今回は「LIBERTA PERFUME(リベルタパフューム)ニヴァリス コロンコンサントレ」について、どんな香りかご紹介したいと思います。
ニヴァリスは、プレタポルテコレクション「冬」の香り。
雪景色や人肌の温度感を、温もりのあるハーバルノートとパウダリーさで表現した香水です。
この記事はこんな方にオススメ!
・リベルタパフューム、ニヴァリスの香りについて詳しく知りたい
・「冬」がテーマの香水に興味がある
・一味違うハーバル香水が欲しい
LIBERTA PERFUME(リベルタパフューム)ニヴァリスとは?
香水の基本情報
タイトル:NIVALIS Cologne Concentree(ニヴァリス コロンコンサントレ)
ブランド:LIBERTA PERFUME(リベルタパフューム)
香調:ハーバル、パウダリー
調香師:ダイキ・ヤマネ(山根大輝)、ユキマサ・タケミヤ(武宮志昌)
発表:オードパルファム 2021年、コロンコンサントレ 2022年
トップノート:フェンネル、アルモアーズ、ユーカリプタス、ユズ
ミドルノート:ミモザ、アンブレットシード、シクラメン、ライスアコード
ラストノート:ムスク、バニラ、フランキンセンス、イリス
持続性、強さ、香りのチャート
持続性:4.5時間程度
放香性:★★☆☆☆+ 弱い~やや強い
ニヴァリスって、どんな香り?
※オードパルファムではなく、コロンを用いてレビューしています。
トップノート:甘さと温もりのあるハーバル(20分)
ハーバルな香りから始まる。
フェンネルの甘い草っぽさとユーカリの清涼感、アルモアーズ(白ヨモギ)の苦みやほのかなカンファー感が合わさった匂いになっている。
甘草っぽい甘さを加えたハッカ飴のようだ。
なんだかとっても体に良さそう。
ハーバルな香調だが、フェンネルの甘さとベースに在るバニラのお陰で、温もりある香りになっている。
ミドルノート:パウダリーが強く出る(1時間)
トップのハーバルさにパウダリーな甘い香りが重なってきたら、ミドルに入る。
ミモザの「化粧品的なパウダリーフローラル」が中心となっており、それを支えるようにしてアンブレットのベビーパウダー様の香りと米粉のような優しい甘さがある形。
シクラメンの香りは、私の肌では出て来ない。
ラストノート:樹脂・ムスク・バニラの甘み(3時間)
パウダリーさが落ち着いて、樹脂の甘さを中心にドライダウンに向かう。
トップから続くハーバルな匂いもまだ残っており、割とすっきりした香りになっている。
(フランキンセンスの「シトラス様のすっきり感」も感じているのかもしれない。)
ベースにはムスクとバニラの甘さも感じる。
ラストに入って1時間半ほどすると、このムスクとバニラを肌に残し、香りが薄くなっていった。
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リベルタ/ニヴァリスの解説と感想
雪景色や人肌の温もりを表現した香水
リベルタパフューム、プレタポルテ コレクションより2021年に登場した春夏秋冬を表す4つの香り。
今回ご紹介するのは冬、「NIVALIS(ニヴァリス)」の香りです。
(抜粋)一面の銀世界。
音は雪に吸い込まれ、世界は静けさに包まれる。
凍てつくような寒さの中で、私たちの心をあたためるのは、身を寄せ合って、たしかに感じる人肌の温もり。
ーリベルタパフューム公式パンフレットより
2021年のプレタポルテのテーマは、「香りの無い物に香りを与える」でした。
NIVALIS(ニヴァリス)とは、ラテン語で「雪の側で育つ」といった意味。
また春を告げる白く可憐な花、スノードロップ(待雪草)のことでもあります。
(正確にはガランサス・ニヴァリスと言います。)
スノードロップの花は水仙のような芳香を持っていますが、ニヴァリスはそのようなフローラル香水ではありません。
ニヴァリスは「雪景色」や「寒さの中で触れ合う人肌の温もり」を香りに変換した香水なのです。
温もりのあるハーバルノートが特徴的
さて、ニヴァリスを肌に一噴き。
香りのざっくりした流れとしては「ハーバル→パウダリー→樹脂・ムスク・バニラの甘み」といった形になっています。
ハーバルな香りと言うと「透明感があるアロマティックな草っぽさ」を想像させますが、ニヴァリスのトップノートはそうではありません。
「明るいグリーンの瑞々しい若草」ではなく、「産毛が生えて白っぽく見える葉(シルバーリーフ)のハーブ」を思わせる匂いになっています。
ノートにアルモアーズがリストされていますが、これはシルバーリーフのヨモギ(白ヨモギ)のこと。
丁度このアルモアーズが、ニヴァリスのハーバルノートのイメージにぴったりです。
フェンネルのクセっぽいハーブの甘さもあるので、好みが分かれそうなトップノートになっています。
ミドルではミモザ、アンブレット、米粉といった、”オフホワイト”をイメージさせるパウダリーノートが強く出ます。
この粉を白ヨモギの上からポフポフと粉ふるいで振りかけて、ハーブの葉をさらに白く覆っていくのです。
そして最後はムスキー・バニラのほわほわした甘さに落ち着きます。
ニヴァリスが「雪」の匂いというのは正直私にはピンとこないのですが、寒い中で触れる人肌のように、安心感を分け合えるような温もりある香りだと思いました。
まとめ
今回は「リベルタパフューム、ニヴァリス コロンコンサントレ」について、詳しい香りのレビューをお伝えしました。
ニヴァリスは、白ヨモギのようなシルバーリーフのハーブを連想させる香りです。
寒い中で触れ合う人肌のような、温もりのある香りになっています。
香り選びの参考になれば嬉しいです♪
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参考:LIBERTA PERFUME公式ホームページ「NIVALIS 【ニヴァリス】」https://liberta-perfume.com/shop/products/nivalis