【ディオール】ピュアプワゾンの香水レビュー|白い花の香り

今回は「DIOR(ディオール)ピュアプワゾン オードゥパルファン」について、私の肌で実際に使った感想・香り心地を詳しくレビューしたいと思います。

 

ピュアプワゾンは、ジャスミンサンバックとオレンジブロッサムが主役。

トップでは軽やかさがありますが、香りが進むにつれて甘さの強い乾いたフローラルになっていきます。

カルロス・ベナイム、ドミニク・ロピオン、オリヴィエ・ポルジュという豪華メンバーの生んだ作品です。

 

当ページでは、ピュアプワゾンの「基本的な情報」「香りの変化」「詳しい感想」などを掲載しています。

この記事はこんな方にオススメ!

・ディオール、ピュアプワゾンの香りについて詳しく知りたい

・ジャスミンやオレンジブロッサムの、軽やかなホワイトフローラルが好き

・お花屋さん系の瑞々しいフローラルより、パウダリーで甘みの強いフローラルが好き

DIOR(ディオール)ピュアプワゾンとは?

香水の基本情報

タイトル:PURE POISON Eau de Parfum(ピュア プワゾン オードゥパルファン)

ブランド:CHRISTIAN DIOR(クリスチャン・ディオール)

香調:フローラル

調香師:カルロス・ベナイム、ドミニク・ロピオン、オリヴィエ・ポルジュ

発表:2004年

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トップノート:ジャスミンサンバック、カラブリア産ベルガモット、マンダリン、オレンジ

ミドルノート:オレンジブロッサム、ガーデニア

ラストノート:ホワイトアンバー、シダー、サンダルウッド、ホワイトムスク

持続性、強さ、どんな香り?(チャート)

持続性:5.5時間程度

放香性:★★★★☆ 強い

【DIOR・ディオール】ピュアプワゾン/オードゥ パルファン、香水イメージチャート

ピュアプワゾンの香りの変化

トップノート:オレンジ+ジャスミン(15分)

軽いホワイトフローラルから始まる。

マンダリン系の甘いオレンジの匂いと、ジャスミンティーを思わせる爽やかなジャスミンサンバックの花の香り。

純白のシフォンを幾層にも重ねて厚みを持たせたように、軽やかなのに薄っぺらくは感じさせない。

ミドルノート:オレンジブロッサム+ジャスミン(1時間15分)

シトラスの要素が遠のき、ホワイトフローラルがメインで香る。

トップから残るジャスミンサンバックと、オレンジブロッサムの軽やかなお花が主役だ。

濃厚さや妖艶さの強いフローラルではないと思うが、花屋さんに入った時のような爽やかさや瑞々しさはなく、花の甘みが強いドライな印象

ラストノート:甘いフローラルとソーピーなムスク(4時間)

香りはさらに「ドライな甘さのあるフローラル」の方向へと進んでいく。

”お化粧品”的な香りだと思う。

そこにシダーの軽めウッディーが少しと、石けんを感じさせるホワイトムスクが加わっている。

 

終始、ホワイトフローラルがメインで香る、レディース向けの香調。

”重い香り”とまでは言わないが、甘さが強いので付ける場所や季節は選ぶ必要がありそう。


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ディオール/ピュアプワゾンの感想と口コミ

調香師アベンジャーズ

1985年にプワゾンが発売されてから、約20年。

シリーズ4作目に登場したのが「PURE POISON(ピュアプワゾン)」の香りです。

 

2023年3月現在、日本ではプワゾン、ピュアプワゾン、プワゾンガールの3つのラインが販売されていますが、2作目のタンドゥルプワゾンは廃盤、3作目のヒプノティックプワゾンは国内廃盤、5作目のミッドナイトプワゾンも廃盤となってしまいました。

ピュアプワゾンも、途中で多少の処方の変更があったようですが、本ページでは現行品でのレビューをご紹介しています。

 

調香はフレデリックマル「EAU DE MAGNORIA(オードゥマグノリア)」や昨年(日本では今年)マルジェラから発売された「ON A DATE(オンアデート)」などを手掛けたカルロス・ベナイム氏、「UNE FLEUR DE CASSIE(ユヌフルールドゥカッシー)」を始めとする数多くのフレデリックマル作品を生んだドミニク・ロピオン氏、そして現在シャネルの4代目専属調香師を務めていらっしゃるオリヴィエ・ポルジュ氏が担っておられます。

 

アベンジャーズもびっくりの、凄いメンバーですよね。

そんなスーパーヒーロー達が作ったピュアプワゾンは、ジャスミンサンバックとオレンジブロッサムを中心とした、ホワイトフローラルど直球の香りとなっています。

トップノートが秀逸

さて、ピュアプワゾンを肌に一噴き。

途端にマンダリン系の甘いシトラスと、軽いジャスミンの香りが広がります。

 

押しつけがましくなく、質量ゼロの薄手シフォン布を重ねたような軽やかさ

でもペラペラではなく、きちんと厚みもあります。

これは…。ジャスミン好きとしては、100点満点中105点を進呈したい。

 

このトップを過ぎるとオレンジブロッサムも強く感じられるようになりますが、爽やか系フローラルになるのではなく、パウダリーで甘さの強いフローラルへと変化していきます。

トップでは薄いシフォンの半透明の白さだったものが、だんだん色が明確になっていき、絵の具のように「不透明の白」になった感じ。

花嫁のドレスのように、華やかな「白」といったイメージの香りです。

 

トップの辺りでは多少の幼さがあったものの、ここまでくると成熟した大人なフローラルになっています。

色気のある甘い花の匂いですが、淫らなセクシーさではなく「きちんとアイロンをかけた白シャツの第一ボタンまで閉めてなお、にじみ出る色香」といった”きちんと感”のある色っぽさだと思いました。

 

「明るい花の香り」「甘さのある香り」が好きな方は、こちらの香水も好きそう。

ただ、「お花屋さんの匂い」のように瑞々しいタイプが好きな方は、ピュアプワゾンは苦手かもしれません。

フローラル好きさんの中でも、好みが分かれる香水だと思います。

まとめ

今回は「ディオール/ピュアプワゾン オードゥパルファン」について、詳しい香りのレビューをお伝えしました。

ピュアプワゾンは、ジャスミンとオレンジブロッサムが主役の香水。

トップでは軽やかさがありますが、ラストに向けて徐々にパウダリーな甘さが強くなっていきます。

香り選びの参考になれば嬉しいです♪

★「パウダリーなお花の香り」が好きな方はこちらの記事もオススメです。

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参考:DIOR公式ホームページ「ピュア プワゾン オードゥ パルファン」https://www.dior.com/ja_jp/beauty/products/Y0083201-%E3%83%94%E3%83%A5%E3%82%A2-%E3%83%97%E3%83%AF%E3%82%BE%E3%83%B3-%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%89%E3%82%A5-%E3%83%91%E3%83%AB%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%B3-%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%89%E3%82%A5-%E3%83%91%E3%83%AB%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%B3

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