【アールフレグランス】ティーブレイクの香水レビュー|爽やかな紅茶

今回は「R fragrance(アールフレグランス)ティーブレイク オードパルファン」について、どんな香りかご紹介したいと思います。

 

ティーブレイクは、一言でいうなれば「アイスレモンティー」の香り。

「紅茶葉の香り」「シトラスの酸味」「瑞々しい水分」「水で薄められたお砂糖の甘さ」などが重なり、さっぱりして軽やかな付け心地のティー香水になっています。

 

この記事はこんな方にオススメ!

・Rフレグランス、ティーブレイクの香りについて詳しく知りたい

・爽やかなレモンティーの香りが好き

・香り立ちが穏やかで、とんな時でも付けやすい香水を探している

R fragrance(アールフレグランス)ティーブレイクとは?

香水の基本情報

タイトル:TEA BREAK Eau de parfum(ティーブレイク オードパルファン)

ブランド:R fragrance(アールフレグランス)

香調:ティー、シトラス

調香師:チヒロ・ムライ(村井千尋)

発表:2017年

トップノート:ベルガモット

ミドルノート:アールグレイティー、ダージリンティー、ローズ

ラストノート:シュガー

持続性、強さ、香りのチャート

持続性:2.5時間程度

放香性:★★☆☆☆+ 弱い~やや強い

【アールフレグランス】ティーブレイク/オードパルファン、香水イメージチャート

ティーブレイクって、どんな香り?

【アールフレグランス/ティー ブレイク】香水レビュー

トップノート:キリリとしたレモンの酸味(15分)

まだ青いレモンの皮をすりおろしたような、「グリーンさのある清涼感」と「キリっとした酸味」。

シトラス果皮の持つ、ほろ苦さもある。

青じその葉のようなハーバルさも感じられる。

爽快なシトラス・ハーバルの香りから、この香水は始まっていく。

ミドルノート:アイスレモンティー(40分)

ティーの香りが出てきたらミドルに入る。

全体的に見ると「アイスレモンティー」になっているが、パーツに分解して香りを捉えようとすると「紅茶葉の苦みを含んだ香り」と「トップから残っているレモン系のシトラス」、「草っぽい瑞々しさ」、また「奥の方に見えるシロップのような甘さ」を重ねた匂いになっている。

私の肌では、ローズは出てこない。

ラストノート:薄まったレモンティー(1.5時間)

アイスティーの香りが、淡く薄まっていく。

「氷が溶けて水っぽくなってしまったアイスティー」といった感じ。

なので、シロップの甘さも残っているけど強くは香らない。

ノートを確認すると、「ラストノート:シュガー」とあるが、グルマン系の濃厚な甘さとは違う。

 

オードパルファンではあるが、コロンのような軽い使い心地の香水だと思う。

持続時間も短め。


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アールフレグランス/ティーブレイクの解説と感想

日本にもたらされた、紅茶文化

2017年1月にスタートした、日本のメゾン「R fragrance(アールフレグランス)」。

ブランド立ち上げ時に発表された3つの香りのうちの一つが、「TEA BREAK(ティーブレイク)」です。

(他の2つは「BLACK OUD(ブラックウード)」と「NOBLE ORCHID(ノーブルオーキッド)」)

 

明治時代に日本に輸入され、社交場で嗜まれてきた紅茶の香りをテーマに作られたのがこちらの香水。

文明開化で多くの西洋文化が入ってきましたが、「紅茶」もその中の一つです。

紅茶は明治20年(1887年)にイギリスより初めて輸入され、上流階級の間で珍重されました。

 

でも実は、お茶を飲む習慣は、元をたどると東洋からヨーロッパに伝わった文化なのです。

ヨーロッパに初めてお茶が入ってきたのは1610年(江戸時代初期・慶長15年)のことで、それは日本茶と中国茶、つまり紅茶ではなく緑茶でした。

そして緑茶は”東洋の妙薬”として、健康に良いものと位置付けられ、ヨーロッパの上流階級の間で流行。

その後、西洋の食文化や嗜好に合わせた茶葉へと変化し、紅茶が誕生したのですね。

 

時は流れて、今度は日本が”憧憬の念”と共に紅茶文化を取り入れたわけです。

なんだか不思議な感じもしますよね。

 

ティーブレイクは、単に「紅茶の香り」をテーマにしたのではなく、わざわざ「明治に日本に入ってきた紅茶」としているんですよね。

紅茶のように海外から日本に入ってきた物の良さと、日本茶のように元々根付く物の良さの融合。

それを香りで体現したのが、ティーブレイクという香水なのでしょう。

さっぱりした「アイスレモンティー」の香水

さて、ティーブレイクを肌に纏って。

この香水を一言で表すのなら「アイスレモンティー」の香りです。

一噴きした瞬間に「あー。もう大好き。」となる、爽やかな紅茶の香り。

 

愛用しているティーフレグランスは何種類かありますが、ティーブレイクが一番付けやすい気がします。

シトラスのさっぱり感と、えぐみの少ない紅茶、そしてお砂糖の甘さのバランスがとてもよい。

嫌味が無く優しい香りなので、香り物が付けられないほどの体調不良から回復して最初に手が伸びるのは、だいたいこの香水です。

 

「アイスレモンティー」といっても、ペットボトル飲料のような のっぺりした感じではなく、紅茶から自分で淹れたような香りになっていると思いました。

「紅茶葉の香り」「シトラスの酸味」「瑞々しい水分」「水で薄められたお砂糖の甘さ」などを重ねて、「レモンティー」の香りに組み立てられているようなイメージです。

 

大きなグラスに大ぶりの氷とレモンスライスをたっぷり入れて、甘く濃く出した紅茶を注ぐ。

「パキンッ」と氷にヒビが入る涼しげな音が聞こえてくるような、夏にもぴったりの爽やかなティー系香水です。

まとめ

今回は「アールフレグランス/ティーブレイク オードパルファン」について、詳しい香りのレビューをお伝えしました。

ティーブレイクは、「冷たいレモンティー」の香りです。

アールフレグランスの、ブランド立ち上げ当初からある香水の一つ。

香り立ちは穏やかで持続も短い、さっぱりした紅茶の香りなので、どなたにとっても付けやすい香水の一つだと思います。

香り選びの参考になれば嬉しいです♪

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参考:R fragrance公式ホームページ「ティー ブレイク オードパルファン」https://rfragrance.co.jp/products/tea-break-edp

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