今回は「MONTALE PARIS(モンタル)アントンス ローズムスク エキストレドパルファム」について、どんな香りかご紹介したいと思います。
アントンス ローズムスクは、同ブランド「ローズムスク オードパルファム」の濃厚バージョンの香水です。
当ページ後半では、「ローズムスク」と「アントンス ローズムスク」の香りの違いについてもご紹介しています。
この記事はこんな方にオススメ!
・モンタル、アントンス ローズムスクの香りについて詳しく知りたい
・温もりのあるムスクや、リッチなローズの香りが好き
・「ローズムスク」と「アントンスローズムスク」の違いについて知りたい
MONTALE(モンタル)アントンス ローズムスクとは?
香水の基本情報
タイトル:Intense Roses Musk Extrait de Parfum(アントンス ローズムスク エキストレドパルファム)
ブランド:MONTALE PARIS(モンタル)
香調:フローラル、オリエンタル
調香師:ー
発表:2015年
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モンタル アントンス ローズ ムスク エクストレドパルファン 100ml【Montale Intense Roses Musk Extrait de Parfum 100ml】 |
ノート:ローズ、ジャスミン、ムスク、アンバー
持続性、強さ、香りのチャート
持続性:7.5~8時間程度
放香性:★★★☆☆+ やや強い
アントンス ローズムスクって、どんな香り?
トップノート:辛いローズと温もりのムスク(40分)
まずびっくりしたのが、揮発の遅さ。
賦香率が相当に高いのだろう、全然乾いてくれない(ので、10分くらい服着れない。助けて)
その後、ドライアンバーの辛い感じの混ざったローズとジンジャーの土っぽい辛さが少し、そして温もりのあるムスクが出てくる。
ムスクはクリーンな感じではないが、アニマリックという程のもったり感もない。
ミドルノート:肌に馴染んでいく(1時間10分)
香りの変化は少なめだが、肌に馴染んで落ち着いてきた。
わずかに酸味と青みを持った爽やかなローズとアンバーの辛み、ムスクの甘みが滑らかに溶け込んでいる。
このあたりから香り立ちも落ち着いてきて、肌のそばで香っている感じがした。
ラストノート:ムスクが強まる(6時間)
ムスクの香りが強まってくる。
このあたりでは、温もりのある石けん調のムスクを感じた。
(シャンプー系のすっきりした石けん調ではなく、昔ながらの手作り石けんみたいなもったりしたイメージ。)
そして、この温かい石けん調ローズが長く続く。
最後の方では、モンタルらしいアンバーウッドのオリエンタルな香りもしっかり感じた。
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モンタル/アントンス ローズムスクの解説と感想
ローズムスクの”インテンス”バージョンの香水
このページでご紹介している「INTENSE ROSE MUSK(アントンス ローズムスク)」の香りは、同じモンタルの「ROSE MUSK(ローズムスク)」のインテンス(濃厚)バージョンとして、2015年に登場しました。
今回は「MONTALE PARIS(モンタル)ローズムスク オードパルファム」について、どんな香りかご紹介したいと思います。 ローズムスクは、青さや酸味を感じる軽やかなローズと温もりあるムスクの香り。マリー[…]
まずは、ブランドによる香りの説明をご紹介しますね。
モンタルの古典的なフレグランスの一つ「ローズムスク」を強化した「アントンス ローズムスク」は、繊細に官能性と調和した、ローズのピュアなブーケと貴重なムスクが特徴です。香りの深層では、温かいアンバーと非常にセクシーなジャスミンが強調されています。この特別なエキストレバージョンは、エレガントでパワフル、ロングラスティングな香り立ちを与えます。
ーMONTALE公式サイトより(訳・たゆた)
日本の正規取扱店では「オードパルファム」の表記になっていますが、本国公式サイト等を見ていると「エキストレドパルファム」の賦香率のようですね。
(オードパルファムより、エキストレドパルファムの方が濃度が高い。)
肌に乗せた時の揮発もかなりゆっくりで、香り立ちもまろやか。
公表されていませんが、モンタルの香水は全体的に賦香率が高そうな印象なのですが、「アントンス ローズムスク」はエキストレというより、他ブランドのパルファムくらいの濃厚さに思えました。
●賦香率については、こちらの記事にのっています。
今回は「香水の濃度」に関するお話です。香水は、「濃度」によっても種類が分かれているんです。 たゆた香水をあまり付けない方でも、「オードトワレ」や「オードパルファム」等の言葉を耳にしたことがあるの[…]
ローズムスクとアントンスローズムスクの香りの違い
さて、「ローズムスク」と「アントンス ローズムスク」の香りの違いについてお伝えしたいと思います。
基本的にはローズとムスク、そしてアンバーという組み合わせで似た香りなのですが、もちろん違いもあります。
まず、香りの”温度感”が違います。
アントンス ローズムスクでは、トップから温もりのあるムスクが香ります。
ローズムスク同様に爽やかなローズも出てくるのですが、全体的に温かみのある香りになっている印象。
香りのブレンド感(綺麗に香りが溶け合っている感覚)もアントンス ローズムスクの方が強く、肌にもしっかり馴染んでいるように感じました。
お風呂上りに、ローズの香油を召使たちが体に擦り込んでくれてるみたいなイメージ。
「これは…ローズのリッチな香りを肌に吸い込んだ人になれる香水だな…」と思いました。
イメージで言うなら、ローズムスクがマリー・アントワネットなら、アントンスローズムスクはクレオパトラ。
爽やかで、明るく華やかなローズを求めるなら「ローズムスク」が、ムスクの温もりやリッチなローズを求めるなら「アントンス ローズムスク」がオススメかと思います。
まとめ
今回は「モンタル/アントンス ローズムスク エキストレドパルファム」について、詳しい香りのレビューをお伝えしました。
アントンス ローズムスクは、温もりあるムスクと華やかなローズが重なる香水です。
ローズムスクEDPより賦香率が高く、香りのブレンド感も良いと思います。
香り選びの参考になれば嬉しいです♪
★「リッチなローズの香り」が好きな方はこちらの記事もオススメです。
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参考:MONTALE公式ホームページ「INTENSE Roses Musk」https://montaleparfums.com/tha/en/roses/213-212-intense-roses-musk.html#/257-volume-100_ml