今回は「THEOBROMA（テオブロマ）トロピック オードパルファン」について、どんな香りかご紹介したいと思います。
トロピックは、パッションフルーツとココナッツのトロピカルな香り。
しかし私の肌だとこの２つは出て来ず、イランイランとスイカ系の水分たっぷりの果物を加えたような香りになりました。
この記事はこんな方にオススメ！
・テオブロマ、トロピックの香りについて詳しく知りたい
・南国っぽさのある香りが好き
・ラムネ菓子のような香りも好き
THEOBROMA（テオブロマ）トロピックとは？
香水の基本情報
タイトル：Tropiques Eau de parfum（トロピック オードパルファム）
ブランド：THEOBROMA（テオブロマ）× 香油香寮（コウユカリョウ）
香調：フルーティー
調香師：マユミ・ナカダ（中田 真由美）
発表：2024年
トップノート：ユズ、クラフトサイダー、ライム
ミドルノート：パッションフルーツ、チョコレート、ココナッツフレーク、バニラエッセンス
ラストノート：ココナッツ、カカオニブ、フローラル ウッディー アコード
持続性、強さ、香りのチャート
持続性：4.5～5時間程度
放香性：★★★☆☆ やや強い
トロピックって、どんな香り？
トップノート：レモン味の粉ラムネ（15分）
甘いサイダーの中に、駄菓子の粉ラムネ（レモン味）を加えたような香りから始まる。
炭酸ジュースのシュワシュワ感と、シトラスの酸味が爽やかに香っている。
ミドルノート：イランイランとスイカ（1時間）
炭酸っぽさが抜けてミドルに入る。
シトラスの酸味も弱まり、「爽やか」から「甘い」香りに変化する。
ミドルはパッションフルーツやココナッツといった南国フルーツと、チョコやバニラといった甘さが混じるとのことだが、私の肌ではそうはならない。
イランイランの南国っぽい甘さのイエローフローラルに、スイカの瓜っぽさと甘さ、みずみずしさを少し足したような香りだと思った。
ラストノート：大きな変化はない（3.5時間）
香調は大きく変わらず、香りが弱まってくる。
ココナッツのビーチっぽい甘さも、カカオ豆の苦く香ばしい香りも出て来ない。
私の肌だと、ミドルの「イランイラン＋スイカ少々」を薄めて、軽めのウッディーを加えた香りになっている。
最後の方は”ビニール人形”っぽい匂いも混じり、ドライダウンした。
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テオブロマ／トロピックの解説と感想
夏向けに作られた、テオブロマ香水
2024年に登場した「Tropiques（トロピック）」の香り。
こちらは人気ショコラトリー・THEOBROMA（テオブロマ）とのコラボレーションによって生まれた香水です。
同年1月に第一弾として５つの香りが発売されましたが、こちらはその第二弾。
夏向けの香りとして作られた、３種類のうちの一つです。
（他２つは「シャンパーニュ ピスタッシュ」と「ショコラ ア マント」）
さて、ブランドによるとトロピックはこんな香りだそうです。
（抜粋）柚子の爽やかな風味とライムのクールな苦みで夏の香り高きシトラスマリアージュ。
パッションフルーツの甘酸っぱくジューシーで癖になる甘みを複数の刻んだココナッツでバランスをつけラストノートに膨らみを出した。
ー香油香寮 公式ホームページより
ミドル以降はイメージと違う香り方
それではトロピックを肌に一噴き。
トップノートはラムネ菓子っぽい匂いで始まります。
シトラスもあるのですが、ノートには柚子とライムがリストされているものの、肌ではレモンに感じます。
レモン系のラムネ菓子（ハイレモン系）に感じる香水はいくつかあります。
本ブログで登場した中では、「ゲラン／アクアアレゴリア ベルガモットカラブリア」「ルラボ／ジャスミン17」「ヘレティックパルファム／ダーティマンゴー」が挙げられるでしょうか。
それぞれ雰囲気は違いますが、いずれもラムネ菓子系の匂いが潜んでいます。
そんなわけで、トップノートは「クラフトサイダーを表現しているであろうラムネ菓子とシトラスの組み合わせ」ということで、概ねブランドが表現したい香り通りになっているようです。
ところがミドル以降では、私の肌では説明通りに香りません。
説明を読むと、パッションフルーツとココナッツのトロピカルなフルーティーさがこの香水の主役なのでしょう。
名前もtropiques（英語ではtropical、「熱帯の」という意味）ですし…。
私にはイランイランの南国調の甘い花に、スイカのような水分たっぷりのフルーツを加えたような香りに感じられました。
イランイラン香水を付けていると時々感じる”香り付き文房具”感がトロピックにもあって、そのせいでイランイランと思ったのかも。
そしてその「香り付き文房具」っぽさが、ドライダウンの頃には「ビニール人形」っぽさに繋がっていくようでした。
テオブロマ香水なので「チョコの香りはするのか？」というのは大切なポイントだと思うのですが、私はチョコっぽさを感じることはできませんでした。
トロピックは、南国”フルーツ”の香りではなく、南国”フローラルと、ちょっとだけフルーツ”といった香りだと思います。
まとめ
今回は「テオブロマ／トロピック オードパルファン」について、詳しい香りのレビューをお伝えしました。
トロピックは、「レモン味の粉ラムネ」の香りから始まり、南国調のイランイランの甘いフローラルやスイカのようなフルーティーさが重なった香りだと思いました。
チョコレートの香りは少なめです。
香り選びの参考になれば嬉しいです♪
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参考：香油香寮公式ホームページ「トロピック -Tropiques-」https://shop.5w1h-fragrance.com/?pid=180765472
