【モンタル】アントンスカフェの香水レビュー|薔薇と珈琲飴

今回は「MONTALE PARIS(モンタル)アントンス カフェ オードパルファム」について、どんな香りかご紹介したいと思います。

 

アントンスカフェは、その名に反して「コーヒー」より「ローズ」が主役になっている香水です。

甘さのあるローズに、お砂糖をたっぷり含んだコーヒーキャンディーが添えられているような香り。

ラストでは、”モンタルらしい”色っぽい甘さへと変化していきますよ。

 

この記事はこんな方にオススメ!

・モンタル、アントンスカフェの香りについて詳しく知りたい

・コーヒーの香り、ローズの香りが好き

・一捻り効いたコーヒー香水が欲しい

MONTALE(モンタル)アントンスカフェとは?

香水の基本情報

タイトル:Intense Café Eau de Parfum(アントンス カフェ オードパルファム)

ブランド:MONTALE PARIS(モンタル)

香調:オリエンタル、フローラル、グルマン

調香師:ー

発表:2013年

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Montale モンタル アントンス カフェ オードパルファン Intense Cafe Perfume EDP 100ml

トップノート:フローラルノート

ミドルノート:ローズ、コーヒー

ラストノート:アンバー、バニラ、ホワイトムスク

持続性、強さ、香りのチャート

持続性:7時間程度

放香性:★★★☆☆+ やや強い~強い

【MONTALE・モンタル】アントンスカフェ/オードパルファム、香水イメージチャート

アントンスカフェって、どんな香り?

トップノート:軽い甘さ(20分)

一瞬ムワッと甘い香りが広がるが、すぐに軽めの仄かな甘さに収まる。

ローズは感じるが、全体的な印象としてはフローラルではなく、グルマン寄り。

タバコリーフのような清涼感と苦み、ローズ、お砂糖のような甘さが混じった香りになっている。

ミドルノート:ローズと砂糖の甘さが強まる(1時間15分)

ローズと砂糖のような甘みが強くなってくる。

トップは穏やかな香りだったが、ここまでくると華やかさも出てきたようだ。

 

コーヒーは脇役に回っており、強くは香らない。

コーヒーキャンディーのような、甘さと酸味を含んだ匂いになっている。

 

ローズは「フレッシュで青さのあるもの」ではなく、口紅のようなお化粧品っぽさを感じさせる「甘さの強いバラ」だと思った。

ラストノート:甘いアンバー(5.5時間)

甘いアンバーの香りを中心に、ドライダウンへ向かう。

バニラがしっかり効いた、オリエンタルな甘い香りだ。

 

ラストに入ってしばらくはローズの香りもあるが、それも徐々に薄らいでいく。

そしてアンバーの色っぽい甘さが長く肌に残る形だ。

 

トップは軽めだが、時間の経過とともにしっかり深みのある香り、いわゆる”モンタルらしい”香りへと変化していく。

割と甘さが強いので、真夏にはくどく感じてしまうかも。


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モンタル/アントンスカフェの解説と感想

ローズが主役、フロリエンタルな香り

2013年に発表された「INTENSE CAFE(アントンスカフェ)」の香り。

ブランドを代表する作品の一つで、日本でも人気のある香りです。

 

香水名は「INTENSE CAFE」=「強烈なコーヒー」となっていますが、実際に纏ってみるとあまりコーヒーは強く香りません

むしろローズが主役の、フロリエンタルな香りだと思います。

そこにコーヒーキャンディーのような、お砂糖みのある甘さが混じっている感じ。

 

最初の方は結構あっさりしていて、「モンタルにしては軽めだな。すっきりしてるなぁ。」と思いますが、ミドル以降は甘さが加速していき、オリエンタル×スイートな、色っぽい香りに変化していきます。

そしてやっぱり”モンタルらしい”甘さの効いた、アンバリーな香調に落ち着く形です。

平日休みの背徳感を味わう

さて、アントンスカフェを肌に一噴き。

思い浮かべるのは、(”カフェ”ではなく)レトロな”喫茶店”で、のんびりとモーニングを頂いているシーンです。

 

『平日の午前10時。

窓の外には、スーツ姿で足早に行き交う人々。

 

私は、やる気のない初冬の日差しを目蓋に浴びる。

こうしてコーヒーをすすっていると、背徳感が心地よい。

 

店内には、奥で主人が淹れるコーヒーの香りと、誰かが残したタバコのかすかな匂い。

目の前のコーヒーに角砂糖を追加して、シュワシュワ溶けるのをじぃっと眺めてから、読むでもない新聞をゆっくりと広げた。』

 

こんなイメージから始まります。

そして、時間が経つと口紅系の化粧品っぽさを感じさせる、華やかなローズ香が出てきます。

この頃には、コーヒーよりもローズの方がメインで香っているように感じました。

 

さらにローズの勢いも弱くなり、「華やかさ」が「色っぽさ」へと変化するラストノートを迎えます。

トップが朝とも昼ともつかない時間帯、ミドルが昼下がりだとするならば、ラストでは夕暮れ時~夜に似合う香りへと変化していくのです。

 

持続力もかなりしっかりしており、お風呂に入った後もまだ少し肌に残っていました。

(翌朝には消えていましたが。)

香り立ちも豊かな方なので、付ける位置や量には配慮が必要かと思います。

まとめ

今回は「モンタル/アントンスカフェ オードパルファム」について、詳しい香りのレビューをお伝えしました。

アントンスカフェは、名前とは裏腹に「甘いローズの香り」が主役になっている香水です。

そこに、コーヒーキャンディーのような香りが添えられている形。

トップはあっさりしていますが、次第に”モンタル”らしいオリエンタルな色っぽさのある香りへと変化していきますよ。

香り選びの参考になれば嬉しいです♪

★「コーヒーの香り」が好きな方はこちらの記事もオススメです。

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参考:MONTALE公式ホームページ「Intense Café」https://montaleparfums.com/tha/en/roses/176-224-intense-cafe.html#/257-volume-100_ml

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