今回は「CLEAN(クリーン)クラシック ウォームコットン オードパルファム」について、詳しくレビューしたいと思います。
ウォームコットンは、レモン・バーベナのはっきりした酸味から始まり、ラベンダーの香りへと変化する香水。
ラストはクリーンらしく、ピュアな印象のムスクでまとまります。
当ページでは、ウォームコットンの基本的な情報、香りの変化や詳しい感想などを掲載し、どんな香りの香水かお伝えします。
この記事はこんな方にオススメ!
・クリーン、クラシック ウォームコットンの香りについて詳しく知りたい
・ラベンダーの香りが好き
・透明度の高い、清潔感ある香りを探している
CLEAN(クリーン)クラシック ウォームコットン オードパルファム
香水の基本情報
タイトル:CLASSIC WARM COTTON(クラシック ウォームコットン)
ブランド:CLEAN(クリーン)
香調:ハーバル、ライトフローラル
調香師:マイケル・カービー
発表:2007年
![]() |
トップノート:シトラスアコード、バーベナ、グリーンノート
ミドルノート:コットンフラワー、オレンジブロッサム、ライラック、ジャスミン、マリンノート、フルーティーノート
ラストノート:ムスク、アンバー
持続性、強さ、どんな香り?(チャート)
持続性:4.5時間程度
放香性:★★☆☆☆ 弱い
強いシトラスとラベンダーの香水
トップノート:レモン系の強い酸味(30分)
つけ始めはシトラス×ハーバルな香り。
特にバーベナの、グリーンさを含んだレモンのような酸味が効いている。
シトラスの要素がかなりはっきりしているけど、奥の方でほんのりネロリのような花の甘みを感じた。
ミドルノート:ラベンダー?(1時間10分)
シトラスの要素が引いていき、ハーバルな香りと軽い花の香りが主役となる。
ノートの記載はないけれど、私の肌では「ラベンダー」の香りがした。
ラベンダーだけがはっきり香っていて、その他の花々は不鮮明な感じ。
そのような、ハーバル×フローラルが中心となっており、マリンっぽさやフルーツの香りは分からなかった。
ラストノート:ピュアなムスク(3時間)
ラベンダーを残しつつ、ムスクが香りの中心に変化する。
石けん調のピュアな印象を受けるムスクの香りなのだけど、甘さはかなり控えめですっきりしている。
全体を振り返ってみても、爽やかで透明度の高い香りが続いていた。
クリーンらしく、清潔感のある香りだと思う。
▼▼ ひとまず、サンプルで試したい方 ▼▼
![]() | クリーン ウォームコットン オードパルファム 1.5ml アトマイザー CLEAN お試し 香水 メンズ レディース ユニセックス 人気 ミニ【メール便送料無料】 価格:800円 |
「クリーン/クラシック ウォームコットン」の感想/口コミ
「ウォーム」な「コットン」の香りではない
北米のフレグランスブランド、CLEANのクラシックコレクションの中の一つ、「WARM COTTON(ウォームコットン)」の香り。
こちらは、ブランドを代表する香りの一つです。(ウォームコットンの香りは、リザーブコレクションにもあります。)
香水タイトルの「WARM(暖かい)」、「COTTON(綿)」だけを見ると、なんとなく「お日様の光をたっぷり浴びたシーツ」のような香りを想像してしまうのですが、それとは少し違っています。
もっと瑞々しくてピュアなイメージ。
香調としては、ハーバルさが最も目立ちます。
「~ウォーター」とか「~マリン」のような、あからさまな水系統ではないのですが、”水分”を感じさせる香りです。
しかも川や海のような流れのある水ではなく、水盆に溜めた水。
そこにコップで水をツーと注ぎ、静かな波紋を描くイメージの「水」です。
そんなわけで「ウォームなコットン」というよりは、ひんやりしていて瑞々しい香りのように思えます。
でも私は同コレクションの「クールコットン」の方を試したことがないので、もしかしたらこの両者を比較することで「ウォーム」な香りに感じられるのかもしれませんね。
主役は「ラベンダー」?
さて、上の項で「コットン系に感じない」ということを言っていましたが、ではこの香水の主役は何なのか…。
それは「ラベンダー」の香りです。
色々情報を探してみても「ラベンダーの香りがするよ!」と誰も言っておらず、不安でしかないのですが、私にはかなりしっかりしたラベンダー香水のように思えます。(自分の鼻に自信なし!)
特にミドルの辺りで、ラベンダー一色に。
海の香りの苦い部分とライラック系のピュアなフローラルノートが混じって、ラベンダーのように感じているのかしら…??などと考えたりもしました。
ラベンダーが入っているのか、それとも何かの香りをラベンダーとして嗅ぎ取っているのか分かりませんが、「このままフゼアっぽい匂いに進んでいくのだろうか?」と思うくらい、ハーバルさの強い花の香りになっています。
でも、ラストに至ってもモス(苔)やパチョリなどのウッディーな香りは出てこず、さっぱりしたムスクで全体をまとめるている形。
ですので、フゼア系の香水というわけではないのですが、フゼア特有の「透明感」の部分は近いものがあるのではないかなと思いました。
香り持ちは意外にも良いのですが、香り立ちは穏やかです。
TPOを選ばず、スッキリ使いやすいお香りだと思います。
レイヤード(コンバイニング)レビュー
「ジョーマローン、スカーレットポピー コロン インテンス」とレイヤードしてみました。
スカーレットポピーを腹部に1プッシュ、ウォームコットンを内肘に0.5プッシュ。
今回は「JO MALONE LONDON(ジョーマローン)スカーレット ポピー コロン インテンス」について、詳しくレビューしたいと思います。スカーレットポピーは、練乳や杏仁豆腐のようなミルキーで甘い香りの香水です。「ポピー[…]
ウォームコットンに「温もり」を足したくて選びました。
付けたては、ウォームコットンのレモンのような酸味が強く出ます。
でもスカーレットポピーの練乳のような甘さも主張が強いので、”海外のお菓子”に使われていそうなレモンクリームの香りがします。
ミドルに入ると、ウォームコットンのラベンダーがしっかり香ります。
思いのほかスカーレットポピーが負けている…。(付けた位置が悪かったか?)
ここではラベンダーの香りがめちゃめちゃ効いている「ラベンダーソフトクリーム」みたいになっていました。
そしてそのまま、ほんわか甘い感じになってドライダウン。
最初から最後まであまり馴染まず、別々で香っていました。
ウォームコットンを「温かい香り」にしたというよりは、「美味しそうな香り」にしたような組み合わせでした。
まとめ
今回は「クリーン クラシック ウォームコットン オードパルファム」について、詳しい香りのレビューをお伝えしました。
ウォームコットンは「ラベンダー」の香りが主役。
前半ではレモンのような酸味が、終盤ではピュアで清潔感あふれるムスクが重なります。
香り選びの参考になれば嬉しいです♪
★「ラベンダーの香り」が好きな方はこちらの記事もオススメです。
今回は「TOM FORD(トムフォード)ラベンダーエクストリーム オードパルファム」について、詳しくレビューしたいと思います。ラベンダーエクストリームは、普段ハーバルなフローラルとして表現されることの多いラベンダーを、濃厚クリーミー[…]
今回は「MONTALE PARIS(モンタル)バニラエクスタシー オードパルファム」について、詳しくレビューしたいと思います。バニラエクスタシーは、ベルガモット→ラベンダー→バニラ+ウッディと主役が移り変わっていく香水です。[…]
参考:CLEANホームページ「CLEAN CLASSIC Warm Cotton」https://www.cleanbeauty.com/collections/clean-classic/products/clean-classic-warm-cotton
