのですが、正直なところよく分かりません。
伽羅とはウード(沈香)の固形化した樹脂成分が特別に多い、大変貴重な香木のこと。
ですので、「やっぱり伽羅は違うなぁ。」という感想を抱きたかったのですが、私の鼻では無理みたい。
全体を通して、お香を焚いているような落ち着く香りが続きます。
こういったお寺系の匂いはあまり好みではないのですが、心のベクトルが負に働いているときにはなんともしっくりくるのです(個人的に)。
私の中では毎日つけたい香りではないですが、時折「今日はダークアンバー&ジンジャーリリーじゃなきゃダメ!」という日が訪れるような一本となっています。
まとめ
今回は「ジョーマローン/ダークアンバー&ジンジャーリリー コロン インテンス」について、詳しい香りのレビューをお伝えしました。
ダークアンバー&ジンジャーリリーは、伽羅や白檀といった香木の香りをメインに、スパイシーさやお花の甘い香りも漂う香水です。
誰もいないお寺の中で佇んでいるような「静けさ」を感じられるので、落ち着きたいときに手に取る一本です。
香り選びの参考になれば嬉しいです♪
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参考:JO MALONE公式ホームページ「ダーク アンバー & ジンジャー リリー コロン インテンス」https://www.jomalone.jp/product/25946/18437/colognes/dark-amber-ginger-lily-cologne-intense?size=100mL