今回は「Xerjoff(セルヨッフ)リラ オードパルファム」について、どんな香りかご紹介したいと思います。
リラは、カサモラティ1888シリーズの中の一本で、キャラメルを中心とした濃厚なグルマン香水。
シトラスとラベンダーの効いた軽めグルマンのトップノートから、ミルクキャラメル様の甘さが続くドライダウンまで、魅力いっぱいの香りです。
この記事はこんな方にオススメ!
・セルヨッフ、リラの香りについて詳しく知りたい
・セルヨッフとカサモラティの違いって何?と疑問に思っている
・キャラメルの香りが好き
Xerjoff(セルヨッフ)カサモラティ1888 リラとは?
香水の基本情報
タイトル:LIRA Eau de Parfum(リラ オードパルファム)
ブランド:Xerjoff(セルヨッフ)
香調:グルマン
調香師:クリス・モーリス
発表:2011年
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セルヨッフ カサモラティ リラ オードパルファン 30ml【XERJOFF CASAMORATI Lira EDP 30ml】 |
トップノート:ブラッドオレンジ、ベルガモット、ラベンダー
ミドルノート:ローズ、ジャスミン、リコリス、シナモン
ラストノート:バニラ、ムスク、キャラメル
持続性、強さ、香りのチャート
持続性:9.5時間程度
放香性:★★★★☆+ 強い~とても強い
カサモラティ リラって、どんな香り?
トップノート:ベルガモットとラベンダーの爽やかさ(15分)
付けた瞬間はキャラメル系のこってりした甘さが通り抜けるが、それが落ち着くとベルガモットのほろ苦いシトラスと、ラベンダーの特徴的な花の香りが出てきた。
奥には「甘い香り」があるのがわかるが、グルマン系にしては爽やかなトップノートになっていると思う。
ミドルノート:リコリスとジャスミンとキャラメル(1時間30分)
ベルガモット・ラベンダーの香りはまだ残っているが、甘さが強くなってきて「爽やかさ」はなくなった。
代わりにジャスミンとリコリスのちょっと”癖”ある甘さ、そしてキャラメルの甘さが出てくる。
シナモンについては「そこにいるに違いない!」と思って嗅いでいると、シナモンっぽいような気もせんでもないが、はっきりとスパイシーさを感じ取れるほどには香らない。
時間が経つにつれ、トップのベルガモットとラベンダーコンビは弱くなり、キャラメルが強くなっていく。
ラストノート:ミルクキャラメルからバニラに変化(8時間)
ミルクキャラメルの甘い香りでドライダウンに向かう。
甘さは強く、THE・グルマン香水という感じ。
最後まで肌に残ったのは、バニラの香り。
そのミルキーな甘さが、かなり長く続いた。
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セルヨッフ/リラの解説と感想
セルヨッフの伝統を踏襲した、カサモラティ1888シリーズ
「LIRA(リラ)」はイタリアの香水ブランド「Xerjoff(セルヨッフ)」より、2011年に発売されました。
セルヨッフはもともと1888年に生まれたブランドですが、 2009年に再設立され 今に至ります。
リラは「Casamorati1888(カサモラティ1888)」というシリーズの中の一本。
このシリーズでは、1888年にボローニャに設立された「カサモラティの香水工場」で使われた”最高品質の素材”が用いられているそうです。
(カサモラティは、セルヨッフの前身にあたるブランドです。)
レシピは全く同じではないのでしょうが、「ブランドの起源となる香り」を再現するためのコレクションと言って良いかと思います。
香水名の「LIRA」は「竪琴」という意味ですが、私はどうしてもイタリアの旧通貨「リラ」を思い浮かべてしまいます。
リラは「竪琴の繊細で美しい音色」というよりは、「お金がジャラジャラなっている」ような、濃厚なキャラメル系グルマン香水になっているのです。
トップノートのラベンダーが巧み
さて、カサモラティ リラを肌に一噴き。
トップではシトラス、特にベルガモットとラベンダーのアロマティックな花の香りが効いています。
ベルガモット+ラベンダーと聞くと、「フゼア系?理容室の香り系なの?」と思うかもしれませんが、奥の方にキャラメル系の甘さが重なっており、そうはなりません。
ですので、フゼアが苦手な方でも大丈夫。
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ミドルに入ると、リコリスの土っぽいような”ちょい癖”のある甘さと、ジャスミンの花の甘さが重なります。
そして、キャラメルが時間経過とともに増していく感じ。
この辺りから、こってりしたグルマンノートが続いていきます。
そしてキャラメルの中のバニラの要素が強くなり、ミルクキャラメルに変化。
最後はミルキーで甘いバニラだけが残り、これがかなり長く続きます。
個人的には、トップの「甘さ控えめ シトラスキャラメル」の部分が特に気に入っています。
ラベンダーの効かせ方がとても上手。
ラベンダーが入っていると、それが他と馴染まず”浮いている”ように感じてしまう事が結構あるのですが、リラの場合は綺麗に他の香りに溶け込んでいます。
リラは、キャラメルが中心となったグルマン香水です。
オードパルファムですが、肌に付けるとテラテラ照かる感じで、賦香率(香水の濃度)も高そう。
(エキストレドパルファムくらいの濃厚さに感じます。)
グルマン系の中でも濃厚で香り持ちもかなり良いので、付ける量やシーンを選ぶ香水かと思います。
まとめ
今回は「セルヨッフ/リラ オードパルファム」について、詳しい香りのレビューをお伝えしました。
リラは、セルヨッフの伝統を象徴するような「カサモラティ」シリーズの香水です。
最初は軽めですが、全体的には濃厚でロングラスティングなキャラメル系グルマン香水と言えます。
香り選びの参考になれば嬉しいです♪
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参考:Xerjoff公式ホームページ「LIRA」https://xerjoff.com/casamorati/377-liraeau-de-parfum-100ml-8033488154547.html