先日、香水(シャネル、チャンス)のノズルが壊れました…。
まれに、香水のノズル部分が壊れて、押せなくなったり、押しても出てこなくなることがあります。
こちらのページでは今回の体験を踏まえ、香水のノズルが壊れてしまった時の直し方をパターン別に整理しました。
私と同じように「香水が出てこなくなった!」とお困りの方がいらっしゃいましたら、参考にしてみてくださいね。
この記事はこんな方におすすめ!
・香水のスプレーが、なぜか押せない状態
・スプレーを押しても詰まっている感じがする
・香水のノズルキャップを取り外した所がどうなっているか知りたい
香水のノズル、壊れ方は3パターン
ノズルが壊れた症状と原因、ノズルを直せるかどうかを下の表にまとめました。
私が経験したことがあるのはこの3パターンですが、ボトル内のストロー部分が外れてしまっているのを見かけたこともあります。
「直らない」としているものでも対処法はあります。詳しく見ていきましょう!
1.ノズルが折れた
まずは、ノズルがポキっと折れてしまうというパターンです。
先にお伝えしておくと、残念ながら折れてしまうとノズルは直りません。
こうなったら中身を取り出すほか、香水を救う方法はない…。
どこが折れるかというと、ノズルのキャップを外したこの部分(赤丸のとこ)。
香水を噴霧するときに斜めに押したり、アトマイザーに小分けした後で、ノズルキャップを取り付けるときに無理に力を入れてしまうと、ここが結構簡単に折れます。
その他には「キャップを外した状態で香水を落として、運悪くノズル部分が当たってしまった…」というケースでも折れることがあります。
2.ノズル内部が詰まった
スプレー容器全般に起こりうることなのですが、ノズル内部の構造に空気や固形物が詰まって、噴霧できなくなることがあります。
(特にノズルがスクリューで付いているタイプのボトルで起こりがちです。)
こちらは、折れた時のように見た目では分からないのですが、スプレーを押そうと思っても、すごく固く抵抗があり、押すことができません。
ノズルキャップの部分に汚れが溜まって詰まることもあるのですが、それは綿棒などで掃除するとすぐに直るので問題なし。
やっかいなのは、スプレーの構造内部が詰まっているパターンです。
それでも、わずかですが直せる可能性があります!
ただし、「スクリュータイプのノズルであること」というのが条件。
直し方については後ほど。
3.ノズルがめり込んだ
こちらのパターンは、多くの場合で直すことができる壊れ方です。
どこがめり込むかというと、こちらです(赤矢印のところ)。
通常、ノズルは押すと、ノズル内部のバネの力で元の状態に戻るようにできています。
しかしノズルをスプレーするときに斜めに押すと、ノズルの周りの部分がめり込んでしまい、元の位置に戻らなくなることがあります。
見分け方としては「ノズルの噴霧口の位置がやたら低い」「ノズルを押そうとしてもほとんど押せない」といった状態であれば、ノズルがめり込んでいる可能性が高いです。
今回、私はこの壊れ方をしたので、後程詳しく直し方をお伝えしますね!
パターン別、香水スプレーの直し方
1.ノズルが折れた場合の直し方
ノズルが折れた場合は直らないので、香水を取り出して、アトマイザーに移すほかありません。
香水のノズル部分はスクリュー型とカシメ型(はめ込み型)の2種類に分かれています。
香水用のアトマイザーに取り出すのが良いかと思いますが、ガラス製のものなど、香水に対応しているスプレー容器であれば、そちらに移すことも可能です。
具体的な方法は、こちら↓の記事に詳しく画像付きで載せていますので、参考にしてくださいね!
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2.ノズルが詰まった場合の直し方
「詰まり」を疑った時は、まずはノズルキャップを外してみて、細い綿棒などで掃除してみてください。
それでも直らない場合はスプレー装置内部の詰まりかもしれません。
その場合、スクリュー型なら直せる可能性があります。
カシメ型の場合は、残念ながら直せないので、「1.ノズルが折れた時の直し方(上の項目)」と同じ様に香水を取り出しましょう。
(スクリュー型、カシメ型の違いについても上の項目に載っています。)
- ノズルを取り外す。香水ボトル本体はラップで封をして、揮発しないようにする。
- 洗面器などにぬるま湯(できれば精製水を使う)を入れる。
- ②の中にノズル全体を入れて、30回ほどプッシュする。
- お湯の中でスムーズにプッシュできるようになったら、取り出して空中でプッシュし、ノズルストローに入っているお湯と、ノズル内部に残っているお湯を取り除く。
- 完全に乾いたら、再び香水ボトル本体に取り付けて完成。
ぬるま湯を使うことで、固形物が溶けやすくなります。
また、ノズルを香水本体に戻す前に、必ず水分を完全に取り除いてください。
そうしないと香水の香りが大きく変わってしまいます。
水道水は色々な不純物を含んでいます。
ノズルを洗うことで、水分を取り除いてから元に戻しても、香りはどうしても変わってしまいます。
(水道水ではなく精製水を使えば多少マシかもしれませんが…。)
実は私、以前この方法で治したことがあるのですが、その時は正直「香りが悪くなった!」みたいなことも無かったんですよね…。
ちなみに『【香水を再利用】アイデア色々&ディフューザーの作り方、ノズルの外し方』の記事でも登場する、バーバリーのベビータッチです。
なので、一応こちらでもご紹介していますが、本当はノズルを直すよりアトマイザーに取り出す方法のほうが良いと思います。
ただ、ボトルそのものに思い入れがあったり、どうしても移し替えたくない場合はこの方法を試してみてくださいね。
3.ノズルがめり込んだ場合の直し方(シャネル、チャンスの実例)
ノズルがめり込んで動かなくなった場合は、その部分を引っ張り出すことで、簡単に直すことが出来ます。
私のシャネル、チャンスの香水ボトルも、このパターンでスプレーが動かなくなりました。
この場合、修理に必要なものは「ラジオペンチ」と「ガーゼや薄手のハンカチ」だけです。
- ノズルキャップを外す。
- ノズルの先端部分にガーゼを当てて、ラジオペンチで優しく挟む。
- ゆっくり力を入れて、上向きに引っ張る。
ガーゼ等の薄い布を当てることで、ノズルを傷つけるのを避けることが出来ます。
無理に引っ張ると、ノズルが折れてしまうので、必ずそっと優しい力で、少しずつ引っ張るようにしてください。
また、左右に揺することも折れの原因になりますので、揺するのではなく上向きに力を入れるようにしましょう!
実際に直した時のビフォー・アフターを写真で確認してみると、このような感じです。
こちらが直す前の状態↓
直した後はこちら↓
アフターの写真では、ノズルキャップを付けた時にしっかり噴霧口が出ています。
ノズルを押すとスムーズに動いて、元通り直すことが出来ました!
(でも一度めり込むと”クセ”になるので、使う時に斜めにスプレーを押さない等ご注意ください)
◆スプレーが直らない場合は、こんな活用方法もありますよ!
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まとめ
今回は、香水のノズルスプレーが押せなくなってしまったときの直し方についてお話ししました。
直せる壊れ方もありますが、どうしても直せない壊れ方もあります。
今回は無事に直すことができましたが、もっと丁寧にプッシュしていれば壊れることもなかったかもしれません。
大切な香水たち、扱い方についても見直してみようと思いました。
香水のノズルスプレーが押せなくなってしまった方は、ぜひ参考にしてみてくださいね♪