【ディオール】MCD コローニュブランシュとは?香りのレビュー

今回は「DIOR(ディオール)メゾンクリスチャンディオール/コローニュブランシュ オードゥパルファン」について、どんな香りかご紹介したいと思います。

 

コローニュブランシュは、パウダリーな”白い”香りが主役の香水です。

「メゾンクリスチャンディオール」コレクションの起源ともいえる、3つの香りの中の一本。

フランシス・クルジャン氏がディオールのパフュームクリエイションディレクターに就任し、再販された香りです。

 

この記事はこんな方にオススメ!

・メゾンクリスチャンディオール、コローニュブランシュの香りについて詳しく知りたい

・パウダリーな優しい甘さが好き

・「白」イメージの香りに興味がある

DIOR(ディオール)コローニュブランシュとは?

香水の基本情報

タイトル:COLOGNE BLANCHE Eau de Parfum(コローニュブランシュ オードゥパルファン)

ブランド:CHRISTIAN DIOR(クリスチャン・ディオール)

香調:フローラル、パウダリー

調香師:フランシス・クルジャン

発表:2004年

トップノート:アーモンド、オレンジ、ベルガモット、ローズマリー

ミドルノート:オレンジブロッサム、バイオレット

ラストノート:トンカビーン、バニラ、アンバー

持続性、強さ、香りのチャート

持続性:4~4.5時間程度

放香性:★★☆☆☆ 弱い

【ディオール】メゾンクリスチャンディオール/コローニュブランシュ、香水イメージチャート

メゾンクリスチャンディオール コローニュブランシュって、どんな香り?

【メゾンクリスチャンディオール/コローニュブランシュ】香水レビュー

トップノート:冷たいシトラスとアーモンド(15分)

ビターオレンジ系の、苦みを感じるシトラスノートで始まる。

2、3分程でアルデヒドのような鼻にツンと来るアーモンドの香りが出てくる。

香ばしく美味しそうな、温かみのあるアーモンドではなく、苦みがあってひんやりしたイメージ。

付け始めから10分程で、奥の方にかすかにパウダリーな甘さが見えてくる。

ミドルノート:パウダリーフローラル(1時間)

パウダリーな甘さが増してきて、短いトップノートを終える。

そしてミドルはパウダリー・フローラルの香りで進んでいく。

 

ここでの花の要素はオレンジブロッサムとバイオレットとのことだが、これらの酸味のあるフローラルとも、グリーンさのあるフローラルとも違う香りに感じた。

私の肌では「パウダリーなアイリス」が近いようだ。

そこにトップから残るシトラスやアーモンドの酸味・苦みが、少しだけ混じる形になっていた。

ラストノート:ベビーパウダー、ムスク、バニラ(3時間)

トンカビーンに由来するベビーパウダーを思わせる粉っぽさと、石けん調のムスキーな香りでドライダウンに向かう。

ブランドによると「官能的なアンバーのベース」とあるが、そういったオリエンタルな甘さは感じない。

「温かみのあるパウダリームスクの甘さ」に思えた。

 

ラストに入ってさらに1時間程経つと、バニラの甘さもしっかり感じられるようになる。

そしてこの「粉っぽいバニラ」でフェイドアウトしていった。


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ディオール/コローニュブランシュの解説と感想

クルジャン氏 率いる、Diorフレグランスのスタート

2004年にメンズ向けフレグランスとして3つの香りが登場したのですが、「Cologne Blanche(コローニュブランシュ)」はその中の一本です。

(他2つは「Eau Noire(オーノワール)」と「Bois D’argent(ボワダルジャン)」)。

こちらの3作品が、現在の「メゾンクリスチャンディオール」の前身にあたる「ラコレクシオンプリヴェ」の、さらに起源となった香水です。

 

2021年にフランシス・クルジャン氏がディオールのパフュームクリエイションディレクターに就任し、再処方の手を加えた形でこの3本を再販したのは2022年7月のこと。

こちらを皮切りに、クルジャン氏による新たなDiorフレグランスがスタートしました。

(再販当初は3本組しかなかったと思うのですが、今はボワダルジャン以外の2本も、数量限定で1本ずつ購入可能です。)

 

コローニュブランシュは元々クルジャン氏による作品でしたが、どうやらこちらも2004年版からリフォーミュラーされての再販のようですね。

本ページでは、現行版のコローニュブランシュでのレビューとなります。

ほんのり色づいた「白」の香水

さて、肝心の香りについて。

この香水のイメージは、一貫して「白」です。

”コロン”の要素は「付け始めの苦みのあるシトラス」くらいしか感じませんが、”ブランシュ(白い)”の方は「まさにその通り!」と共感せずにはいられません。

 

しかしその「白」は、絵の具のように単一な純白を塗り広げている訳ではありません。

トップでは思わず”毒”を連想してしまうようなシトラスとアーモンドの苦みを含んでおり、「白が透き通るあまり紫みを帯びた」ような色合いで始まります。

 

ミドルの頃になるとパウダリー・フローラルが主役となり、「白さ」もまた変化していきます。

ここでは真珠色のように、ほんのりと黄みを帯びた温かさを感じさせてくれます。

そしてドライダウンに向かうにつれ、この暖色のノートが強くなり、最後は象牙色のような柔らかい「白」へと続くのです。

 

付け始めから終わりまで、どの時間帯を切り取ってみても、「純白のキリっとした感じ」ではなく、「ほんのり色付いた柔らかい香り」になっています。

そしてこのことが「清純な白い香り」ではなく、「艶っぽさと清潔感を兼ね備えた香り」にしてくれているのです。

 

香調としてはパウダリーさが強いので、これが苦手な方はコローニュブランシュも好まないかと思います。

香り立ちは穏やかで持続も短めなので、真夏以外は使えそうなパウダリー香水となっています。

まとめ

今回は「メゾンクリスチャンディオール/コローニュブランシュ オードゥパルファン」について、詳しい香りのレビューをお伝えしました。

コローニュブランシュは、ほんのりと色付いた「白」を感じさせてくれる香りです。

パウダリーさは強いですが、香り立ちは穏やか。

香り選びの参考になれば嬉しいです♪

★「パウダリーで優しい甘さ」が好きな方はこちらの記事もオススメです。

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参考:DIOR公式ホームページ「コローニュ ブランシュ」https://www.dior.com/ja_jp/beauty/products/Y0997035-%E3%82%B3%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%8B%E3%83%A5-%E3%83%95%E3%82%99%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%A5-%E3%83%95%E3%83%AC%E3%82%AF%E3%82%99%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9

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