香水って何?「香水」「フレグランス」「アロマ」の違いが分かる!

「香水」とよく似た言葉で「フレグランス」「アロマ」というのがありますが、これらの違いはご存じでしょうか?

「香水=フレグランス」として使っている方も多いかと思いますが、この二つは厳密に言うとちょっと意味が違います。

また、「アロマ」と「香水」も似ているようで、大きな違いがあるんです!

 

そこで、このページでは「そもそも香水って何?」「香水とフレグランスの違いは?」「香水とアロマの違いは?」について、お伝えしていきたいと思います。

そもそも「香水」とは?

一般的に「香水」とは、さまざまな香料をブレンドし、エタノールに溶かした液状のものを言います。

 

たゆた
練り香水(半固形)やノンアルコールの水性香水などもありますが、それはまた別の機会に詳しく触れたいと思います。

 

香水は英語にすると「perfume(パフューム)」、香水の本場・フランスでは「parfum(パルファン)」と呼ばれます。

 

香水の成分は「香料」「エタノール」「水」で構成されていますが、その大部分をエタノールが占めます。

(水はわずか5%ほどだそうです。)

 

そこにどれだけの香料が溶かし込んであるか(濃度)に応じて、(濃い順に)パルファン、オードパルファン、オードトワレ、オーデコロンと分類されていますよ。

「フレグランス」と「香水」の違いとは?

香水は、フレグランスに含まれる

一方、フレグランス(fragrance)とは、日本語に直すと「芳香」「香り」といった意味になります。

つまりフレグランスとは「香り製品全般」に対して使われる言葉で、香水もフレグランスの中の一部と言えます。

 

たゆた
ファブリックミストもお香も、香り付き柔軟剤も「フレグランス製品」なんですね。

香水は化粧品、フレグランスには雑貨品もある

また、香水は「化粧品」として扱われています。

つまり「体に付けることができ、魅力を増したり、容貌を整えたりするために使うもの」という意味です。

 

フレグランスと香水の違い

 

ところが、フレグランスは「雑貨品」も含んでいます。

雑貨品は化粧品と違って、肌に付ける目的には使えません

 

ですので、「良い匂いがするから」といっても、ファブリックミストをお肌に付けたり、柔軟剤を薄めて肌に直接付けるなどは絶対にNGです。

たゆた
それぞれの用途に適した使い方をしましょう!

「アロマ」と「香水」の違いとは?

目的の違い

「アロマ(aroma)」とは「アロマテラピー」の略です。

アロマと香水で、もっとも大きな違いはその「目的」にあります。

 

AEAJ(公益社団法人 日本アロマ環境協会)では、アロマの目的を以下のように説明しています。(※1)

●心と身体のリラックスやリフレッシュを促す

●心と身体の健康を保ち、豊かな毎日を過ごす

●心と身体のバランスを整え、本来の美しさを引き出す

 

香水は「魅力を増す」「容貌を整える」といった事なのに対し、アロマは「香りの力で健やかさを保つ」といった目的をもって使われるんですね。

香料の違い

もう一つ、大きな違いは使われる香料の種類にもあります。

香水では「天然香料」「合成香料」「調合香料」の3種類の香料からいくつもを選び、バランスよくブレンドしてありますが、アロマではそのうちの「植物由来の天然香料(=精油)」のみが使われています。

 

たゆた
香料についても、別の機会に詳しく触れたいと思います。

まとめ

今回の話をまとめると…

 

✓ 「香水」とは、さまざまな香料をブレンドし、エタノールに溶かした液状のもの

✓ フレグランスは「香り付き製品全般」に対する言葉で、香水もその一部

香水は化粧品だけど、フレグランスは雑貨品もある

✓ アロマと香水では目的が大きく違う、また使われている香料も違う

 

いかがでしたでしょうか?

普段はあまり意識しないものですが、似た言葉であっても掘り下げてみると結構違っていましたね!

香水ライフにお役立てくださいますと幸いです。

引用:※1公益社団法人 日本アロマ環境協会ホームページ「アロマテラピーとは」https://www.aromakankyo.or.jp/basics/introduction/

 

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