今回は「DIOR(ディオール)ジャドール パルファン ドー オードゥパルファン」について、どんな香りかご紹介したいと思います。
ジャドール パルファンドーは、最初から最後まで綺麗なホワイトフローラルが続く、シンプルな香り。
水性香水(アルコールフリー)ならではの柔らかい香り立ちと、水性香水とは思えない持続力の良さを両立させた香水になっています。
この記事はこんな方にオススメ!
・ディオール、ジャドール パルファンドーの香りについて詳しく知りたい
・シンプルなホワイトフローラルの香水を探している
・アルコールフリーの香水を探している
DIOR(ディオール)ジャドール パルファンドーとは?
香水の基本情報
タイトル:J’adore Parfum D’eau Eau de Parfum(ジャドール パルファン ドー オードゥパルファン)
ブランド:CHRISTIAN DIOR(クリスチャン・ディオール)
香調:フローラル
調香師:フランソワ・ドゥマシー
発表:2022年
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ディオール ジャドール パルファン ドー オードパルファム 30ml DIOR J’ADORE PARFUM D’EAU EDP [3F-C4] |
ノート:
ジャスミンサンバック、ヴァロリス産ネロリ、スターマグノリア、ハニーサックル、ローズ、グリーンノート
持続性、強さ、香りのチャート
持続性:4.5時間程度
放香性:★★★☆☆ やや強い
ジャドール パルファンドーって、どんな香り?
トップノート:付け始めだけ強い(25分)
クリーミーなガーデニア系の甘いホワイトフローラルを中心に、ピーチのようなジューシーなフルーツの香りが重なる。
10分もすると、それらの濃厚な甘さは落ち着きを見せる。
次の主役はジャスミンサンバックの、フレッシュなホワイトフローラルだ。
フルーティーさもまだあるが、蜜の滴りそうな桃ではなく、カシス系のすっきりしていて少し青さもあるような果物の匂い。
付けたては強く甘い香りが広がるが、拡散性が強いのは最初だけで、後は割と穏やかな香り方に変わる。
ミドルノート:ジャスミン、チューベローズ、マグノリア(1.5時間)
香りの変化は殆どないが、フルーティーさが抜け、フローラルが際立った匂いへと移っていく。
ジャスミンサンバック、チューベローズ、マグノリアの花の香りを強く感じる。
ノートにはリストされていないが、甘みの強い花・チューベローズもあるように思う。
ただしクリーミーでもったりした香りではなく、フレッシュでさっぱり。
サンオイルっぽい匂いも混じっている。
全体的には「華やかな」というよりは、「軽やかで明るい」ホワイトフローラルの甘い香りになっている。
ラストノート:シトラスフローラルが重なる(2.5時間)
最後は少しずつ花の甘さが抜けていき、ネロリ・マグノリア系のシトラスフローラルが淡く肌に残る。
ウッディーさも出ず、混じり気なしのフローラルのままでフェイドアウトしていった。
付け始め以外は、水性香水らしい穏やかな香り具合。
ただし持続性は割と良く、ジャドールオードゥパルファンと比べても遜色ない。
ジャドールシリーズらしいホワイトフローラルの香調が続くが、華やかさや艶っぽさは控えめで、ジャドールEDPに比べると付けやすい香水になっていると思う。
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ディオール/ジャドール パルファンドーの解説と感想
アルコールフリー、乳白色のジャドール
2022年に登場した、「J’adore Parfum D’eau(ジャドール パルファンドー)」。
ジャドールシリーズの中で、最も新しいのがこちらの香水です。
パルファンドーの特徴は、何と言っても「アルコールフリー」であること。
化学溶剤を使用しない、ナチュラルな製法にもこだわった作品です。
他のジャドールのボトルは、透明な本体にゴールドの飾りがあしらわれた細長いキャップが印象的ですが、パルファンドーは本体部分が白。
中の香水自体も、白く不透明になっています。
このジュース、乳液状とまではいかないものの、ちょっとしっとりしたテクスチャーで、ビュリーのオートリプルと似た感じ。
揮発にはかなり時間がかかるので、服の下に香水を仕込みたい時だと、付ける時に捲った服をなかなか下せない・笑。
水性香水らしい柔らかな香り立ちと、水性香水とは思えない持続力を両立させた香水になっています。
他の「ジャドール」シリーズとパルファンドーの違い
さて、ジャドール パルファンドーを肌に纏って。
まずは、濃厚でもったりしたガーデニア系のホワイトフローラルの甘さと、完熟ピーチのようなとろみのある甘さからスタートします。
「え?あなた水性香水よね?」と確認したくなる、強い香り立ちに結構ビビります。
しかし、しっかり香水の水分が揮発してくると、香り立ちはすとんと柔らかく落ち着きます。
この頃にはさっぱり系ジャスミンの香りがメインになり、さらにチューベローズやマグノリアなど他の花々も加わっていく形。
ジャドールシリーズの根幹である「ジャドール オードゥパルファン」では、この花々の要素がブァーと一気に開いていき、とても華やかな香り方をするのですが、パルファンドーでは違います。
もっとフレッシュで、香りの強い生花に、鼻を近づけているような自然な香り。
花の強い甘さはありますが、派手さはなくシンプルな印象を受けます。
終わり方もとてもシンプルで、ウッディーに傾いたり、ムスキーに転じたりすることなく、最後までフローラルを貫きます。
ジャスミン系の甘さだけが抜けていき、ネロリのようなシトラスフローラルの香りが淡く肌に残るのです。
ジャドール パルファンドーは、無駄なものを省いた、純粋でシンプルなホワイトフローラルの香水です。
まとめ
今回は「ディオール/ジャドール パルファンドー オードゥパルファン」について、詳しい香りのレビューをお伝えしました。
ジャドール パルファンドーは、シンプルなホワイトフローラルの香水。
ノンアルコール香水ですが、持続力に優れています。
香り選びの参考になれば嬉しいです♪
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参考:DIOR公式ホームページ「ジャドール パルファン ドー (オードゥ パルファン)」https://www.dior.com/ja_jp/beauty/products/Y0996491-%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%89%E3%83%BC%E3%83%AB-%E3%83%91%E3%83%AB%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%B3-%E3%83%89%E3%83%BC-%EF%BC%88%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%89%E3%82%A5-%E3%83%91%E3%83%AB%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%B3%EF%BC%89-%E3%82%A6%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%99%E3%83%BC%E3%82%B9-%E3%83%95%E3%83%AC%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9-%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%95%E3%83%AA%E3%83%BC-%E3%83%95%E3%83%AC%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A5-%E3%83%95%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%AB%E3%81%AA%E9%A6%99%E3%82%8A