【リベルタパフューム】チャバの香水レビュー|青苦い緑茶

今回は「LIBERTA PERFUME(リベルタパフューム)チャバ コロンコンサントレ」について、どんな香りかご紹介したいと思います。

 

チャバは、煎茶にインスピレーションを受けて誕生した”お茶香水”です。

ガルバナムの強いグリーン香に少しずつ甘さが混じり、ラストではパウダリーさも出てきます。

 

この記事はこんな方にオススメ!

・リベルタパフューム、チャバの香りについて詳しく知りたい

・日本のブランドが作った緑茶の香りに興味がある

・軽やかで使いやすいグリーン香水、ティー香水が欲しい

LIBERTA PERFUME(リベルタパフューム)チャバとは?

香水の基本情報

タイトル:CHA-BA Cologne Concentree(チャバ コロンコンサントレ)

ブランド:LIBERTA PERFUME(リベルタパフューム)

香調:ハーバル、ティー

調香師:ダイキ・ヤマネ(山根大輝)、ユキマサ・タケミヤ(武宮志昌)

発表:2022年

ノート:

ティーリーフ エクストラクト、マテ アブソリュート、ガルバナム、ブルジョン ドゥ カッシー、オスマンサス アブソリュート

持続性、強さ、香りのチャート

持続性:3.5時間程度

放香性:★★☆☆☆ 弱い

【リベルタパフューム】チャバのイメージチャート

チャバって、どんな香り?

トップノート:ガルバナムの青苦い香り(30分)

ガルバナムの強いグリーンノートから始まる。

草を引きちぎったような、フレッシュで青苦い匂いだ。

少し”土っぽい”、えぐみや濁りも混じっている。

塩気も感じた。

ミドルノート:うっすらと甘さが重なる(40分)

オスマンサスのフルーティーな花の甘さが重なる。

しかし「金木犀そのもの」の匂いになるわけではなく、トップから続く強いグリーン香やえぐみ、塩気に、ふんわりと甘さも混じる感じ。

軽やかな香りが続く。

ラストノート:パウダリーに変化(2.5時間)

全体的に香りが淡くなり、パウダリーな甘さが重なる。

このパウダリーさは、ブルジョンドゥカッシー(スイートアカシアの蕾)に由来するのだろうか。

しかし他のミモザ香水のようにポフポフと強い化粧品っぽさを感じさせるまでではなく、グリーンさも含みあっさりしている(蕾だから?)。

最終的には、アンブレットのような優しい甘さが肌に残った。


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リベルタ/チャバの解説と感想

日本文化に根ざす、緑茶の香水

リベルタパフューム、2022年のプレタポルテ(完成品)コレクションでは2種類の香りが登場しました。

この年のテーマは「Japan Material×Upcycle」で、日本に根差す「茶」と「酒」の文化に着目し、本来廃棄されてしまう素材や商業価値の低い素材から香料を抽出し作られた香りとなっています。

 

本ページでご紹介している「CHA-BA(チャバ)」は、こんな香りだそうです。

煎茶にインスピレーションを受けたCHA-BA(チャバ)は、茶筒をあけた時に香る芳しい香りから、湯を注いだあとの蒸し上がるような青々しさ、そして口に含んだ際のフレッシュな苦みと最後に舌上に残る粉茶の苦みとえぐみを表現した香りです。

ーリベルタパフューム公式パンフレットより

トップ:茶畑に広がる清涼感、茶筒をあける芳ばしさ、深蒸しの⻘々しさ

ミドル:喉を抜ける涼しさ、舌上の苦味とざらつき

ラスト:舌下に広がる旨味、鼻腔に抜ける渋み

ーリベルタパフューム公式HPより

強いグリーン×パウダリーな香り

それでは、肝心の香りについてのお話を。

まずはガルバナムの強いグリーン香から始まります。

夏の暑い日に、機械でブーンと草刈りをしているような匂いです。

 

辺り一面に広がる青い匂い、地面から立ち上ってくる土臭いえぐみ、額を伝う汗の塩気。

首に巻いたタオルのせいで増々蒸し暑い中、青々しさや爽やかな匂いが一服の清涼剤となって鼻腔を駆け抜けます。

 

ミドルノートでは、オスマンサスと思しき甘さが混じってきます。

緑茶を飲んでいるとほのかな甘味を感じますが、それを表現した香りなのかな。

ラストノートはカッシー(スイートアカシア)のパウダリーさが出てきて、さらにアンブレット様のマイルドな甘さで終わる形になっていました。

 

全体的な印象としては強いグリーンパウダリーを混ぜた香り」といった香水です。

残念ながら、私の肌では”緑茶そのもの”の香りにはなりませんでした。

家にある茶葉とも嗅ぎ比べてみましたが、私が茶葉の匂いで最も好きな あの「甘苦い渋み」が、こちらの香水では出て来ないのです。

 

人によっては「リアルな緑茶だ!」と感じる方も多いようですし、たっぷり付けても軽やかに香ってくれる使いやすさも魅力的です。

お茶系の香りが好きな方は、ぜひ一度お試しを。

まとめ

今回は「リベルタパフューム、チャバ コロンコンサントレ」について、詳しい香りのレビューをお伝えしました。

チャバは、ガルバナムの青苦い香りにオスマンサスの甘さ、そしてカッシーのパウダリーさが重なる香水です。

個人的には「リアルな緑茶」の香りにはなりませんが、軽やかで付けやすいティー香水だと思います。

香り選びの参考になれば嬉しいです♪

★「緑茶の香り」が好きな方はこちらの記事もオススメです。

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参考:LIBERTA PERFUME公式ホームページ「コロンコンサントレ CHA-BA 100ml」https://liberta-perfume.com/lp?u=pret_a_porter_2022

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