今回は「Chloé/クロエ オードトワレ」について、どんな香りかご紹介したいと思います。
クロエEDTは、「ジューシーでほんのり甘いシトラス」→「フルーティーなローズ」→「淡いシャンプー系の香り」へと変化する香水。
ページ後半で、「オードパルファム」との香りの比較をご紹介しています。
この記事はこんな方にオススメ!
・クロエ オードトワレの香りについて詳しく知りたい
・フルーティーな香り、軽快な香りが好き
・香り持ちや拡散性の穏やかな香水を探している
Chloé/クロエ オードトワレとは?
香水の基本情報
タイトル:Chloé Eau de toilette(クロエ オードトワレ)
ブランド:Chloé(クロエ)
香調:フルーティー、フローラル
調香師:ミシェル・アルメラック、シドニー・ランセッサー
発表:2015年
販売終了?:2023年
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トップノート:レモン、ベルガモット、マグノリア
ミドルノート:ホワイトローズ、ガーデニア
ラストノート:コットンフラワー、ムスク
持続性、強さ、香りのチャート
持続性:3.5時間程度
放香性:★★☆☆☆ 弱い
クロエ オードトワレって、どんな香り?
トップノート:瑞々しいフルーティ(15分)
瑞々しいフルーティーな香りからスタートする。
爽やかなシトラスなのだけど強い苦味や酸味はなく、どちらかというとオレンジや洋梨のような甘みの方が強く感じられる。
2、3分もするとマグノリアのシトラスフローラルも出てくる。
トップノートは「ジューシーな甘みのあるシトラス」の香りとなっていた。
ミドルノート:あっさりローズ(1時間40分)
次第にローズが香りの主役へと変化してくる。
クロエオードパルファムもあっさりしたローズだが、こちらも非常にあっさり。
ローズの香りと洋梨のような果物の甘さ、そこにマグノリア系の酸味が混じった匂いになっている。
なので、純粋な「ローズそのものの香り」というわけではなく、「加工されたローズの香り」といった感じ。
その点では、オードパルファムの方と似ていると思った。
ラストノート:髪に残るシャンプーの香り(1時間30分)
香りが淡くなってドライダウンを迎える。
ローズの香りは遠のくが、酸味はまだ少し残っている。
かなり淡い香りではあるけれど、シャンプー系の匂いになっているようだ(石鹸とは違う感じ)。
シャンプーそのものの匂いというより、「自分では気づかないけど髪に残っている匂い」というくらいにうっすらと香る。
全体的に明るい好調が続いた。香り立ちは穏やかで持続時間も短め。TPO問わず使いやすい香りだと思う。
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クロエ オードトワレの解説と感想
軽快でフルーティーなローズ香水
2009年に登場した「CHLOE Eau de Toilette(クロエ オードトワレ)」。その前年に発売された「クロエ オードパルファム」のトワレバージョンとして誕生しました。
そして、2015年にこのオードトワレはリニューアルされることとなります。現在販売されているものは、このリニューアル後の香りとなっています。
★参考:旧「クロエ オードトワレ」の香りの構成はこちら。
トップノート:ウォーターメロン、マンダリンオレンジ、ピンクペッパー
ミドルノート:ローズ、フリージア
ラストノート:アイリス、サンダルウッド、トンカビーン
これだけを見ても、リニューアルというよりは全然違う香りという印象ですよね。
本ページでご紹介している現行品のオードトワレは「ジューシーでほんのり甘いシトラス」→「フルーティーなローズ」→「淡いシャンプー系の香り」と変化していきます。
一応メインはローズなのだと思いますが、バラそのものの匂いというよりは「人の手によって加工されたローズの香り」といった印象を受けます。
ですので、「バラの華やかな香りに包まれたい!」というよりは、「軽くて付けやすいフローラルが良い」「バラの香りはむしろあまり好きではない」という人の方が、この香りはしっくりくるかもしれません。
クロエ「オードパルファム」と「オードトワレ」の違い
さて、クロエ「オードパルファム(ベージュのリボン)」と「オードトワレ(白のリボン)」を比較してみたいと思います。(左手の内肘にEDP、手首にEDTを噴霧)
付けたてはオードパルファムのほうが香り立ちが穏やかです。「これ…足りてる?」と思うくらい、さっぱり香ってきません。
元々持っている肌の匂いに近いのでしょうか?肌馴染みが凄く良いようです。
一方で、トワレの方は割とハッキリとシトラスが香るので、トップの辺りではオードパルファムよりオードトワレの方が香り立ちは豊かでした。
続いてローズ系の香りに変化していきます。
バラそのものではなく、ローズ”っぽい”香りになっているという点で、共通しているように思いました。
さらに、両者ともにラストノートにかけても明るい香りが続き、「締め」の要素のない”ほわーん”とした匂いで終わります。
また、どちらも石けんらしい香りに変化するのですが、油分を感じさせるような「もったり感」がないという点でも共通しています。
全体的な香調としては、オードパルファムのほうが甘さ・フローラルの要素がそれぞれ強めで、比較的”どっしり”しているのに対し、オードトワレはフルーティーな要素が強く、かなり軽快な香りになっています。
どちらも付けやすく明るい香りですが、オードパルファムの方がロングラスティング。
「早めに香りを終わらせたい」という時にはオードトワレの方が向いています。
個人的にオードパルファムは「ピシッとアイロンがけしたシャツ」、オードトワレは「透け感のあるシフォンのブラウス」に似合いそうなイメージとなっていました。
まとめ
今回は「クロエ オードトワレ」について、詳しい香りのレビューをお伝えしました。
クロエEDTは、明るくフルーティーなローズの香水。
主役がローズとはいえ、かなり淡く軽やかな香りなので、バラが苦手な人でも大丈夫そうです。
ラストはシャンプー調の匂いがふんわり香ってくれますよ。
香り選びの参考になれば嬉しいです♪
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参考:L’ATELIER DES PARFUMS 「CHLOE EDT SPRAY NEW」https://latelierdesparfums.jp/products/chloe-edt-spray-new